性格を作る脳の部位、心の習慣は生まれつきか育った環境か

心の癖、習慣となっている動き、

つまり、

性格というのはどのように
形成されるのでしょうか?

人の性格は、生まれつき
決められたもののように
思っている人も多いでしょう。

もちろんその生まれ持った
要素もあるでしょうが、

それ以上に大きいのが環境
という要素と言われています。

どんな環境の中で育ち、
物事をどう捉える癖が
ついているか、

性格を形成する大きな要因
となっているのです。

最近では脳科学の進歩によって
性格の形成には脳の前頭前皮質と
扁桃体の連携が大きく関わっている
ことが分かってきました。

前頭前皮質というのは、

思考や意思決定、行動
などを司る働きがあり、

いわば脳の司令塔ともいうべき部分です。

そして扁桃体は
感情表現について影響の強い役割を持っており、

この双方のスムーズな連携が状況にあった
判断や行動を促すように指示を出しています。

だからこそ、
生まれつきどんな脳が発達するかで
性格も変わってくるのでしょう。

しかし、

この連携を育むのもやはり環境なのです。

例えば、何か新しいことが
起こった時に家族が

「あー怖い」「なんだか嫌だ」

という拒絶的な反応をする家庭に育った子供と、

家族が

「これはなんだろう」
「これは新しい経験だ、面白そう」

という反応を示す家庭に育った子供では、

未知の出来事に接した時の対応が
違う性格に育っていきます。

前者の子供は未知のものに出会った時、

まず不安や緊張を覚えるように習慣化されます。

そして初めて接する人やもの、
場所に対して警戒して引っ込み思案になる癖がつき、

そうした状況に消極的な性格が作られやすくなります。

後者の子供の場合は反対に、
未知のものに対して肯定的なイメージで捉える環境にいるため、

この子自身も新しいものへの
不安や緊張を感じない癖がつきます。

その後、新しい出来事に出会った時に
それを前向きに捉えるようになり、

自分から積極的に踏み込んでいける性格になるでしょう。

前者の子は成長すれば

「あの人は消極的でおとなしい」

という印象を周囲に与えるでしょうし、

後者の子が成長すれば

「フレンドリーで明るくて積極的な人だ」

といった印象を与えるでしょう。

その背景には、それぞれに
長い時間をかけて作られてきた
心の働き方の習慣やパターンがあるのです。

つまり、

それこそが性格なのです。

性格というのは、このように
生まれつきのものというだけでなく

後から作られる部分も
非常に大きいというわけです。

例えば同じ映画を見ても

「主人公の深い愛情に心を打たれた」

と感じる人もいれば、

「あの舞台の街の景色は素晴らしかった」

という感想を持つ人もいます。

こうしたものの捉え方は、

心の習慣となっているのです。

そしてユングの提唱する性格の
タイプ分けというのは、

この心の習慣、癖を把握することで
分類の根拠とするものです。

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