精神分析家ジークムント・フロイトとユダヤ人と精神科医の発展


このサイトのメインの
テーマはコミュニケーションです。

私自身が学んできた心理学の知識を
土台に記事を書いてきましたが、

この人の存在がなければ、
心理学の発展はなく、

このサイトも存在しなかった…
かもしれません。

今回紹介するのは、

著名な心理学者で
精神分析学の創始者

20世紀の三大偉人の1人

ジークムント・フロイトの
ユダヤ人としての一面についてです。

そして、ユダヤ人社会における
心理学の発展と精神科医の多さに
ついて考えていきましょう。

「夢見が悪い…」などと言いますが、

夢というのは古今東西を問わず、

物事を予言する機能を果たすと
考えられていました。

確かに夢は現実で叶わない理想的
なものを叶えてくれたりしますが、

一方で夢を見る人を恐れさせ、

死の恐怖にさらすような悪夢も
あります。

むしろその方が多いかもしれません。

悪夢は夢の60%を占めるという
統計もあります。

そして夢は人間の安らかな眠りを
妨げるものと見られてきましたが、

夢と言うのは日常の抑圧された
無意識が展開する場であり、

むしろ眠りの保護者であると
説いたのがのが精神分析家
フロイトなのです。

彼の研究こそが無意識の世界を
明らかにし、捉えどころのなかった
人間心理の解明につながったのです。

ユダヤ人教育を受けたフロイト


ジークムント・フロイトは

オーストラリアの白人系ユダヤ人の
家庭に生まれます。

フロイトの母親は著名なユダヤ法学者の
レブ・ナタン・ハレビの子孫です。

父親もユダヤ教徒でしたが
それほど熱心ではなかったようで、

フロイト一家はあまりユダヤ教会堂の
礼拝には参加しなかったそうです。

しかし、母親はよくフロイトに
ユダヤ教の聖典トーラーの話を
聞かせたと言います。

つまり宗教を通じた家庭教育が
幼少期から施されたのです。

これが彼の人生に強い
影響を与えたのでしょう。

トーラというのは、
旧約聖書の最初の部分である

「創世記」「出エジプト記」
「レビ記」「民数記」「申命記」

の5つの書物をさします。

ユダヤ人の指導者モーセが
記したという伝承から

「モーセ五書」

とも呼ばれます。

日本語では「律法」や「教え」
と訳されています。

モーセに憧れたフロイト


そんなフロイトは、

母親が話してくれる話の中でも

ユダヤ人がエジプトの奴隷状況を
脱出したときの指導者モーセの話が
お気に入りで、

母親に何度もせがんだと言います。

フロイトのモーセへのあこがれは
相当なもので、

ローマをたびたび訪れては必ず
ミケランジェロの「モーセ像」を
見に行ったと言います。

トーラーによれば、

モーセはエジプトから
ユダヤの民を救い出し、
イスラエルの地まで導いた、

その道中、民が神を恐れて
偶像を造り礼拝し、

生贄を捧げているのを見て
激怒したと言います。

フロイト以前の芸術評論家たちは

「ミケランジェロは民に対して怒り
を爆発させる直前のモーセを描いた」

と解釈していましたが、

フロイトは、

「ミケランジェロは怒りを鎮めよう
としているモーセ像を描いたのだ」

という独自の解釈をしています。

またフロイトには

「モーセと一神教」

という本があり、

第二次世界大戦直前、
ナチス・ドイツによるユダヤ人への
大迫害の嵐が吹き荒れるヨーロッパで、

フロイトが万感の思いを込めて
書き上げた書です。

これがフロイトの遺書
とも言われています。

ユダヤ人としての誇りを持った


つまりフロイトは
主に母親からユダヤ人としての
教育を施されたのです。

そして彼が後に優れた精神分析が
できるようになったのも、

ユダヤ人として育てられた
土台があったからなのです。

フロイトは心を病む人の
夢の分析を通じて、

その人の隠された願望、ひいては
病気になった理由を明らかにして

精神科医として精神の
病の治療に役立てました。

「夢の解釈は無意識を得るための
王道であり、精神分析の最も確実な
基礎である」

と述べたように、

夢判断の祖として有名ですが、

さらにフロイト自身、
自伝でこのように述べています。

「もし、ユダヤ人が息子をユダヤ人
として育てなかったとしたら、

子供から能力の源を奪ってしまう
のと同じである。

父親は自分自身がユダヤ人として
生涯努力しなければならない。

それと同時に、親として子供が
必要とするあらゆるエネルギーを
その子に注ぎ込まなければならない。

ユダヤ人である事は貴重な財産であり、
子供からその財産を奪ってはならない」

彼はユダヤ人としての誇りを持ち
ユダヤ人教育の重要性を説いた
人物なのです。

そしてその磨いた才能により
人間社会に貢献したのです。

フロイトとユダヤ人社会の精神科医


またユダヤ人は世界各地で
迫害に遭い苦難に耐えてきた民族です。

だからこそ、

なぜこんなひどい目に
逢わなければならないのか、

と悩んできた事でしょう。

あるいはこうした深刻に
悩まされたせいでしょうか。

他民族に比べて人間心理の洞察を
ことさら深めます。

今でも心理学者、カウンセラーに
多くのユダヤ人が存在します。

絶えず、自分の心の微妙な動きや
心理的葛藤を観察し精神分析をする、

観察する事が昔からユダヤ人の
中に息づいていたのです。

近代心理学に多大な影響を
与えたジークムント・フロイトが

ユダヤ人であるのは
あながち偶然ではないでしょう。

また、アメリカの精神科医に
ユダヤ人が圧倒的に多いばかりでなく、

その患者もユダヤ人が
ほとんどだと言います。

ユダヤの格言を見ると、

精神的な苦痛や悩みにまつわるものが
数多くあるのも特徴です。

しかし、人間が活きる上で
トラブルはつきものだとも言えます。

だからこそ苦しみにひるむ事なく、

それを乗り越えて打ち勝つ
知恵が生まれてくるのです。

人生の苦難に耐え、明るい希望を持つ
ための建設的な知識が生まれるのです。

こうしたユダヤ人の土壌が
優れた心理学者や精神科医を生み、

そして世界の人々を癒す
知恵も広まっていくのです。

フロイトの人生から
様々なコトを学ぶ事ができます。

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