エニアグラムと心理学の関係、精神性、スピリチュアルな成長

体の成長というのは、ある意味
分かりやすいのかもしれません。

小さな赤ん坊がやがてヨチヨチ歩きだし、
言葉を話し、大きく成長していく、

青年期に骨格が形成されてゆき
体毛や筋肉がつきながら、

やがて大きな体の変化はなくなります。

そして少しずつ体は老化してゆく。。

と目に見える変化がある分
分かりやすいのかもしれません。

同じく心も生まれてから死ぬまで
大きく変化していきますが、

心は目に見えない分、
分かりにくいのかもしれません。

しかし心も成長し、
そこにはパターンがある。

発達心理学、性格心理学は
それを示してくれますし、

中でも適切に成長するという意味で
エニアグラムは素晴らしく有用なツールです。

さて、

そんなエニアグラムというのは、

多くの人が心理学の部門、
性格パターンを体系化した科学だ

と思っていると思います。

もちろんその面は大きいですが、

実のところ、

ギリシャ哲学を源流とした、
キリスト教やユダヤ教、イスラム教

さらには仏教にも共通して見られる

人間の本質に関する、普遍的な知恵に
根ざした体系と言われています。

人間が存在してきた訳ですから、

その心について古今東西
人間は考え続けてきた訳です。

当然、宗教や哲学の世界でも
性格や個性は論じられてきたのです。

こうした精神的伝統において、

人間の心にも見出される
神聖な資質とその対になる
心の囚われが明らかにされて行ったのです。

エニアグラムの原型はそんな
古い時代から垣間見られる訳です。

もちろん現代では、

エニアグラムは心理学の最新の
成果を取り入れながら発展しています。

そして、

1960年代以降アメリカ中心に拡がった
ヒューマンポテンシャルムーブメント
を背景とする中で、

極めて有効な自己成長のシステム

として確立して行ったのです。

つまり、

古いものと新しいものが融合しながら
進化してきた学問体系という訳です。

この流れは重要です。

心の問題があり、
それを解決して終わり‥

というアプローチではなく、

人間のポテンシャルの限界に挑む。
自己成長の価値観というのは、

これから先の時代にとって
ますます重要になるからです。

幸運なことに、
文明が進んだ我々は、
生きるために必死という時代では無いのです。

豊かになっていく時代、
情報化、グローバルな時代において、
この考えは鍵になりそうです。

原始時代であれば
心の動きは単純だったでしょう。

資源を奪われないために
闘う、逃げるという反応を見せるなど

ただサバイバルのためだけに
心を使えば良かった訳です。

心理学を学んだことがある人は
馴染み深いテーマと言えます。

しかし、

当時から人の心は変わらないようで
大きな変化を起こしているのです。

もちろん、環境の変化がもたらした
心の変化と言えるのかもしれませんが、

現代人の心は非常に複雑な様相を呈しています。

そして対応するように
心理学も発展してきました。

最近の心理学理論では、

心身の健全のためには、

「スピリチュアルな感覚」

が必要という考えが広まっています。

科学と精神性が切り離されていたのが
学問の世界の常識でした。

しかし、これでは人間を
真から理解できないのです。

目に見えない所に注目をする!

これからの時代は特に重要です。

しかしここで言う
スピリチュアルというのは、

特定の宗教や思想、民族に
限定されるものではありません。

人類が持つ普遍の精神性や
宗教性をさす形容詞なのです。

スピリチュアルな意味での健康は、

平和、愛、つながり、感謝、喜び、
知恵、寛容、執着を手放す、自由

こうした感覚を伴うとされます。

最近では、

世界保健機構WHOでも
健康の定義にスピリチュアルな次元を
付け加えようという動きもあるそうです。

科学一辺倒の時代も限界を見せ、
最近は心という大きな海原へ航海に出る
研究者が増えています。

かつて非科学的なオカルトと
片づけられ、無視されていた
スピリチュアルな世界にも

再び注目が集まっているということです。

色々な発見もあり理解が進んでいますが、
もちろんまだまだ分からない事も多いです。

「スピリチュアル」という言葉に
違和感を持つ人もいるでしょう。

しかし、

日本でも世界でも

ビジネス社会でも、
経営者の資質として

スピリチュアルな成長が必要
という認識が広がっています。

これからこのテーマでは

スピリチュアルな成長は、

大きな意味での精神性の成長
スピリチュアルな意識の成熟

という意味合いを持つと考えることができます。

そしてこれは発達心理学の
得意分野とも言えるのです。

エニアグラムでは、性格というのが、
特定の気質から形成されると考えます。

この気質は生まれ持ったものであり、

遺伝子を受け継ぐ、親子や兄弟でも
同じとは限らないのです。

性格はどのように形成されるか?

学者の中でも意見が分かれるところです。

環境の影響が大きいという説が
主流のようですが、

遺伝、生まれ持った気質に着目する
意見も見直されています。

赤ちゃんを育てたことがある人は、

ほぼ同じ環境にいるにも関わらず、
それぞれ赤ちゃんが個性を持ち、
違う気質を持っている事を体感する事でしょう。

一人一人が異なる植物の種子を
内に秘めているようなものです。

それぞれが違う条件において、
最大限の成長の可能性を秘めています。

そして、

真理がいずれの場合であっても、

エニアグラムは有益なヒントを
私たちに与えてくれるのです。

特定の性格が良く、特定の性格が悪い、

のであれば、遺伝や環境を恨んでしまいます。

しかしエニアグラムの真実は平等なのです。

誰もが適切な成長をすることができる。

性格心理学を学ぶ意義はここにあります。

煩わしく、ストレス、苦悩の要因
となるように思える性格というのも、

実際は一人一人の魂の
ダイナミックな働きの現れなのです。

性格を敵視してただ矯正すべきもの

と考えるのでなく、

性格を尊重することによって、

その絶妙な働きも見えてくるでしょう。

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