性格を知り人生の羅針盤を入手する、人間に対する解釈が増える

前回まで説明した
ビッグファイブの性格特性ですが、

人の性格を表す言葉全体を要約し、

人間の性格全体において、
5つの方向を指し示す羅針盤のような
働きをすると考えられます。

航海において羅針盤が
あるとないとでは安心度がまるで違います。

人生という大海原を航海するとき、
羅針盤のような働きをするものがあれば、
これほど心強いものはありません。

それが性格心理学を学ぶことの
最大のメリットかもしれません。

地球上において方角は
東西南北の2軸4方向が基準となります。

3次元の空間であれば
X軸Y軸Z軸の3つの方向が分かれば、
場所が特定できますし、

ある場所から次の場所へ向かう
方向が確定されます。

人間の性格においても
このビッグファイブという5つの方角が

様々な性格を表す目印になる
可能性を秘めているのです。

性格という曖昧で明確な基準がない世界において、

この方向性の目印となりうる
指標があることは重要です。

なぜなら、この目印によって

様々な人間の性格や価値観、
行動を解釈する可能性が広がります。

以前、性格タイプを
類型論、特性論で分ける考え方を示しましたが、

「私は5つの性格の中で外向型かな」
「彼は協調型です。彼女は開放型です」

と考えれば類型論で終わってしまいます。

しかしビッグファイブは攻撃力や防御力で
ゲームのキャラクターを特徴付けるような
人間にとって基本的な5つの特性で考えれば、

「私は外向性が高く、神経症傾向は中程度、
開放性は低く、協調性は高く、勤勉性は中くらい」

など、学校の成績のように高い低いで
5つの次元それぞれについて評価できるのです。

また各特性を組み合わせることによって
もっと違うニュアンスの性格を見出すこともできます。

例えば、

「外向性も協調性も高い人」
「外向性は高いけれど協調性は低い人」

を比べてみましょう。

前者は、多くの人と付き合いながら他人の意見に耳を傾け、
うまく対人関係を営むイメージです。

後者は、他人がどう思うかを
あまり顧みず、誰かをむやみに批判したり、
バカにしたりする態度をとりながら皆で
ワイワイ騒ぐ人物をイメージさせます。

また、

「開放性と勤勉性が共に高い人
「開放性は高いが勤勉性が低い人」

を比べてみましょう。

前者は、色々な事に興味をもって
柔軟に思考しながらも目標が決まれば集中する、
知的作業に向いた人物がイメージされます。

後者は、

色々な活動に手を出すものの、
三日坊主でなかなか最後まで
やりきれない人物のイメージが浮かび上がります。

このようにビッグファイブの
ひとつひとつの特性を個別に考えるのでなく、

組み合わせて全体をイメージする事で、
より豊かな性格の世界を表現できます。

この組み合わせは5つの特性から
2つを抜く出した時だけでなく、
3つでも4つでも5つ全てでも
組みわせ次第で成り立ちます。

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