思いがけないプレゼントで心を掴む藤田田のユダヤ商法エピソード


「人の心は金で買えない!」

などと言って見ても、

プレゼントをもらえば嬉しくなり、
相手のことが好きになるなど、

案外私たちの心理は現金なものです。

プレゼントを贈ると言うのは、
素晴らしい人間関係を作る上で大切ですが、

思いがけないときに、思いがけない
プレゼントを贈るのは大変効果的です。

これが上手かったのが日本マクドナルドの
創業者である藤田田(ふじたでん)さん、

彼のユダヤ商法的なエピソードから
コミュニケーションの極意をいろいろと
学ぶ事ができます。

自らを「銀座のユダヤ人」と称し

日本にマクドナルドを広め
「ハンバーガー王」と呼ばれた
ビジネスの天才、

他にもおもちゃチェーンのトイザらスや
ビデオチェーンのブロックバスターを
日本で創業し展開しました。

遺産は約491億円…と

巨万の富を築いた藤田さんは
人の心を動かす天才でもありました。

ソフトバンクの孫正義さんが
若かりし頃に藤田さんのアドバイスを受け

「コンピューターを勉強した」
というのは有名なエピソードですが、

藤田さんの人心掌握術から
学べる事はたくさんあります。

ある日、玄関に届いたものとは?

こんな姿を想像してみてください。

「ピンポーン♪」

と玄関のベルが鳴ります。

奥さんに何か宅急便が
届いたらしく喜んでいます。

「キレイなランよ」

奥さんは、鉢植えの真っ白な
花をつけたランを抱え

興奮しながらご主人に話しかけます。

藤田田さんは、
社員の奥さん全員の誕生日に、

鉢植えの花を贈っていたと言います。

社員ではなくその奥さんに
対する気遣いができたのが、

やはりポイントでしょう。

まさに思いがけないときに、
思いがけないプレゼントを贈る、

大変心に残る贈り物と言えます。

こんなエピソードもあったそうです。

マクドナルドのある男子社員が
自宅に戻った時、

奥さんが少し怒った顔で
こんな質問をしました。

「今日は何の日か知ってる?」

ご主人さんは焦って答えに詰まりました。

すると奥さんは詰め寄り

「あのね、今日は私の誕生日よ!
藤田社長は覚えているのに、

なんであなたが忘れているの?」

これも強烈なエピソードですね。

心をわしづかみにするプレゼント

この藤田さんの花のプレゼントは
大変効果的でしょう。

当時の社員の奥さんたちはみな
感激していたと言います。

ご主人の勤め先の社長から
花が届くなんて言う事は、

想像だにしていないのが普通です。

だから思いがけないプレゼントとなり、
余計に女性のハートをわしづかみにして
離さないのです。

ちょっとした簡単に誰でもできる
心遣いでしょう。

しかし実際にこれがビジネスに
どのような影響を及ぼすか?

また、見返りに必死に働け

などとは決して言いません。

その花には、誕生日カードが添えていて

「お誕生日おめでとうございます。

ご主人がいつも元気で
仕事に励む事ができるのは

みんな奥さんのおかげです。

本当にありがとうございます。

どうぞ、いつもご主人の陰の力になって
応援して挙げてください。

藤田田(デンと発言してください)」

と書いてあるだけと言います。

「大声を張り上げて、
亭主の尻をひっぱたき、

しっかりと仕事に励むよう、
むちを振るってください」

などとはひとつも書いていないのです。

彼がやったのは奥さんの
誕生日を知りほんの少しの
気遣いをしただけです。

私はこのエピソードを聞いた時
思わず唸ってしまいました。

さらに切り花ではなく、
鉢植えにしている所もポイントで、

鉢植えにすればこの花は
最低半年くらいは持つのです。

この花を毎朝見て水をあげるたびに、

奥さんは亭主の勤める会社の
社長の顔を否が応でも思い出します。

そして結果的に、

この花の存在によって、
亭主の尻をひっぱたき、

ご主人は仕事をよりがんばり、
会社の業績が上がるのです。

人の心を動かすのは言葉だけではない!


藤田田さんの人心掌握術
見事の一言です。

そして彼は口上手です。

藤田さんのお母さんは、
息子が口で災いを起こさないよう、

口の中に十字架を入れる意味で

「田(デン)」と言う名前をつけた
と言う由来があるそうです。

それくらい、口上手ですが、

ただ、マシンガントークで
まくしたてるてるだけではありません。

先ほどのプレゼントのエピソードは
社員の奥さんたちには

一切言葉を発していません。

これが凄い所です。

私たちがコミュニケーションスキルを
上達させる上で、

学びたい所でもあります。

「花をプレゼント」して喜びを与え、
社員の奥さんたちを自分の味方にする、、

しかも「思いがけない」という
サプライズ演出が最大のポイントです、

このやり方を真似しない手はありません。

思いがけないときに思いがけない
プレゼントを贈る、

これはどれだけ饒舌な人の言葉よりも、

人の心を捉えて話さない方法がある
と言う格好の教材と言えるのです。

これは異国でビジネスを展開する
ユダヤや華僑のやり方にも通じます。

当たり前のタイミングでは意味がない

私たち日本人にはプレゼントを
渡す機会がよくあります。

お歳暮、お中元や、
クリスマスに誕生日、

バレンタインデーにホワイトデー。

何だかんだ言って世の中には
プレゼントをやりとりする機会が多いです。

でもこう言った定型的な場面で
贈られたものは印象に残りません。

でも、そんな風にあらかじめ
決まっているイベントではない時に

思いがけないプレゼントをすると、
とても心に響いたりします。

これはただサプライズだから…

と言う理由だけでなく

そこには相手の心遣い
こもっているからです。

物をプレゼントするだけでなく
相手を思いやる心遣を示す事は

相手を幸せにできます。

残念ながら、普通の事を
普通のタイミングでやっても

あまり相手の印象には残らないのです。

恋人同士であれ、仕事関係であれ
思いがけないプレゼントは効果的です。

藤田さんご自身が書かれた
著書のタイトルは

「ユダヤの商法」

藤田さんは自らを
銀座のユダヤ人と称し

ユダヤ式ビジネスを
取り入れて成功しました。

ユダヤ教に改宗した訳では
ないでしょうが、

彼らユダヤ人の成功哲学や
ビジネスの考え方を学び、
取り入れ、実践したのです。

1972年発行の本ですが、
今でも十分に学ぶところはあります。

興味がある方はぜひご一読を、

また今回紹介した藤田田さんの
エピソードを思い出し、

何かひとつ工夫を人心掌握のテクニックを
人間関係に加えてみるといいでしょう。

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