性格を内向型と外向型で心のエネルギーの方向性で分類したユング

さて、

様々なプロセスを経て研究に行き着いた
ユングの性格の分類基準ですが、

まず理解すべきなのが、

内向と外向という2つのタイプです。

これは私たちにも分かりやすいでしょう。

ただ、内向と外向といえば、

性格の明るさ暗さを示すように感じますが、
ユングの定義するものは
これとは少し違います。

ここでいう内向型と外向型は、

自分の興味や関心がどちらに
向いているかの違いを指しています。

内向型は、

興味や関心が自分自身の内側に向かっている状態です。

外向型は、

社会や自分以外の他人など
自分の外側に関心や興味が強く、

それを基準にしている状態です。

内向型の性格の人は、

周囲の人や起こっている事柄に
あまり強い反応を示しません。

それよりも自分の中にある
価値に照らし合わせたり、

「自分がどう思うか」
でその対象を判断します。

行動を起こすきっかけや
そのエネルギーとなるのは、

自分自身の内側から生じるものであり、
様々な経験を通じて反省したり
閃いたりすることが、

次に起こす行動のきっかけとなるのです。

それに対して外向型の性格の人は、

外部に対して心がオープンな状態です。

周囲の人々や事柄そのものを
受け止めるのです。

様々な人間関係や社会的状況などから
受ける刺激がそのまま活動を促す
エネルギーとなるので、

他者からの影響に強く左右されます。

心のエネルギーの方向性として
内向型と外向型の特徴をざっくりと
まとめると以下のようになります。

内向型の特徴

・相手からの働きかけを、
自分の主観的な捉え方、考え方
に基づいて行動を決める。

・外から受ける刺激に対して、
常に自分なりの価値観で判断をする。

・周囲の状況より、自分の
感じた感覚や感情の方を重視する。

・一人で行動したり、
楽しんだりするのが好き。

・物事に集中すると、思いがけない
パワーを発揮して取り組む。

・初対面の人や、あまり親しくない
人と接するのが苦手である。

・思い込みから周囲の人と
ズレた反応、偏った反応をしてしまう。

・自己中心的になり、相手に対して
支配的に振舞ったりすることがある。

外向型の特徴

・相手からの働きかけに対して、
影響を受けやすく順応しやすい。

・外部から受ける刺激を、
そのまま受け止める。

・1人でいるより、
誰かと交流するのが楽しい。

・周囲の人と協力したり、
意見を取り入れたりして成果をあげる。

・初対面の人ともすぐに打ち解け、
誰とでも親しく振る舞える。

・周囲の影響を受けすぎてしまい、
自分の感覚より優先してしまう。

・周囲の要求や期待に
過剰に反応してしまう。

・物事を表面的に捉えがちで
深く考えないために失敗する

こうして見てみると、

どちらのタイプにも長所と短所が
あることに気づきます。

これは文化的、時代的、社会的、
性別などでも違いがあるでしょうが、

よく外向的な方が明るくて社交性がある
「良い性格」と捉えられがちですが、

どちらのタイプが良い悪い
というものではないのです。

また、単純に内向型の人は大人しくて暗い、
外向型の人は明るくて活発化

と言えばそういうわけではないのです。

確かに内向型の人はさほど
活動的ではないように見えます。

だから周りから見れば、
誤解をされるのかもしれませんが、

一人で静かにお茶を飲んでいても
内面が鬱っぽく、落ち込んでいる…のでなく、

内面的には楽しく、明るい気分でいる
という人もいるのです。

逆に外向型の人の中には、
過剰に周囲に反応しすぎて、
内面がおろそかになる人もいます。

「自分の周りは敵ばかり」
という気持ちになり、トラブルを
起こしやすくなってしまう人もいます。

また、内向型が周囲の影響を
受けにくいといっても、

特定のあることに関しては
非常に繊細に反応する人も多いため、

相手の言葉に敏感に
傷ついてしまうこともあります。

反対に外向型の人はいつも
外部からの刺激に反応したり、
働きかけたりしているので、

少々ネガティブなことを他人から言われても、

その後に来たポジティブな情報にまたすぐ
反応して、ケロッとしている、
傷つきにくいという面もあります。

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