正反対の性格、自分と違うタイプと付き合う成長のメリット

さて、

これまで私たちはそれぞれ
得意とする心理機能が異なる
という話をしてきました。

そんなそれぞれの機能をいかに
開発し成長させるか。。

今後詳しく紹介していくつもりですが、

まず日常生活の中で手っ取り早く
心理機能を鍛える方法として有効なのが、

自分と違うタイプの人と仲良くし付き合う

ことです。

自分と似たタイプの人と付き合うのは
お互い分かり合いやすいので
楽ですしスムーズです。

しかし、

それはなかなかお互いに発見がありません。

自分の主機能と同じ主機能を
使う人と付き合っても、
学びは少ないのです。

しかし例えば、

自分の劣勢機能にあたるものを
主機能として持っている人と
仲良くしたら、

大きな成長のメリットがあります。

特に恋人同士であれば
コミュニケーションは大変でしょうが、
その分気づきが大きいはずです。

自分とは全く違う発想を持つ人と
なんとかわかり合おうと努力することで、

自分自身の主機能以外の機能が
少しずつ掘り起こされていくからです。

さらに、

お互いがこの心理機能理論を理解し、
俯瞰してお互いの長所短所を認識し、
乗り越えようとするならなおさら良いでしょう。

それができないからこそ、

人間関係は摩擦が多いのです。

例えば、

思考が主機能の男性と
感情が主機能の女性が
恋人同士だったとします。

ある日二人でいるときに
男性は「ゴホン」と咳をしました。

感情型の女性は恐らく

「あら、大丈夫?」

などと声をかけるでしょう。

彼女にとって相手の状況に即した言葉がけは
空気のように自然なコミュニケーションです。

「大丈夫?」と声がけすることが
「私は今あなたを気遣っていますよ」
とサインを発しているのです。

ところが、

思考型の男性は恐らく

その大丈夫という言葉を気遣いでなく
現状認識の方法だと捉えてしまいます。

「体大丈夫、風邪引いたんじゃないの?」

と確認されたと思うのです。

つまり思考型の人にとっての声がけは
感情の共有のために用いるのでなく、
理論や意味を確認する道具なのです。

つまり、人は自分のフィルターを通じ、
相手の言葉も認識しますから、

「大丈夫?」という問いに対して、

「あなたの状態は大丈夫ですか?
ダメなんじゃないですか。」

と問われていると受け取るわけですから、

「ちょっと咳しただけじゃないか。
大丈夫だよ。風邪じゃないよ。

具合が悪ければそういう言うよ。
いちいち嫌味を言わないでくれ」

と言う気持ちになり、
ネガティブに受け取るのです。

つまりこの両者には
ミスコミュニケーションが発生しています。

感情タイプの女性が

相手を思いやって発した言葉を

思考タイプの男性が

現状確認して隙を突いてくる言葉

と捉えてしまうことになります。

つまり二人の性格の違い、
主機能としてメインに使う心理機能の違いから
小さなすれ違いを起こしてしまうのです。

小さなすれ違いが大きくなり
やがて大げんかに発展するかもしれません。

だからこそ、

この性格心理学を学ぶことは大事なのです。

先酷の逆のパターンを考えてみましょう。

感情が主機能の女性が、
今度はくしゃみをしたとします。

彼女はくしゃみをした自分に気遣い
彼に「大丈夫?」と一言言って欲しい
と思っています。

けれど思考型の男性にとって
「大丈夫?」と言うのは皮肉っぽう問いかけですから、
それを言葉に出すことはしません。

そんな時は現状確認の言葉がけをしますから

「部屋が寒いのかな」
「この部屋ほこりっぽいな」

などと言うでしょう。

そんな言葉に対し彼女は、

「恋人への気遣いもできない
なんて冷たい人なんだろう」

と感じてしまうわけです。

そして彼女は不機嫌になります。

その態度に思考型の男性は

「くしゃみの原因を追求してあげた。
これほど思いやりのあるケアはないのに
何が不満なんだ。よくわからないよ」

と解せないイライラが募ります。

こうして二人の間にまた
摩擦が生じてしまうのです。

そうです。

心の中ではお互いに気遣っているわけです。

でも出した言葉の解釈が違えば
それぞれ感じ方が違ってしまうのです。

たった1つの「大丈夫」と言う言葉でさえ、
性格の違いによってその意味に
これほどまでに大きな違いが出るのですから。

こうした小さな誤解は我々の社会に
あちらこちらに膨大に発生しているのです。

本来なら愛ある人間関係が
ちょっとした誤解によって傷つく、

こうして離別、喧嘩が発生するのです。

ではどうすれば良いのでしょうか?

お互いに相手の性格と反応を理解することです。

やはり性格心理学を学ぶことにメリットがあります。

自分が思うこと、考えること、話すこと、行動すること。

その過程は相手に当てはまりません。

でも興味深いことにそこにはパターンがあるのです。

それを見出したのがユングさんです。

性格心理学を知り、
正反対の性格、自分と違うタイプと
付き合うことで相手を理解できます。

コミュニケーションが上達するのです。

まさに心の成長です。

先ほどの例で言えば、

主機能と劣勢機能が正反対のカップル。

お互いの性格と反応が理解できれば、
傷つけ合うこと、愛情に亀裂が入ること
避けることができます。

彼女の「大丈夫?」の一言がいたわりの言葉であること。
彼の原因究明も自分なりの思いやりであること、

その愛情がお互いに伝わったならば
二人の愛情もより深まるはずです。

こうした行き違いが生じたときに
「お互いを理解したい」という意識が
恋愛関係の二人にはより強く働くはずです。

相手の気持ちが自分から離れそうになったとき

「話し合って気持ちを取り戻したい」

と思い、その努力を行うはずです。

でもこれまでその努力も空回り…だったかもしれません。

でも性格心理学を知れば、

自分の劣勢機能が相手の主機能である、

そんな相手と恋愛をすれば、
自分の心理機能を鍛えるためにも
大変有効な手段となります。

全ての心理機能が磨かれ
完成された人格に近づけるのです。

行き違いを通じて自分の劣勢機能をお互いに理解し、
自分の機能として使いこなせるように吸収する。

それが正反対の性格、自分と違うタイプと
付き合う成長のメリットなのです。

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