赤ちゃんのあんよの始まりと平衡感覚、立体感と距離感の発達


我が子が立ったり歩いたり、

その姿を見るだけで
親は誇らしい気持ちになります。

運動機能も脳機能も発達する
10カ月くらいになると、

赤ちゃんはベビーベッドの
柵やイスなどにつかまって、

一人で立ち上がるようになります。

そろそろあんよの
準備が始まったのです。

しかし歩行は単に、

足腰の筋肉だけで、
できるものではありません。

平衡感覚が出来上がっていなければ、

すぐひっくり返ってしまいます。

バランス機能は人体にとって
非常に重要な役割をします。

平衡感覚は、

耳の中の三半規管が
フィードバックアンテナの
役目を果たしているのですが、

視覚、特に立体感と
距離感の協力がなければ、

平衡感覚の調整はできません。

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実は原因は目にあった…

だからこそ実は、

歩き始めても、なかなか
まっすぐ歩けない赤ちゃんは、

筋力というよりむしろ、

視覚のトレーニングが
不足しているからと言えます。

立体感と距離感を
育てるトレーニングは、

以下のようにします。

ガラガラなど、

音の出るオモチャと、
赤ちゃんが握れるほど細いヒモ

を用意してください。

オモチャにヒモを結わえ付けます。

お座りさせた赤ちゃんの手の
届かないところにオモチャを置き、

赤ちゃんの手元まで
紐を伸ばします。

音を出して、赤ちゃんの
注意をオモチャへ引きます。

さて、どうなるでしょうか。

赤ちゃんはしばらくは、

オモチャとヒモを
かわりばんこに見つめています。

やがてヒモを片手で
掴んで振り回します。

ヒモの先のオモチャが
ピョコピョコ動いて
音を出します。

おもちゃで脳を発達させる

ヒモとオモチャの関係に
気づいたようです。

ヒモを引っ張れば、

オモチャは赤ちゃんに近づきます。

ヒモをたぐり寄せれば、

オモチャがとれる事に気づくのは、
もうすぐでしょう。

10ヶ月頃からこの
練習をしていると、

満一才の頃は、
90パーセント以上の
赤ちゃんが正確に

ヒモをたぐり寄せてオモチャを
とる事ができるようになります。

これは脳の発達に
非常に効果的です。

ただ、この頃の赤ちゃんは、

素早くハイハイができるので、

ヒモをたぐり寄せる前に、

はって行って、
とったりしないよう、
気をつけなければなりません。

お母さんのひざに抱っこさせて
練習するのが良いでしょう。

楽しく遊びながら
しっかりと鍛えるのです。

また、テーブルの向こうに、

オモチャやお菓子を置いて、

掴まり歩きをしながら
とりにいかせるトレーニングも、

立体感、距離感を育てる他に、
知育能力の発達に役立ちます。

赤ちゃんのあんよと平衡感覚

まっすぐに行こうとしても
行けない場合は、

回り道してとる
「急がば回れ」の知恵と、

テーブルの丸や四角の形を
はっきり認識する力を養う訳です。

「急がば回れ」は10ヶ月目
くらいにできるようになります。

立体感や距離感は、

両目の視差から生まれます。

人間には利き手と同じく
効き目というものがありますが、

右目と左目で見る物体の像が、

距離に反比例して
少しずつズレる為に、

大脳がその情報を受け取って、

距離感、立体感を
感じさせるのです。

片目では距離感、立体感はでません。

両目で正しくものを見ているか、

テストしてみましょう。

8~9ヶ月頃、

赤ちゃんを一人でまっすぐ
座らせておき、

まずオモチャを一つ渡して
片手に持たせ、

次に第二のオモチャを
別の手に渡します。

このとき、赤ちゃんが
最初のオモチャを落とさず、

姿勢を崩さないで
第二のオモチャをとれれば、

順調、正常に両目視機能が
発育しているのです。

両目をしっかり使えるようにする

両目視機能は、

5~6歳頃完成しますが、

これが正常でないと、

学校の勉強やスポーツなどに
大きなハンディキャップがつき、
成績にも影響します。

運動神経は特にこの
機能が重要なのです。

赤ちゃんの頃から
トレーニングしましょう。

8~9ヶ月頃、

赤ちゃんを座らせ、

お母さんが背後から
赤ちゃんの上に身をかがめて、

赤ちゃんの目の前で二本の
スプーンを打ち合わせてみせ、

次に赤ちゃんにスプーンを渡して、
真似ができるか練習させます。

また太鼓を二本のバチで
たたいてみせて、

真似をさせます。

あんよもそうですが、いずれも
始めは上手くできませんが、

繰り返し練習させると、

10~11ヶ月頃には、

100パーセント
できるようになります。

練習しないと70~90
パーセントしかできません。

この差は意外にじわじわと
将来の発達に差ができてしまいます。

土台をおろそかにせず、
しっかりとトレーニングしましょう。

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