母乳の免疫力とアレルギー予防の力、母親の病気リスクも下げる


人類がここまで進化し生存
してきた秘密はもしかしたら
母乳にあるかもしれません。

これまで栄養という面から
みてきた母乳の良さについて、

免疫学的な観点からも
紹介したいと思います。

母乳には、

抗ウイルス作用、抗菌効果
があります。

抗真菌性で、抗原虫性も
兼ね備えています。

また、いくつも病原体
への抗体ともなり、

総じて、赤ちゃんを
病気から守ってくれます。

人工的な抗生物質では
到底かなわないくらいの、

強い守りのシステムなのです。

そして、
母乳には身体に良い細菌が
たっぷり含まれています。

つまり天然のプロバイオティクス食品で、

身体を保護する細菌を増やし、

特に増えるのが消化管内の
乳酸菌とビフィズス菌です。

一方で、粉ミルクをとっている
赤ちゃんの体内には、

あまり望ましくない
糞便連鎖球菌、大腸菌
などが多く見られます。

母乳の赤ちゃんが感染性に
なりづらいのは、

母乳に含まれる有用な
細菌のおかげです。

母乳は自然にじっくり強力に
赤ちゃんの免疫力を高めるのです。

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完全母乳で病気のリスクが下がる

可愛い赤ちゃんの体内では、

この世でたくましく生きるための
防御システムを作るための、

準備が行われています。

そんな体内に自然由来の
母乳ではなく、

人工的な粉ミルクなどを
与えるとどうなるか?

簡単に言えば体内のシステムが
混乱してしまうのです。

米国小児科学会は

母乳が病気を減らすエビデンンス
となる論文を再検討した結果、

母乳は赤ちゃんの病気の発症を減らし、

また、かかったとしても軽く
すると言う「強いエビデンス」を
見つけたという声明を出しました。

そこであげられた病気は、

下痢、呼吸器感染症、耳感染症、
細菌性髄膜炎、尿路感染性

などです。

組織として米国小児科学会は

母乳の良さを十分分かっています。

つまり医学界も母乳の
効果を十分承知しています。

が、実情としては、

個人としての小児科医、産婦人科医は、

生後6ヶ月間の「完全母乳」
という公式見解は、

積極的に推奨されていないのが実情です。

粉ミルクを母親に
勧めるのは残念ですね。

これには深い裏のカラクリが
ありそうです。

アレルギー予防するために必要なこと

母乳を与えられない
赤ちゃんは、

牛乳から出来た粉ミルクを飲んでも、

大豆の粉ミルクを飲んでいても

どんな人工栄養であれ、

概ねアレルギーを起こすものです。

人由来ではない、

異種タンパク質が未成熟な
消化管から吸収され、

血流に入り込むと、

早期感作の原因となり、

アトピー性皮膚炎を
始めとするアレルギーの元となります。

アレルギーというのは免疫系の
混乱により生じるものですが、

母乳の赤ちゃんに哺乳瓶の
粉ミルクをたった一本与えるだけで、

赤ちゃんがアレルギーになる
リスクが高まります。

ここでもやはり母乳が重要です。

突然死のリスクを下げるデータも

以前もこのサイトで紹介したようん、

免疫力というのは私たちの
健康ライフに大きく関わるものです。

また母乳をとることで、

乳幼児突然死症候群(SIDS)
のリスクは確実に減ることが、

ここ10年、多くの研究で
指摘されています。

母親にとって最大の恐怖となる
この症状ですが、

米国小児科学会の学会誌、

『小児科学』誌の
2009年3月号には、

母乳はSIDSの発症率を
全乳児期にわたって

50%減少させるとあります。

その研究による生存曲線を見ると、

完全母乳でも混合母乳でも、

乳幼児突然死症候群の
リスクは低下するとのことでした。

忙しい時でも、できるだけ
母乳は与えておく方が良いのです。

この研究はドイツで
なされたもので、

妊娠期の母親の喫煙、
出産時の母親の年齢、
社会系税的地位、
兄妹の有無、
出生体重、
添い寝の有無、
乳児の枕の有無、
最後に寝た時の暖房の有無、
寝る位置、
おしゃぶりの有無、

…など、の要素が
考慮されています。

そんな中でもトップクラスに
大事なのが母乳育児なのです。

WHOも認める母乳のパワー

研究者は、母乳の欠乏とSIDSの
関連について述べています。

生まれて間もない乳児の場合は、

特に、母乳が子供の為に
になることが示されました。

乳児が月齢6ヶ月を過ぎ、

SIDSのリスクが低下するまで、

母乳育児は続けられるべき
なのです。

長ければ長いほど良いです。

母乳育児は世界保健機関(WHO)
にも推奨されています。

生後6ヶ月間完全母乳で
育てられた乳児の場合、

疾病率と死亡率が
下がることが分かっています。

免疫力が高まる結果、

急性中耳炎、アトピー性皮膚炎、
胃腸感染症、呼吸器感染症

のリスクも低減します。

これだけのエビデンスがありますが、

病院医学では、母乳育児を
それほど推奨しないのには驚きです。

それほどまでの粉ミルクメーカーの
マーケティング力は強いのです。

しかし私たちは賢くなる必要があります。

母乳は母親の病気リスクも下げる

2009年にアメリカで
報告された研究では、

乳がん家系の若い母親が
乳がんになるリスクは、

母乳を与えるだけで、
半分以下になるとのことです。

赤ちゃんの時代だけでなく、
大人になってからも、

母乳によって作られた
体の防御システムが機能します。

1997年から2005年と言う
長期にわたって行われた、

女性の生活習慣と健康に関する
免疫学研究に参加した
看護職の女性のうち、

分娩歴のある6万75人の
データから発見されました。

母乳育児を行っていれば、

更年期前に腫瘍が発生する可能性は、
59%減少すると報告されています。

また、2009年4月に
報告された研究では、

12ヶ月以上母乳を与えたことの
ある60代の女性は、

心疾患になる可能性が約10%低く、

高血圧、糖尿病、高コレステロールなど、

心臓病の危険因子を持つ
確率もかなり低くなります。

母乳は赤ちゃんだけでなく
母親の病気リスクも下げるのです。

そうです。

自分の健康を守るため、
そして子供の健康を守るため、

正しい食事や健康法を守り、
母親は良い生活をするべきです。

そして自然派生活のメリットを
しっかり思い出すことです。

それが家族の将来の高い
免疫力を守るのです。

免疫力を高めとアレルギー予防し、
病気リスクも下げる

母乳育児のメリットは
計り知れません。

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