ユダヤ人のお金、富、錬金術に関する考え方、マインドセット


「ユダヤ人は金儲けが上手い」

という定説は、世界中で
どの国でも言われる事であり、

世界金融を牛耳る陰謀論から
「金の亡者だ」という差別まで、

色々と言われているのは確かです。

が、

どれだけ羨望、嫉妬しようが
軽視し理想主義的に生きようが、

我々の人生からお金というのは
切っても切り離せない物質です。

「この世には人を傷つける
ものが三つある。

悩み、諍い、空の財布。

三つのうち空の財布が
最も人を傷付ける。」

というユダヤの格言があります。

ユダヤ人のお金、富、錬金術に関する
考え方はどういったものでしょうか?

もちろん個人差はありますが
お金に対して罪悪感や汚らわしさ
などを感じる日本人は多いでしょう。

お金のまつわるトラブルを見ると
多くの民族がお金に対して少なからず
悪い感情を持ちがちですが、

しかしユダヤ教ではお金は
神からの祝福とされています。

だからユダヤ人はお金を好み、

大きな富を積み上げる事を
理想としてきました。

このお金に関する考え方は、

多くの成功者を生みだした
理由の1つでしょう。

無から有を生み出す銀行システム
錬金術の1つだと前回言いましたが、

こうした資本主義のシステムを
作り出せる背景にも

ユダヤ人の精神的土台があるでしょう。

お金や富は神からの祝福


ユダヤ人はお金を冷静に見ます。

そしてお金は人生における
扉を開く「大切な鍵」という
認識を持っています。

だからこそ、

その大切な鍵をどう有意義に
使いこなせば幸せになれるか、

5000年の民族の歴史の中で
知恵を磨いてきており、

そのマインドセットを何世代にも渡り
受け継がれて身につけてきたのです。

これがユダヤの現実主義です。

トーラー(旧約聖書のモーセ5書)は
「創世記」から始まっています。

創世記には神がアダムとイブという
男女を創った話が入っていますが、

アダムとイブがいた地上の楽園である、
エデンの園にすでに金が登場します。

マーヴィン・トケイヤーという
ラビが記した『富と成功の秘訣』
という本には、

「金は”エデンの園”のなかで
人が求めるべき完全あるもの、

言い換えると、富と豊かさの象徴
として表現されているのである。

なぜなら金は腐蝕することがない。

いわゆる、

永遠で不滅で完全なものであるからだ」

と書かれています。

ユダヤ教は禁欲的ではないので、
金銭を汚いものと考えず、

金をあこがれの対象と見ます。

一方で例えば、

仏教ではお金への「執着心」は
煩悩の1つとして捉えられています。

もちろんここで、

宗教的に「何が正しいか?」という
価値観の議論はしませんが、

お金のメンタリティへの違いで
結果の違いが生まれるのも
当然だと思います。

錬金術とお金のマインドセット


日本では

「金は天下の回りものもの」

と言えば、

今は貧乏でもやがてお金が巡り巡って
自分の所に回ってくるだろう…

と、他力本願的なマインドセットで
お金に対する楽観的な希望を
持っている事が多いです。

しかしユダヤ人の富、お金に
関するマインドセットは、

あくまで自力本願です。

知恵のない者にお金は巡って
来ないと考えるのです。

また、

古代ユダヤ王国では治金術が発達し、
ユダヤ人錬金術師が多かったそうです。

タルムードには、

金、銀、鉄、銅、錫、鉛、アンチモン、

をはじめとする治金法について
多く記述があるそうです。

このように昔からユダヤ人は
素直に金を尊び、手に入れようと
努力をしてきたのであって、

それについて罪悪感や屈折した
感情がありません。

そして、

その為に常に知恵を磨いてきました。

ユダヤ教ではお金や営利欲求は
良いものとされています。

あるラビによれば、

「精神的な豊かさと経済的な
豊かさは、両立するだけでなく、

両方の豊かさがあってはじめて
完全な状態なのです…」

と言います。

つまり、

「お金を至上のもの」

とは考えませんが、

見下したり軽蔑するような事は
決してないのです。

ユダヤのあることわざを見ると

「心を病むと身体が悪くなる、
しかし、金がないと両方悪くなる」

と言います。

確かに心身共に健全でいる為には
ある程度のお金は必要です。

お金に溺れ人生苦しむ事もあります。

お金が無い事の苦しみもある訳です。

その全ては…

お金に関する無知から来ます。

お金のメンタルブロックの解放


中世の作家シェイクスピアの
『ヴェニスの商人』に出てくる、

金貸しシャイロックのように、

ユダヤ人は高利貸しに代表される
強欲な金持ちのイメージもあります。

また、

日本におけるお金持ち像とは
どんなものかと言えば…

古くは時代劇に出る越後屋のように、

「越後屋お主も悪よのぅ」
「いえいえ、お代官様ほどでは…」

そんなステレオタイプ的な
悪いイメージが蔓延していますが、

でもこれは現実でしょうか?

日本人はお金に対して
ネガティブなイメージがある事で

心理的なブロックを持ってしまって
いるのではないでしょうか。

お金自体は無色なものです。

ニュートラルなものです。

そこには善も悪も何もありません。

コインやお札はただのモノです。

お金自体が悪いことを引き起こし
たりするわけではないのです。

お金の問題を引き起こすのは、

…使い手次第なのです。

つまり問題は人間の方にあるのです。

それなのにお金が苦手という
日本人が多いのは何故でしょうか?

お金に良い悪いという色を
付けているのはその人個人です。

だとすれば。。

お金を儲けるためビジネスをする事、
そしてお金をも貯める事、使う事、
増やす事も悪い事ではありません。

経済の追求は社会に価値を生みます。

確かに、

歴史的にも、現在も、
ユダヤ人の経済的成功者が
数多く存在するのは事実ですが、

一方で世界に1300万人いる
とされるユダヤ人で、

平均的日本人より貧しい暮らしをする
ユダヤ人もたくさんいるのです。

そうした多くのユダヤ人は
宗教的な戒律を重んじ、

強欲とはほど遠い、慎ましく
質素な生活をしています。

ではなぜ?…

そんな慎ましく質素なユダヤ人から
ビジネスの成功者が多く輩出するか?

やはりそれは、

ユダヤ人的な発想の方法や
伝承される生き方に秘密があり、

何世代にもわたり富を得るための
「脳」つまり「知恵」を蓄え
継承してきたからでしょう。

私たちは生きている間、
お金と無縁に生きられません。

であればこそ…

富を増やす事は価値を増やす事

このマインドセットを、

私たちもユダヤ人のお金、富に関する
考え方をもう少しオープンマインドで
参考にすべきかもしれません。

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