遅寝遅起きの睡眠サイクルの乱れで不調が起こるメカニズム


前回紹介した起きられない彼女、
また一般的に、「遅寝遅起き」からくる
症状で悩みを抱えている人

そういった人には一体
何が起きているのでしょうか?
「早寝早起きが健康のもと」

…とは良く言われる事ですが、

「遅寝遅起き」は文字通り
この真逆の言葉です。

今回は「遅寝遅起き」で不調が
起こるメカニズムについて解説します。

「遅くても早くても
いつ寝ても関係ないじゃないか?」

と考える人もいるかもしれません。

「同じ7時間寝るなら、
何時に寝ても関係ない」

そう感じても当然でしょう。

もちろん質の高い睡眠の
ためにはそれくらい大胆に

「気にし過ぎない、考えすぎない」

という心構えは大切ですが、

人間の体内サイクルと言うのは、

夜暗くなって眠り朝日が出て起きる
というサイクルが刻まれています。

人には正しい睡眠サイクルがあります。

それに合う方が良い睡眠ができます。

太古から続く
「早寝早起き」という習慣は、

ホルモン、神経、体温、体内リズム

…など様々な角度から見て

美容、健康、長寿にとって
理にかなった方法なのです。

ではその逆、

遅寝遅起きと言う習慣となれば、

体内でどのような影響を
及ぼしているのでしょうか?

睡眠サイクルが変わるメカニズム

私たちが眠っている間、ずっと一定の
質の睡眠が続く訳ではありません。

一般的に、睡眠には

浅い睡眠であるレム睡眠と
深い睡眠であるノンレム睡眠

があります。

レム睡眠のレム(REM)は

Raoid Eye Movement

の頭文字の略で、

睡眠中、閉じたまぶたの上から
眼球の動きが認められることで、

ノンレム(NonREM)は
それが認められない事です。

目が覚めるまでの間に、
この二つの睡眠が、

だいたい90分くらいの周期で
交互に繰り返されています。

これを睡眠周期と言います。

例えば、

一日の睡眠時間を8時間とすると、
一晩のうちにだいたい5回くらい

このレムとノンレムの周期を
繰り返している事になります。

つまり、
この睡眠サイクルの繰り返しが
正しく行われれば、行われるほど、

体も脳も十分に回復できるので、
不調は起きませんが、

この睡眠サイクルの乱れるようになると
徐々に不調が起こるのです。

睡眠周期が変化する時期

そしてその周期ごとの眠りの
深さは一様ではありません。

ノンレム(NonREM)睡眠は
いわゆる深い睡眠と言われています。

睡眠の初めほど深く、
朝が近づくにつれて浅くなります。

深い睡眠からいきなり起床すると
体がびっくりしてしまいます。

だから朝に近ずくほど
睡眠を浅くしているのです。

そうやって、起きるための
準備をしています。

この周期ごとの持続時間というのが
思春期には長くなると言われています。

まだ詳しくこのメカニズムは
解明されていないのですが、

年齢が若い方が深い睡眠を
必要としているようです。

これに、精神的、肉体的な
ストレスが加わると、

深い眠りを余計に必要とします。

そこで、

朝が近づくにつれて眠りが浅くなるという
生理的な現象が起こりにくくなります。

思春期と言うのは男性でも女性でも
身体の変化が著しい時代です。

だからこそ生活のリズムと
体内リズムのバランスが繊細であり
気をつけないと崩してしまうのです。

「眠い時は眠れば良い」

答えはシンプルなものなのでしょうが、
現実的にはそうはいきません。

現代社会のように時間が
しっかりと固定された社会では

体内リズムに合わせて
環境を変化させる事が難しいです。

学生なら登校時間が決まっており、
社会人なら出社時間が決まっています。

身体は少し時間を遅くして起きたいのに
学校の始業時間に合わせて無理矢理起きます。

それが徐々に体内の
睡眠サイクルを狂わせます。

それが続くと、いつまでも深い眠りが続き、
前回紹介した朝起きられない彼女のように

叩いても怒鳴っても起きないという
現象が起きてくるのです。

「遅寝遅起き」で不調が起こるのはなぜ?

また、「遅寝遅起き」では、

全身倦怠や頭痛、めまいなど様々な
身体症状の出る事が知られています。

体内には神経バランスや
ホルモンバランス体内バランスなど
様々なリズムがあります。

恐らく人体と言うのは
月や太陽、四季や季節の変化によって

適応するように体内の物質を
分泌するようにできているのです。

それが「遅寝遅起き」では
リズムが狂ってしまうのです。

もちろん1日2日くらいの
乱れであればすぐに修正できます。

しかしそれが習慣化すれば、
徐々に体内バランスが崩れ、

それは肩こりや頭痛、便秘など
体調不良になって現れます。

すると、さらにそれがストレスとなって
余計に起きる事ができません。

このようにして、
「眠れない、起きられない」
という悪循環が続く事になるのです。

これが睡眠サイクルの乱れで
不調が起こるメカニズムです。

その為の改善方法も
これから紹介していきますが、

睡眠にはリズムがあるが、現代人は
無理やり環境に合わせなければいけない。

ここにズレがある訳です。

まずはこのメカニズムを
大きく理解しておいて下さい。

今回は起きられない辛さについて
解説していきましたが、

それでは次回は、眠りたいけれども
眠れない辛さについて解説しましょう。

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