特殊な父親、母親の元、人の心に向き合いユング心理学を確立

スイスの心理学者であり、
精神科医の

カール・グスタフ・ユング

人間の心には無意識の領域の働きがある、

と説いた深層心理学の研究者でした。

彼の境遇を見てみると、

厳格な牧師である父親、

エキセントリックな霊能力者の母親

という特殊な境遇で育ち、
幼い頃から不満や屈折を抱え育ったそうです。

高圧的で不機嫌な父親、
風変わりな母親は不仲であり、

家庭的な暖かさに恵まれなかった
そうですが、

これが逆に心理学者としての
特質的な観点を持つようになった
要因にもなっていたでしょう。

特にユングの母親は
明るく振舞っていたかと思えば
人が変わったような調子でお告げをする

そんな人物だったそうで、

彼はこうして母親の影響を強く受けた
人間観を備えるようになるのです。

こうして成長したユングは、

「一人の人間の中には
いくつもの面があり、

本来その人は環境など様々な条件によって
抑え込まれている場合がある」

と考えるに至るのです。

まさに性格学の本質を
捉えていったのでしょう。

さらにユングは、

自分自身との対話を繰り返しながら、
対話を通じて人の心を理解しようとし、

ユング心理学を確立していくのです。

ユングは、精神科医として
患者との一対一の対話を基本とする
心理療法を行い、

患者の心の内面と向き合うことを心がけました。

そして、

夢分析や箱庭療法など
現代の臨床心理の現場でも重要な役割を
担う両方へとつながっていきました。

このような

「人の心の内面と正面から向き合う」

という彼の努力こそが、

現代の私たちにとっても、
自分を知るための大きな手がかり、
そしてヒントとなっているのです。

私たちは、自分以外の誰かと
理解を深めようとする際、

相手と向き合い、対話しようと試みます。

そしてお互いに自己開示を重ねながら、
相手の実像を掴もうとします。

話もせずに表面的な情報だけで
相手の本当の姿を知ることはできないと
誰もが知っています。

それがコミュニケーションの原則です。

では、

自分自身を理解するために、
自分の内面との対話を十分に行っている人は、
どれくらいいるでしょう。

おそらく他人との対話の半分も
行われていないのが現状のはずです。

多くの人は自分のことは
自分が一番よく分かっている。

と信じているからこそ、

改めて「自分はどんな人物か」と
振り返ることは少ないのです。

しかし、、

自分のことは自分がよく分かっている、

というその認識は、実はなんの根拠もない
思い込みに過ぎないことが多いのです。

むしろ、身近にいる周囲の人々の方が、
当人よりもその人のことを正しく
理解しているケースが多いのです。

あなた自身、身近な誰かについて

例えば、

「あの人はいつもこれで失敗する。
自分を分かってないな。。」

などと思った経験があるのではないでしょうか。

このように、

自分のことをほとんど分かっていないため

一生懸命生きているのに
苦しい思いを抱えてしまう人が
とても多いのです。

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