経営者と投資家の能力は違いがある、金融商品セールストークの罠


今回のテーマは、

経営者と投資家の能力は違いがある、
金融商品セールストークの罠

について紹介します。

個人的な感覚ですが、

優れたビジネスマン、
経営者に必要な資質は、

リスクを果敢にとって
チャレンジをして、

自分を信じ、仲間を信じ、

失敗してもとにかく行動して
そして成功をつかむもの、

一方で優れた投資家の資質は、

常識を疑い、情報を疑い、
自分自身の能力も疑い、

リスク管理に慎重になって、

失敗を避けて動かないで
じっくりチャンスを伺い成功する、

そのやり方や必要な資質は
時に正反対に見えるほど、

求められる要素は違う
ものだと感じることがあります。

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金融商品に騙される経営者

経営者の中には、

金融商品に騙される
ケースが多々あります。

私の知り合いの経営者が、

「仕組み債」や「仕組み預金」

のセールストークに騙された
ケースを多々見てきました。

経営者としてお金を稼ぐ
ことに長けている

という自負があるのかもしれません。

投資でも自分は成功できる、

という過信が目をくらませ、

経営手腕があり優秀な
経営者であっても、

同じお金を扱う行動でも

投資の能力はまったく
別物なので、

銀行や自称金融のプロ
の言葉を信じて失敗する
という人が案外多いです。

それって美味しい話でしょうか?

例えば、

オーストラリアドルの

「ノックイン型預金」

という金融商品があります。

これは1オーストラリアドルの
対円レートが60円を
下回らなければ、

二年後に6%の金利、
二年間で12%の金利がつきます。

そのかわり、そのレートを
下回った場合には、

それ相当額のオーストラリアドル
に替わると言う物です。

これが仕組み預金です。

一見すると上手い投資に見えます。

一度読んだだけでは
そのトリックは分からないですが、

これは実は絶対に
をしないのは銀行という
仕組みなのです。

経営者と投資家の能力は違いがある

オーストラリアドルの
金利6%は支払われて当然です。

(ここもなければ詐欺商品です。)

しかし、レート幅に
条件がある訳ですから、

レートが円高に振れれば、

実質はオーストラリアドル
を買うのとまったく同じです。

その場合は、為替が
円高に振れているので、

当然為替の損失が発生します。

確かに顧客のもくろみや
期待に添う為替レートになれば、

高金利によって利益は出ます。

ところが、高利回り
預金と謳いながらも、

レートの変動によるリスクは
顧客が負わなければ行けません。

ということはつまり、

単純に為替リスクを負って
オーストラリアドルの
外貨預金をするのと

ほぼ同じな訳です。

その一方でレートに変動が
あろうとなからとうと、

銀行はキチンと利鞘、
手数料は抜いています。

顧客が儲かろうと損しようと、

手数料を払うことには
変わらないわけですから。

こうした金融商品は
銀行を中心に、

経営者などに勧められましたが、

リスクとリターンを認識しないまま、
購入した人が多いと聞きます。

前回紹介したように、

「地下鉄で通勤している連中の助言を、

ロールスロイスで乗り付けてきた
連中がありがたく拝聴するような場所は、

ウォール街以外には存在しない」

と皮肉ったバフェットさんは

「自分が知らない企業や、得意では
ない分野には手を出さないのが鉄則」

とも言っています。

投資家の能力は
リスクとリターンをしっかり
見極めることです。

こうした商品には
騙されることは少ないです。

金融商品セールストークの罠

高金利というのはどうしても
魅力的に映るようです。

しかしここが罠なのです。

あるいは、日経株価平均と
連動する仕組み預金もあり、

例えば、

日経平均が7000円を下回れば、

日経平均の株式(投資信託
に替わってしまいます。

ただ、順調に推移すれば
2%の金利がつくと言うもの、

これも株価の下落リスクを負って
日経平均、インデックスファンドを
購入するのとほぼ変わりません。

ともすれば、
合理的な判断は、

最も手数料の安い証券会社から
ファンドを買うことです。

しかし、その判断が
つかない人が多いです。

確かに、

現在の1%を遥かに下回る
預金金利に比べれば、

こうした金利は魅力的です。

しかし、株価が下落した時の
リスクは顧客が抱えているのです。

ここでも銀行はしっかり
利鞘を抜いて利益を得ます。

経営者ほど金融商品に騙される

優秀な経営者も投資家も
同じようにお金を稼ぐ能力
がありますが、

お金の哲学は時に
まるで違うこともあります。

経営者は、普段融資などで
お世話になっている銀行から

「これはいい商品ですよ」

と勧められれば、

断りきれずについ手を出して
しまうケースが多々あるのです。

もちろん初めから犯罪目的で
作る詐欺商品ではないですが、

商品説明がしっかりとなされて
いるかと言えば、甚だ疑問です。

私の知り合いには、

銀行に勧められたまま、

このタイプの商品に
3000万円ほど投資して、

結果、毀損が生じ、3分の1
くらいの価値になった人もいます。

話を良く聞いてみると、

その金融商品の内容を
十分理解せずに投資したとのこと、

非常に残念なことです。

真の投資家であれば、

その商品の内容も分からず
投資したりはしません。

美味しい金融商品セールストークの罠

当然投資は自己責任です。

リスクとリターンを見極めて
自己判断をする物ですが、

セールストークを聞くと
ついうっかり

「美味しい話」に聞こえて
乗っかる経営者が多いのです。

例えばその商品が、

トリプルAやダブルAなど

高い格付けがされてる
会社の金融商品だとすれば、

信用してしまいがちです。

しかし、私の知人は、

リーマンショックと言う名の
金融危機で一躍有名になった

リーマン・ブラザーズという会社の
社債が含まれた仕組み預金を

セールストークに乗せられて
買わされていました。

たしかに、

リーマンブラザーズは

名門証券会社として有名で、
格付けも高かったのですが、

あっさりと潰れてしまいました。

優秀な経営者ほど、

その優秀さに加え、
資金がありますから、

罠に陥りやすいのです。

また性格的にも攻めの
姿勢が邪魔をすることもあります。

ビジネスで攻め時も
投資では攻め時とは限りません。

経営者と投資家の能力は
違いがあることを理解して、

美味しいセールストークに
乗らないように注意しましょう。

美味しい話(内容を理解すれば
美味しい話ではないですが)

には必ず裏があることを
ぜひ知って欲しいと思います。

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