ユダヤ音楽家の聞く力を育てる、聴覚を使い脳を発達し鍛える方法


さてこれまでユダヤ文化を参考に、

五感を使った脳の鍛え方について
順番に見てきました。

センスという感覚器が
脳と神経で繋がっており、

私たちはこの世界を
感じて認識しているのです。

情報収集をして生きているのです。

人生を豊かにするにはまず
ここを繊細に敏感に感じ取る
能力が大事というわけですが、

頭脳活性化のために
次にお伝えしたいのが、

聴覚の能力です。

私たちの「聞く力」についてです。

嗅覚味覚が、

瞬時に自己の安全を判断する力
と深く関わっているのと同じく、

聴覚も基本的には自分の
安全判断と関係しています。

例えば、

轟音や悲鳴に対して、

条件反射的に反応をします。

人間のサバイバル本能は
精巧に作られているのです。

自分を脅かす存在が近づいてきた…

といち早く察知しそれに備える。

脳に即座に危険を伝える重要な
センサーなのです。

コミュニケーション手段としての耳


動物界を見てみても、

やはり聴覚を発達させる種は多いです。

そして危機を察知すると逃げ出します。

だから私たち人間も夜中に物音が
するだけで体がビクンと反応します。

しかし私たち人間における
聴覚のさらなる大きな役目は、

音や声を大脳へつなぐ事です。

大脳がその内容を理解し、
解釈し、分析をします。

人にとって聴覚というのは、

言語という抽象的な思考作用を
活性化させるための重要な入り口です。

そしてコミュニケーションに
役立てるようになるのです。

赤ちゃんの耳が聞こえるようになるのは、

生後2ヶ月頃からだと言われています。

しかし動物の赤ん坊であっても、
人の赤ちゃんであっても、

母親の声をその前から認識しています。

これは母親の胎内にいるとき、

羊水の彼方から伝わってくる
音を聞いているからだ

と言われています。

さらに誕生後2ヶ月目くらいになると
外部の強い音に反応するようになります。

やがて音を聞き分け、言語を認識し、
知性を発達させていく事になります。

ユダヤ人の音楽家の特徴


さて、

聴覚を発達させた人物…

といえば、まずはミュージシャンが
あげられるのではないでしょうか。

現代の音楽界、
特にクラシックの世界では

ユダヤ人抜きに語れないほど
存在感を示しています。

西洋クラシック音楽史では、

バッハ、モーツァルト、
ベートーベン、ワーグナー

などは皆、非ユダヤ人です。

が20世紀に入れば、

ヤッシャ・ハイフェッツや
ウラディミール・ホロヴィッツ

といったユダヤ人が
花形演奏家として活躍し、

アルノルト・シェーンベルクや
スティーブ・ライヒといった

ユダヤ人作曲家たちが現代音楽を
牽引する仕事をしています。

クラシック音楽界は彼らを筆頭に、

作曲家、指揮者、オーケストラ

にいたるまで、

それぞれにユダヤ人の音楽家が
重要な役割をしているのです。

ロック、ポップス界にもユダヤ人は多く、

ボブ・ディラン、サイモン&ガーファンクル、
ビリージョエル、ジーン・シモンズ

などなど、

ユダヤ人は古来から聞く力を育てる、

まさに聴覚を使い脳を発達してきた
民族と言えるのでしょう。

聴覚に関する興味深い実験


ここで音に関して、

1960年代に、アメリカのある大学で
興味深い実験が行われました。

広い敷地に全く同じサイズの
温室を2つ設置し、

日光の当たり方も、
温室内の温度も湿度も全く
同じように保ちました。

それぞれの温室に様々な植物を
同じ位置に、同じ種類のものを設置し、

まず1年間順調に生育させました。

1年後どちらの温室も
順調に植物は育ちます。

そして2年後に、

一方では、

ハーモニーが取れていて、
ゆったりした音楽を静かにスピーカー
から流すようにしました。

すると、どの植物もいっそう
青々と順調に生育しました。

多方の温室では、

不協和音と衝撃音が強いビート音楽を
スピーカーの音量一杯に流しました。

すると、

こちらの植物は次第に衰弱し
枯れてしまったのです。

周波数が高い音、低い音で
振動が与える影響が違うのでしょう。

若者は重低音中心のロックを好み、
