ナランホによるエニアグラムと自己実現と精神医学のシステム

これまで、

エニアグラムというのは
性格タイプのものというより

人生、宇宙哲学の1つとして
発展してきたと伝えてきました。

恐らくエニアグラムの概念を
最初にこの世に表したグルジェフ
から始まり、

それを現代の私たちが認識する
性格タイプ的な要素を帯びる
ようになったのは、

1人が前回まで紹介した
イチャーソによるものでした。

彼の天才的な閃きによって
1950年台半ばに初めて、

膨大な資料からエニアグラムを
図上に適切に正しい順序で
位置付けることに成功したのです。

これで初めて様々な
伝播の流れが1つになり、
性格タイプとしてのエニアグラムの
基本形ができました。

そしてもう1つの流れが、

1970年、著名な精神科医である
クラウディオ・ナランホ

によるものです。

彼は心理学の大きな流れとなった
「ヒューマンポテンシャルムーブメント」
の多くの思想家たちと共に、

イチャーソの元で学ぶために
チリのアリカに旅します。

ナランホはその頃、

アメリカ・カリフォルニア州の
ビッグサーにあるエサレン研究所で

ゲシュタルトセラピーの開発をしていました。

イチャーソは、生徒の
自己実現の手助けとなるべく

自分で計画した40日間の
集中プログラムを指導していましたが、

その彼が教えていたことの
最初の1つがエニアグラムでした。

エニアグラムはたちまち
そのグループの多くの人々を魅了しました。

特にナランホは、
カルフォルニアに戻ると

自分が学んだ他の心理学的システムと共に
エニアグラムを教え始めたのです。

ナランホは、エニアグラムのタイプと
自分にとって馴染みのある精神医学の分類との
相関関係に興味を持ち、

イチャーソの簡単なタイプ説明を発展させます。

エニアグラムの有効性を
彼が示した1つの方法は、

特定のタイプないしは、
精神医学的に分類された人々を集め、

インタビューをし、類似性に焦点を当て、
さらなる情報を引き出すパネル方式でした。

例えば、ナランホは、
グループの中で強迫神経症的傾向を持つ
人々を全て集め、

彼らの反応がどのようにタイプ1の
説明に当てはまるかを観察したのです。

そして、世界中の研究者が
様々な心理学理論、タイプ理論、
心理的動機などの相関関係の研究を発展させ、

世の中に広まっていくのです。

興味深いことに、エニアグラムの
ワークショップ、セミナーは
世界中で行われていますが、

どんな人種、年齢、性別、
宗教的背景を超えて、

エニアグラムの普遍性、実用性が
認められているのです。

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