帰国子女のアイデンティティーの悩み、メリット、デメリット


今回のテーマは、

帰国子女のアイデンティティー
の悩み、メリット、デメリット

について紹介します。

私自身は帰国子女ではなく、

高校生から語学の勉強を始め、

初めて海外で暮らしたのは
二十歳を超えてからです。

なので経験談とは言えませんが、

友人や親戚にも帰国子女が多いので
彼らの悩みは良く耳にします。

帰国子女の仕事の悩みは
共通するものがあります。

今回は私なりにその悩みの
解決策をとなるヒントを提示したい
と思います。

以前も紹介しましたが、

外国語は母国語の実力
以上に上手くはならないものです。

ベースとなる言語がはっきり
しないうちに、

無理な環境で第二、第三の
言語を覚えようとすると、

全ての言語が中途半端になります。

すると

「本来の母国語であるはずの
日本語が上手く話せない」

ということで、

日本人なら誰もが
自然に持てるはずだった、

「自分は日本人だ」

という感覚が持てず、

さらには、例えば英語なら
英語も上手く使えないとなると、

その現地の社会にも適応
しづらくなってしまいます。

日本社会にも、外国語圏にも
帰属している感覚が持てず、

どこにいても常に疎外感を覚える。

そう言う悩みを持つ帰国子女も
決して珍しい事ではなく

同じようなアイデンティティの悩みは
ハーフ(ミックス)の方も抱えるようです。

帰国子女のアイデンティティーの悩み

こうした状態は、

「自分は一体どこの国の人間なんだろう」

と疑問を持つようになり、

やがて深刻なアイデンティティの疑問、

いわゆるアイデンティティクライシス
を引き起こす事があります。

確かに、両親も日本人、

生まれも日本人、
見た目も完全に日本人で、

日本語が上手く話せないとなれば、

悩みも多いでしょうし、

仕事をしていくにもデメリットに
なってしまうでしょう。

帰国子女の方は既に外国
と言うものを体験し、

ある種、日本にはない
自由さを味わっているので、

途中から日本の社会に入ったときに、

しばしば人間関係で悩んだり、

アイデンティティの所在に
苦しむケースが見られます。

これは、比較的若い頃に
長期で留学をした方や、

20代から外国に赴任し、
長期にわたってその地に滞在した
会社員にも見られます。

帰国子女の克服すべきデメリット

むしろ最大のデメリットは
帰国子女の語学力と言えると思います。

何度かこのサイトで紹介していますが、
残念ながら、帰国子女「だけ」では

語学力はメリット、武器にはならないと感じます。

確かに流暢な発音
日常会話に困らないかもしれませんが、

普通に暮らしているだけでは、

日本語も外国語も仕事に
活かせる訳ではありません。

特に15歳以前に外国生活をしていた人は、
注意点があるので、次回詳しく紹介しますが

残念ながら
こうしたデメリットは、

以前にも早期の外国語教育の
弊害について述べましたが、

親の責任という部分は確かにあるかもしれません。

が、人の責任にしていても
人生は何も変わりません。

コントロールできない事に
悩んでいても事態は変わりません。

デメリットはできるだけ克服して
メリットを伸ばして行くべきなのです。

つまりコントロールできるのは
自分の考え方だけであり、

自分の実力を磨いて行く以外に
突破口はあり得ない訳です。

帰国子女の磨いて行くべきメリット

それ以上にメリットになるのが、

文化や生活における感覚や
メンタルの部分と言えます。

帰国子女がしっかりメンタルを
コントロールすれば、

どんなトラブルを乗り越える強さ
自分の意見をしっかり主張する表現力
積極的に自分の考えを主張する力、
コミュニケーション力など

世界中どこでも通用するでしょう。

海外での生活でもにつける最大の武器は、
語学力ではなく、

こうした活きる力そのものです。

日本の社会だけで育った、

規格内の同じレールの上で育つ
教育を受けるだけでは身に付かない、

スキルが身に付きます。

帰国子女の方は、
アイデンティティの所在に苦しむ事が
良くあると言う話をしましたが、

いずれにせよ、

こう言った経験は、

外国語を生かした仕事を
するという観点から言えば、

冷静に考えれば、

プラスになるだけで、
マイナスになる事はありませんので、
大いに悩んで下さい。

特にこれからの社会、世界は
グローバル化が進みます。

むしろ仕事でデメリットとなるのは
日本の規格内でしか考えられない人たちです。

コミュニケーションの葛藤など

どの道こう言った悩みは多くの人が
抱える問題ですから、

正面から向き合って
壁を乗り越えて行けば、

外国人と仕事でコミュニケーションしたり、
ビジネスをしたりする際の、

その人のノウハウとして蓄積されると
考えればそれが資産になります。

そう言った感情の問題よりも、
考えなくては行けないのは、

語学面での問題かもしれません。

次回この事について
もう少し考えて行きましょう。

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コメント

  1. stray sheep より:

    初めまして。
    この記事と次の記事を読ませて頂きました自身のアイデンティティーに悩む通りすがりの帰国子女です。

    私は0歳から海外に住み始め、初めての滞在では13年間現地に住んでいました。ですのでこの記事にある通り15歳以前に外国で暮らしていた帰国子女に当たります。

    現地では日本人は全くいなく、補習校にも通わず、地元ギャングが統括するラフなコミュニティに属し、初タトゥーも13歳の時彫りました(もちろん外国であろうが、日本であろうが違法です。が、そういったコミュニティでは法も秩序もありません)

    中学生の時に日本に初帰国しましたがやはり馴染めず、精神的な障害を発症したりしたものの何とか高校もギリギリで卒業し、英語頼みで日本の大学に進学しましたがあまりに耐え切れず、アメリカの大学へと再度進学しました。

    アメリカの大学は学費が高い為、路地裏でウィード(マリ●ナ)を売り捌いたり、ラップのデモCDを売りながら学費の足しにして何とか通っていました。

    今現在は日本に住んでいますが、傍からみれば体中にタトゥーを施した完全なアウトローです。でも私にとっては幼い頃からそれが当たり前の環境だったのでむしろ何がいけないのか?といったことや帰属感のなさから来る自分の中での葛藤で毎日苛まれています。

    話は大分逸れましたが15歳以前に外国語に暮らしていた帰国子女の外国語は本当に役に立たないのでしょうか?

    私は日本人が俗に言う「ビジネス英語」というジャンル?を信じていません。何故ならあれは単純に日常で使う英語を丁寧に言い換えただけでこの「ビジネス英語」というものは英語を生業とする人間の商売道具であると考えています。

    それといつも思うのですが日本生まれの日本育ちで英語を一生懸命勉強してきた人と帰国子女である上に海外の大学で学んだ後も英語を油断することなく勉強している人を比べるとどうしてもベースが違うので前者が多少不利に感じます。

    ですので私個人はデメリットと思うどころかメリットと感じています。仕事をするにあたってもスモールトークなどのコミュニケーションは発生しますし、その際、気の利いたジョークや現地人独特の言い回しなどが言えるのは大きな利点だと考えます。

    あまりこういう事は言いたくはありませんが日本生まれの日本育ちの方の英語は確かに正確ですがお堅く、時にはつまらなく感じてしまいます。型に嵌っていると言った感じでしょうか。

    長文失礼いたしました。

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