歳をとるほど聞くのが不快になる。

というのも似た理由だと思います。

どのような音がどのように響くかは、

頭脳の活性化と関係するだけでなく

もともと生命の生育とも
大きく関係しているのです。

この実験から分かるのが、

やはり聴覚もほかの五感と同じく、

ただそのまま過ごすのではなく、

意識して何かを聞くという事が
重要だということでしょう。

聞く力を育てるユダヤの教え


音楽以外にも、ユダヤ人は
ある聞く力を重視すると言います。

それはやはり、

コミュニケーションです。

中世スペインのユダヤのラビ
モシェ・イブン・エズラは

「聞くためには
話す以上に注意深くあれ」

と戒めています。

集中して聞くためには、
精神集中と努力が必要です。

耳に聞こえてきた音が、

情報なのか、雑音なのか、
意味があるのか、意味が無いのか、

意味があるとすればどういう意味か、

音や声は、味や香りと違って、
まずその対象への知的分析が要求されます。

さらには聞いた後、
今度はこちらがどう対応し、

どう発生するかも要求されます。

そしてどう話すかと言う
知的対応へも発展していくのです。

人間にとって聞くというのは
一方通行でなく双方向のものです。

アメリカのユダヤ人キャスターで

ラリー・キングという人物がいます。

その巧みな話術から

「トークの帝王」

と呼ばれる彼ですが、

以下のような教えを守っているそうです。

「毎朝、自分に言い聞かせる事がある。

自分が話すことから、
自分が学ぶことは何一つないことを。

学ぶためには、絶対に相手の話を
聞かなければならないのだと。」

聞く事はそれほど重要な事なのです。

聴覚を使い脳を発達し鍛える方法


つまりこの点で、

聞くという事は、脳の活性化と
密接な関係を持つと理解できます。

文字の無い時代と、

文字があっても書くという作業が
一般の人々の負担能力を上回るほど
高価な時代には、

聞いた事を暗誦する方が安上がりでした。

だからそういう社会においては、

王侯貴族や一部の富裕層の人々を除けば、

一般の人々の知識の伝達と継承は、
もっぱら語り部と使者の口上とによって
なされていました。

ユダヤの伝統を見ると
この聞く力を育てる事を
重視している部分がたくさんあります。

またユダヤ教は
偶像崇拝を否定しており、

ユダヤ教の元でユダヤ人が
キリスト教のように絵画ではなく、

音楽と密接に結びついた
秘密がそこにあるかもしれません。

現代では、新聞、雑誌、書籍、
インターネット、スマホなど、

もっぱら文字で情報を
伝えるようになってしまいました。

ユダヤの社会と文化は
シェマの祈り「聞け!イスラエル」

という聖書の一句に要約されます。

まず何よりも「聞け」という事なのです。

超ユダヤ教正統派の人の中には、

現代でも師の講義を一度聴いただけで
全部そらんじる人がいるほどです。

しかしそれもまず「聞く」
という事が無ければ

喋るという事もあり得ません。

聞く事を軽視しては

コミュニケーションも成り立たないのです。

ユダヤ人の音楽家や聞く伝統から
様々な事を学べます。

我々も聞く力を育て、脳の力を
発揮させていきたいものです。

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コメント

  1. 匿名 より:

    思考せずに
    実験結果から学問を作った西洋人は
    思考力を欠いてろくに考えることもできない

    脳を鍛えて人間としてあほになる

    人間は無視し続け、脳を鍛え続けていく不毛な河合塾

    ユダヤ人は受験競争の荒波を潜り抜け生きているのか?
    ユダヤ陣は受験が終わっているのか?

    受験を終えた人間とはだれか?

    ユダヤ人は受験を終えず
    いまださまよう受験生

    その行いに大学生のものはない

    • admin より:

      コメントありがとうございます。
      今後ともよろしくお願いします。

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