犬の心身にかかるストレスの原因とストレスを解消する方法
確かに目にはっきりと見え
理解できる概念ではありません。
しかし心に不快を抱えると
徐々に体にも影響します。
人間にとってもある種の現代病
とも言える、ストレスですが、
余計なプレッシャーを抱え込むと、
心身に徐々に悪影響を及ぼします。
人間は過度のストレスがかかると、
様々な身体や心の病気を発症します。
これは犬にとっても同じです。
なので犬にかかるストレスを
解消する方法をしっておきましょう。
過度のストレスと言うのは、
人間だけでなく犬にも
悪影響を与えます。
しかも犬は人間と違って
しゃべることができないので、
一体何がストレスなのかを
具体的には教えてくれません。
ここでは遭遇する事の多い
犬のストレス源となる要因
そしてその解消法を
いくつかあげてみましょう。
犬のストレスの要因:その1.
・狭い場所であまりにたくさんの犬を飼う
飼い主が犬を見守る上では
屋内飼いがオススメと前に紹介しましたが、
極度に狭い範囲で、しかも
多頭飼いをする人がいますが、
お店で出会って衝動買いしてしまったとか、
拾ってしまってそのままズルズルなど
理由は様々です。
しかし限度を超えた密度は結局
ストレスですべての犬を不幸にします。
犬を愛する気持ちがあるからこそ、
自分の限界も見極める
ことが愛情にもなるのです。
解消法はあくまでも目安ですが、
小型犬の場合6畳に3頭、
大型犬の場合8畳に2頭が限界でしょう。
また最初から狭いのであれば、
犬も自分の環境はそういうものだと
考えるようになりますが、
もともと広い場所にいた犬を
狭い場所に閉じ込める場合は
さらなるストレスになります。
広い環境で過ごせれば理想的
なことは言うまでもありません。
犬のストレスの要因:その2.
・飼い主が昼間不在になり誰もいなくなる
昼間に家族が全員仕事や
学校に行ってしまい、
世話をする人がいない家庭は
犬にとって寂しいだけならともかく
事故や体調不良への対応が
遅れがちにもないます。
これを解消するために
世話が行き届く、手に負える範囲で
犬の世話をするようにしましょう。
犬は基本的に
寂しがり屋と考えましょう。
群れを作って仲間とともに
行動する生き物なのです。
飼い犬にとっての仲間は家族です。
家の中で飼って、少しでも
長く一緒に過ごす時間を
とってあげる事が大切です。
人間と距離の近い、
愛玩動物である犬の場合、
人と一緒に楽しむ時間が
絶対に必要なのです。
家の中での安心と、
散歩という野生の感覚
このメリハリで、
ストレス解消になります。
犬のストレスの要因:その3.
・同居動物からの暴行を受ける
同居動物から暴行を受けた犬が
ストレスを受ける事があります。
しかも上位なる犬は必ずしも
公明正大な性格とは限らないので
己の支配欲もしくは
飼い主の愛情を独占するために、
下位となる犬を徹底的に
いびり倒すケースもあります。
飼い主の教育がうまく行けば良いのですが、
24時間見張っている訳にも生きません。
あまりにもひどい場合は解消法として
犬の生活エリアを1階と2階に
分けるなど家庭内別居もお勧めします。
犬のストレスの要因:その4.
・飼い主からの虐待を受ける
当然ながら飼い主さんのいじめや虐待は
犬にとってストレスになります。
残念ながら犬を殴る飼い主もいます。
不当な迫害によるストレスは
極端に攻撃的な性格や
あるいは臆病で扱いにくい
性格を生んでしまいます。
また内分泌系のバランスが崩れ、
副腎の機能が極度に
低下する病気にかかる事もあります。
これは生涯高額の投薬が必要となりますし、
こうした飼い主は犬を飼う資格はなく、
知人の譲渡などをお勧めします。
これはストレス解消の余地のない
最悪の行為と言えます。
…
飼い主が元気に幸せに生きることは
犬にのメンタルヘルスにとって
最高なのは言うまでもありません。
飼い主さんが元気にストレスに
負けずに過ごすことを忘れず、
犬との生活を楽しみましょう。
そして以上のようなストレス源と
その解決策を理解してあげて、
犬のメンタルケアも大切にしましょう。