外向性と内向性を測る性格特性、外部の刺激に対する感受性

仕事や勉強をするときの
ことを考えてみましょう。

何人かで集まってグループを作り、
議論や相談をしながら仕事や勉強を
進めるのが好きでしょうか。

それとも1人で黙々と作業を
進める方が好きでしょうか。

またグループで作業をする
状況をイメージしてください。

グループの先頭に立ち、
メンバーを取りまとめて指示を出す
立場になりやすいでしょうか。

あるいは指示を受ける側に
なりやすいでしょうか。

イメージは人それぞれでしょうが、

1人よりもグループでの作業を好み、
リーダーのような立場になりやすいというのは、
外向性が高い人に多く見られる特徴です。

そんな外向性を表現する単語は、

「活動的」「積極的」「陽気」「話好き」

といったところでしょうか。

その逆に内向性を表現するのは、

「控えめ」「無口」「内気」「引っ込み思案」

といったものです。

外向性と内向性は、性格として
どちらが良いというものではありません。

うまくいくかどうかは、仕事や作業の
内容によって左右されます。

仕事や勉強の内容によっては、
大規模な共同研究グループを立ち上げて
作業を分担しながら進める方が良いテーマもあれば、

1人で黙々と作業に打ち込むことが
成功につながるテーマもあります。

大事なのは適材適所であり、

どちらかがどちらかよりも
絶対的に良い、悪いことはなく、

全てはTPOによって変わるのです。

さらに外向的な人物は誰かと
一緒にいることを好みますが、

対人関係がうまいかどうかは、性格の
外向性とはあまり関係がありません。

また外向性の人は、
活動性が高くエネルギッシュに見えます。

それは刺激を求める傾向にも関連しています。

内向的な人よりも、より強い刺激を
心地よいと感じる傾向にあるのです。

逆に内向的な人は、少ない刺激を
心地よく感じる傾向にあります。

この関係を別の表現で言い表すと、

外向的な人は自分の内部の刺激では物足りず、

外部に刺激を求めることで
ちょうど良い刺激の量を保とうとします。

逆に内向的な人は自分自身で
刺激を作り出せるために、

外部の刺激を必要としないとも言えます。

刺激を求める傾向は、

時に危険な行動やリスクを伴う賭けを
しやすくなることも意味します。

このことからも、

外向性が望ましく、内向性が望ましくない、
と単純に言えないことが分かります。

外向性と内向性の程度を
レモンジュースで調べる検査があります。

これは外向的な人よりも
内向的な人の方が、

レモンジュースの刺激により強く反応し、
唾液が多く分泌されるというものです。

この検査は、外向的な人と内向的な人の
刺激に対する感受性が異なるという特徴を
利用した検査方法です。

外向性の研究の歴史は古く、

このサイトの今回のテーマで
詳しく解説する予定のユング心理学

20世紀の初めに精神分析者の
ユングが発表した類型モデルにも、
外向タイプ、内向タイプが含まれています。

ただ、このビッグファイブで説明する
外向性と、ユングのモデルは若干違います。

ユングのモデルでの外向性は
より内容が範囲で、別の側面も含んでいます。

1930年代に日本で淡路圓治郎が
開発した向性検査も有名です。

この検査は内向性と外向性を
1つの軸上の両極で測定するものです。

外向性と内向性は古くから
心理学者の興味の対象となってきた
性格特性であり、

現在の心理学においても非常に
重要で代表的な性格特性です。

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