ユングの見出した言語連想実験とコンプレックス、性格の関係

心という謎めいたものを
真剣に解明しようとしたのがユングです。

心の健全性が重視される
現代社会こそ、彼の考えに詳しく
触れることが重要でしょう。

さて、

誰しも心の中に、他人に
触れられたく無い部分があります。

あることが心にひっかかってしまい、
否定してしまったり、なぜか
気に入らなくて腹たったり。。

他人から見れば理解しがたいことも
なぜか自分の中で暴発することがあります。

ユングはこうした現象を
言語連想実験という研究を通じ
発見するのです。

そしてその感情をコンプレックス
と名ずけました。

中でも自分にないものに対して
理不尽な怒りや不快感を感じるものを
劣等感コンプレックスと呼びます。

例えば、

有名な事例が学歴コンプレックス。

学歴が低いことを気にする人が
高学歴の人に対して、

「自分はああなれない。。」
「あんな優秀な人になりたい」

と感じるのは単なる劣等感ですが、

そこに悪意が混じると。

「あいつは学歴が高いだけで
どうせ使い物にはならないよ!」

「いい大学を出ているからって
態度が偉そうで気にくわない奴だ」

など、根拠もなく
否定したり悪感情を持つのが
劣等感コンプレックスです。

つまり、

その人ではなく、

その人の学歴に対して触れられたくない
痛みを抱えているために、

その人自身を否定してしまうのです。

こうした感情は誰にもあるものですが、
自分の心の中にこうした感情があることを
誰もが認めたくないものです。

つまり、

こうした矛盾を心の中に持つわけです。

そして認めないままでいると
シャドーとしてその感情は
重苦しく心の中を支配していきます。

このコンプレックスは性格とも関連し
そしてあるきっかけで暴発します。

そのことに囚われすぎて
物事にうまく取り組めなくなったり、

本人は普通でいるつもりでも、
周囲から見ればコンプレックスに
関連する事柄への態度がおかしくなるなど、

心理的に均衡を欠いた状態となるのです。

面白いもので、こうした状態で出る
行動も性格によってパターンが決まるのです。

では

ユングの発見したコンプレックスと
どう付き合うべきでしょうか。

まずは、

自分の中にあるコンプレックスを
認めることです。

そしてコンプレックスごと自分を受け入れ、

努力をして克服したり、
それ以外のことで自分を磨き
自信をつけるなどプロセスを経れば、

そこから自由になれるのです。

これは快適でいきやすい人生を作る
重要なステップと言えるでしょう。

しかし、

これも以前お伝えしたように

周囲の社会が作り出すステレオタイプにより
自分らしい生き方ができなくなっている。

うまくコンプレックスと付き合えない
状況を作っているのです。

また自分を正しく理解していないため
劣等コンプレックスが生まれることも
しばしば起こります。

その人と独自の物事へのこだわり、
考え方の基準などが周囲の近親者に
理解されないため

「あいつはワガママだ」

などと否定的に捉えられることがあるのです。

つまり、

自分の性格、個性を

「これはワガママだから表に出してはいけない」

と押さえつけてしまうために
自分自身を否定してしまい、

本来の自分とは正反対の生き方を
選んで苦しんでしまうこともあるのです。

こうした人は、本来の自分を
否定することに慣れてしまい、
自分の性格が何か理解しにくい傾向にあり、

性格心理学を学んでも自分がどんな
タイプかなかなか見出せなかったりします。

いずれにせよ、

言語連想実験によってユングの
見出したコンプレックスですが、

劣等感コンプレックスもまた、
自分を素直に受け入れると楽になるのです。

そしてやはり、

そのために本来の自分の性格を
誤解なく知ることが大切なのです。

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