幼児体験が性格を形成する、ホーナイの性格・要求タイプ

ホーナイは1996年ドイツ生まれ、

ベルリン大学で医学を修め、
1918年から1932年まで

ベルリン精神分析研究所で
精神分析学を研究しました。

1932年にアメリカに渡り、
シカゴ精神分析研究所に2年間おり、

その後、1934年に
ニューヨークに行って、
そこで臨床の仕事に携わります。

ホーナイはフロイトの
正統的精神分析に早くから不満を抱き、

仲間と一緒にアメリカ
精神分析協会を発足させ、

また精神分析研究所を創設します。

ホーナイのタイプ論は、

幼児体験の総体が性格を形成する
という立場に立っています。

そのためタイプを素質的なものとは考えず、
生得的なものとは認めていません。

ホーナイは人が人間関係(特に幼児期)
において障害を受けると、

その障害を取り除くために、
種々の要求や行動を表すといい、

それを以下の10の要求の
タイプにまとめています。

1:愛情と承認への要求タイプ

他の人々を称賛したいとか、
他の人々の期待に添いたいと
強く希望します。

そのため、他人から拒否されたり、
仲違いになる事に対しては敏感です。

2:仲間を求める要求タイプ

これはいわば寄生動物的であり、
愛を過大評価し、一人ぼっちで助ける者もなく、
ただ一人取り残されることを極度に恐れます。

3:狭い枠の中に自分の生活を
制限したいという要求タイプ

このような人は要求や喜びが少なく、

目立たないでいることを好み、
何より慎しみ深いことで満足します。

4:力への要求タイプ

自分より強いものに対しては
賞賛を惜しまず、

弱者に対しては軽蔑します。

また、知的業績や優越感情を持って、
他の人々を支配したいと思う場合もあります。

5:他人を利用したいという要求タイプ

他人を自分の利益のために搾取したり、
利用したいという気持ちが強いです。

6:名声への要求タイプ

人の自己評価は、みんなの承認によって
決められると考え、名声を求めます。

7:自己顕示の要求タイプ

自分を過大に見せ、全てを誇張します。

8:実力を高めたいという要求タイプ

何事もベストを尽くしたいと願い、
また心の底にある不安から、

自分の業績をより大きなもの
にしたいと願います。

9:自分が他社から孤立したい
要求タイプ

他の人々との暖かい満足すべき関係を
保つことに失敗した人は、

他人から逃避し、誰とも絆を保つことを拒否し、
たった一人ぼっちでいるようになります。

10:完全さと要害堅固への要求タイプ

誤りを犯すことを恐れたり、
他の人々から非難されることを恐れて、

自分を完全で絶対正しいものにしようとします。

ホーナイは、後にこの
10の要求タイプを

1:依存型(同調要求)
2:攻撃型(対立要求)
3:離反型(回避要求)

の3つのタイプにまとめています。

1:依存型

他人の方へ動くタイプで、

いつも他人に頼ろうとし、
他人の愛情を是認を求めます。

他人の感情に敏感で同情的であり、
また愛情に報います。

攻撃性や反発心は抑圧されています。

2:攻撃型

他人に対して動くタイプで、

常に他者と競争し、自分が優位に立とうとします。

自我が強く、現実的であり、
精力的でもあります。

愛情や孤独感は抑圧されています。

3:離反型

他人から離れるタイプで、

他人との間に常に一定の距離を保ち、

愛情、競争など、自分一人の
世界の平穏を乱す恐れのある、

一切のものから身を避けています。

思索的で、時に独創的であり、
愛情と攻撃性とは抑圧されています。

・・

ホーナイの性格タイプ論の特徴は、

いずれも個人において混合型を認め、
さらに年齢、環境によって種々に
変化することを考慮に入れて、

性格の形成に遺伝的なものの
関与を拒否していることにあります。

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