心理学の統計的発展、性格のファセットと超因子のまとまり

例えば、

「話好き」「陽気」「活動的」
「社交的」「積極的」

と言った言葉は、エネルギッシュで
外向的な人物を表現するときには
同時に使われ、

内向的な人物を表現するときには
どこれも使われない

という傾向が出てくるはずです。

こうしたデータを数多く集め、
コンピューターに入力して
統計的に類似度を求めます。

すると、単語同士のまとまりを
見いだすことができ、

このまとまりに新たな名前をつけます。

それを性格特性として
利用するのです。

今では当たり前に行われる
統計的な分析も、

1960年代、70年代よりも
前には手軽には行えませんでした。

心理学の発展は、

コンピューターや統計処理手法の
発展とも密接に結びついています。

単語のまとまりに名前をつけるのは、
宇宙に散らばる星のまとまりに
名前をつけるイメージに近いでしょうか。

「地球と月」
というまとまりがあり、

太陽を中心とした「太陽系」

太陽系のような星系がたくさん集まった
「銀河」

というように、まとまりを
階層的に、小さなまとまりが
集まってさらに大きなまとまり
となるような構造も考えられます。

性格用語のまとめ方も、
星のまとめ方とよく似ています。

複数の単語がまとまって
ある性格を表現し、

複数の性格がまとまってさらに
より大きな枠組みの性格を表現し、

という階層構造を想定することができます。

大きなまとまりの下、

より小さな性格のまとまりを
「ファセット」や「下位尺度」
という事があります。

また、より大きな性格のまとまりを
「超因子」と呼ぶ研究もあります。

性格を研究する心理学者の一部は、

このような「まとまり」が
どのような構造となっているのかを、
統計的な手法を駆使して調べたところ…

5つのまとまりに分けられる説があります。

それが「ビッグファイブ」と呼ばれるものです。

次回から人間の性格という
小宇宙を見ていきましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

こちらの記事もおススメ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください