ステレオタイプ的な幸せ、自分にとっての幸福が分からないで苦しむ

自分のことを分かっていない人が、
苦しい思いをしてしまう大きな原因が、

勘違いした幸せを求めている

と言えるでしょう。

他人に自分の幸せを惑わされている

と言えるかもしれません。

私たちの考える幸せの状態には、

ステレオタイプ的なものが
非常に多いのです。

皆似たような幸せを追い求めるのです。

ここには問題があります。

ステレオタイプというのは、

1つの属性の特徴を一括りに
決めつけてしまう心理作用のことで、

人はこれによってよく間違った
レッテルを貼り付けてしまうことがあります。

例えば、

私たちが考える良い人生、
幸福な人生というのは、

以下のようなものではないでしょうか。

・友人をたくさん作り、
毎日賑やかに暮らすこと。

・明るい性格で外見も魅力的な
異性と恋愛をすること。

・憧れの職業につき、忙しく
やりがいのある仕事をすること。

・いい大学を出て、一流企業に勤め
順風満帆に出世すること。

・起業し社会的に成功し、
お金持ちになり裕福に暮らすこと。

女性であればここに、

高収入の男性と結婚し、
安定した生活を送ること。

男性であればここに

・たくさんの女性にモテて
たくさんの彼女を作る

といったことも加わるかもしれません。

いずれにせよ、

こうした人生を送ることを
目標に努力を重ねる人も
少なくないでしょう。

しかし、

本当に誰にとってもこれらが
良い状態、幸福な状態だと言えるでしょうか。

確かに社会的には、

幸福な人生だと見なされていますが、

こうした人生を送れれば、
皆が同じように幸福感を
味わうことができるでしょうか。

そんなことはないと、多くの人の
相談に乗ると分かってきます。

受験戦争に打ち勝ち、
誰もが羨む一流大学に入学し、

両親、親族一同誇らしく思っていたところ、
不登校になってしまう人。

自分を磨き一流企業に入ったものの、
出征競争の中で自分を見失い、
うつ状態となり入院してしまう人。

社会的地位も高く、いわゆる3高の
夫のそばで何不自由なく暮らすものの、

心が不安定となり我が子を
虐待してしまう人。

など周りから見れば
とても恵まれ幸せそうに見えるのに、

苦しい状態を抱え、
心理カウンセリングを受けたり、
ストレスに押しつぶされる人、

たくさんいるのです。

彼らに共通するのが、

自分にとっての幸福が何か?

分かっていないことです。

これは現代社会の特徴かもしれません。

情報化時代、誰もが似たような
情報をテレビやネットで見聞きします。

そして

ステレオタイプ的な幸せ=自分の幸せ

と勘違いしてしまうのです。

自分がどういう状態で生きていれば
本当に快適なのか、

幸福感を感じることができるのか、
きちんと理解しないまま
型通りの幸せをつかめば、
それが人生の成功だと信じてしまうのです。

しかし、

苦労していい大学に入っても

そのために耐えられないほどの
ストレスを受けてしまえば、

そこで燃え尽きてしまうでしょう。

学校に入ることがゴールになり、
その後、何をしていいか分からなくなる。

また、校風が本来の性格に
合わなかったり、

本当に学びたい学問ではない
学部に入ってしまえば、

通学は困難な精神状態になり、
やがて引きこもってしまうのも
無理はないことです。

一流企業に入り、出世競争に打ち勝つ…

そんなステレオタイプを信じ
入社した人は、

本当は人との競争は好きではなく、
ゆっくりマイペースで生きるのに
向いている人かもしれません。

そんな人が無理に競争すれば
うつ状態になるのも時間の問題でしょう。

地位もお金もある夫の下にいても
少しも幸せでない妻は、

本当は金銭的なゆとりよりも
時間的にゆとりのあるパートナーが
人生に必要だったかもしれません。

このように、

自分が実際には何を必要としているのか、

どんな状態が幸せなのかが
分からないまま、

誤った選択をしてしまう人が多いのです。

ここで、

性格心理学を学ぶことで、
自分の理解を深めることができます。

自分自身の性格や特質と
正面から向き合う機会は
普通に生きていれば少ないでしょう。

ぜひ性格心理学を本当の自分を知る
きっかけにしてほしいと思います。

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