ユダヤの教え宗教に学ぶビジネスも人生も中庸・バランスが大事!


仕事の質というのは
私たちの人生の質を左右する
非常に重要なアクティビティです。

仕事がうまくいけば、
人生も楽しくなるはずです。

しかし、

実際に満足に行っていない…
という人も多いでしょう。

さて、

これまでユダヤ、華僑の仕事術
について様々に見てきたのですが、

非常識なようで極めてまっとう、
考え方に一貫性がないようで軸がある、

そんな不思議な感覚を持った人も
多いのではないでしょうか。

タルムードなどユダヤの
教えを学ぶにつれて感じる事は、

中庸というキーワードかもしれません。

仏陀の説いた中庸、
老子の説いたタオ、

これらは東洋に根深く広がる
思想と言えるでしょうが、

西洋の中にあってなぜかユダヤには
こうした思想を感じる事ができます。

宗教観というのは大抵、

精神性を解くような哲学

来世、カルマ、理想主義

といったイメージがあります。

しかしユダヤ教というのは、
現実に密着した合理的な考えと
現世哲学に筋が通っている印象です。

人生に対する極端な悲観主義でもなく、
生半可な理想主義でもなく、

現実、人生を真正面から見据えて
生きて行く態度を教えてくれるもの、

バランスの良い学びを受けられます。

現実によく対応してこそ、
初めて人はよりよく生きていける。

こうした考えが貫いている気がします。

自分をまず愛してこそ…


例えば、

「隣人を愛せよ」に象徴される
キリスト教が愛の宗教なら、

タルムードではまず

「自分を愛する事」

を教えるそうです。

自分を最もよく愛する人ほど
他人も愛せると考えるのです。

自分を愛することを怠って

「汝の隣人を愛する」

事などできないという事です。

確かに…

思い当たる節があります。

自分の自信がなければ、
他人ともうまく付き合えません。

自分がおなかが空いている状態で
他人に施しをする気にはなれません。

自分を好きでなければ、
他人を好きにはなれないものです。

そうです。

だからこそ、

成功を目指すのであれば、まずは
最も身近な自分からスタートする。

ここから価値の創造は始まります。

自分が満ちてこそ、次に
身近な家族に目を向ける事ができ、

家族が満ちてこそ、次に自分
以外の人に目を向ける事ができる。

この順番を間違えている人も
多いのではないでしょうか。

タルムードではこうした
自己愛を大切にするからこそ、

自分の利益を目的とするビジネス
は大切だと考え金儲けを否定しません。

しかし、

価値を構築して提供するために
正直なビジネスをしなければならない、

というのもまさしくバランスの
取れた考え方でしょう。

仕事、ビジネスについても
確固たる哲学を持っているところに、

ユダヤ式商法の秘密があるのでしょう。

ユダヤの葬式に見る中庸の教え


ユダヤ教の葬式の教えにも
こうしたバランス感覚が見えます。

ある心理学理論によれば、

肉親を失った悲しみは
最低2、3年続くといいます。

世界中の様々な喪に服す際の
宗教的儀式や考え方がありますが、

もちろんユダヤ人も悲しみを感じる
という意味で例外ではありません。

しかし、

肉親の死を嘆き悲しんでも、悲しみ
のあまり自分を傷つけてはならない、

というのがユダヤ教の教えだそうです。

喪があまり長く続いては、
悲しみのあまり現実に対応する精神の
強さを失ってしまうと考えるので、

肉親を失った時の喪の期間は
30日が原則ということです。

度を越した喪の服し方を好まない

これもユダヤ人の特徴です。

タルムードでは狂信や行き過ぎを
嫌っています。

その教えはバランス感覚に満ちており、

それは東洋でいう中庸の
精神に似ているのですす。

そもそも仏教は宗教的というより
哲学的なものという印象が
私にはありますが、

どちらかに偏らない中庸という考えは、
ユダヤ教、仏教に通じる共通の
思想な気がします。

人間は普通にしていたらどうしても
何かしらの方向に偏るものです。

だからこそ偏らないように戒める。

そんな教えが伝統として伝わる。

この辺りに彼らの強みもありそうです。

平凡に生きる私たち一般人は、
バランスの良い生き方をしてるようで
実は偏っており、

極端に見える成功者が、実は
バランスの良い生き方をしている。

これが事実なのかも知れません。

常識という視点にとらわれず、
本質を見るのが大事なのでしょう。

完全な世の中ではないからこそ…


例えば、

タルムードにはこんな一節があります。

「軍隊が進んでいった。

道の右側には氷が張り、
左側は火の海だった。

軍隊が右へ行けば凍え、
左へ行けば焼けてしまう。

真ん中の道だけが
暑くもなく寒くもなく、
ほどよい道であった。」

こうした例え話を使って、タルムード
では中庸の大切さを解くのです。

あるいはこんな格言もあります。

「お客と魚は三日もすると悪臭がする」

これは知人の家に招待されても、
あまり長居をしてはならないことを
戒めとして教える格言です。

早く帰りすぎるのも失礼ですが、
長居をするのも良くない、

やはり人生バランスなのです。

招待されたらほどほどの時に
辞さなければならない
という中庸の教え、

行きすぎることなく、不足もせず
ちょうど良い部分を狙うことは、

仕事にも人間関係にも大切なことです。

もちろん簡単な事ではありません。

が、

こうした感覚を磨くことの大切さは
古今東西変わらぬ真理かもしれません。

こうした態度にこそ、真の成功が
あるのかもしれません。

こうしたバランス感覚をユダヤの教え
タルムードから学ぶ事ができるのです。

ビジネスに人生に活かしていきたい
言葉だと思います。

さて、これまで

仕事術、ビジネスの考え方について
ユダヤ華僑の教えを紹介してきました。

あなたは何を感じ何を学んだでしょう。

何かしらバランスの良い考え、そして
行動の材料になったのなら幸いです。

ここであなたの仕事について
もう一度考えてみると良いでしょう。

ほんの少し視点を変えるだけで
大きな変化が生まれるかも知れません。

成功は誰しも夢見るものですが、
実際に手にできるかどうか?

やはりそれはマインドセットから
来るものなのですから。

彼らの教えは大変参考になります。

では…次回から

少し抽象度を上げ「お金」について、
ユダヤ華僑の知恵を見ていきましょう。

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