正反対の性格タイプに憧れるが不自然、自分らしくいる方が自然

前回ユングの提唱した性格タイプの
外向型と内向型という分類を紹介しました。

人には、自分と正反対のタイプに憧れたり、
正反対のタイプになりたいと望む心理があります。

例えば、

内向的な人が

「もっと積極的にフレンドリーになり、
誰とでも仲良くなれば人生は楽しくなるはず!」

と考え身近な社交的な人を
真似して振舞ったとします。

が、内向型の人がいきなり
フレンドリーな外向型のキャラで
振る舞おうとすれば、

わざとらしくなり、
ギクシャクした感じになります。

もともと自分の中にある性質でないので
非常に不自然となり、

逆に人が遠ざかったりします。

人が集まった中で浮いている人を
たまに見かけますが、
まさにあの感じです。

自分らしくない方が周囲から
受け入れられず、帰って傷ついたり
あとでどっと疲れが出てしまうのです。

つまり、

自分にとっても他人にとっても
良い振る舞いとは言えません。

逆に外向的な人が、

「私も自分の意見をしっかり
持っている人だと思われたい!」

と、憧れてしまいいきなり
そのように振舞ったとすると、
やはりうまくいきません。

普段、朗らかで協調性が高い
共感する会話をする外向型の人が、

急に自分のことについて
突き詰めて考え込んでしまうと、

不用意に他人を傷つけたり、
自分も深く落ち込んでしまうのです。

今まで明るい性格だった人が
外交から無理やり内向に変えようとすると、
それが行きすぎてうつ状態になることもあります。

これもやはり、
自分のためにも他人とためにも
良いこととは言えないでしょう。

自然な状態で、健康的に人生を生きていくためには、

まずは自分が内向型か外向型か
どちらのタイプかを見極めること、

そして無理をして正反対のタイプを
演じようとしないことが大切なのです。

(ただし、ユング性格心理学の極意は
最終的に内向と外向のどちらも切り替える
能力を持つことにあります。

それにも深い理論コツがいるのですが、
今後詳しく解説していきます)

大切なのは、自分らしい生き方をすることです。

世の中には、

「1人きりでいるのは良くないこと」
「誰とでも仲良くして友人が多いのは良いこと」

とする風潮が強くあります。

そこに惑わされて欲しくありません。

もちろん人間は社会的な動物ですから、
他者とコミュニケーションが
取れないと生きていけません。

他者との関わり合いは重要です。

が、それは一律なやり方ではないのです。

外交には外向の内向には内向の
さらにそれぞれの性格ごとに
適切なコミュニケーションがあるのです。

しかし社会風潮というのは得てして

「コミュニケーション上手の人が人間性も優れている
そして明るくフレンドリーな性格が正しいのだ。」

という安易な図式になりがちなのでしょう。

けれども人の性格には本来
他人にオープンになりやすい性格と
そうではないタイプがいるのです。

そうでない人を「能力が劣っている」
と決めつけてしまうことはできません。

「誰とでもすぐ仲良くなれる人」もいれば

「誰とでも打ち解けるよりも
少人数と深く付き合っていく方が向いている人」
もいるのです。

こうしたそれぞれの個性を大切にすることが
よりその人らしく生きていけるコツなのです。

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