赤ちゃんの握る力、新生児反射、把握反射の特徴と赤ちゃん体操


今回のテーマは、

赤ちゃんの握る力、新生児反射、
把握反射の特徴と赤ちゃん体操

について紹介します。

赤ちゃんは、産まれて
一ヶ月くらいまでは

両腕を曲げて、
両手を肩のあたりに置き、

固く握りしめている
ことが多いですね。

指を伸ばしてやろうと
すると、

かなりの力が必要なほどです。

これは、この頃の
赤ちゃんは筋肉が緊張し、

こわばっている事が
多いからです。

赤ちゃんの腕を伸ばし、

手首から肩にかけて、

腕の内側を優しく
マッサージしてあげましょう。

こわばりがほぐれますから、

次に、手のひらを軽く叩くか、
撫でてやると、

反射的に指を叩きます。

お母さんの小指を手の平の
中に差し入れると、

すぐぎゅっと握り
返してきます。

びっくりするほど
強い力です。

握られたお母さんの指が、

血の気を失って
白っぽくなるほどです。

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赤ちゃんの握る力と赤ちゃん体操

次に、小指を握らさせたまま、

両腕をゆっくり伸ばして
あげましょう。

これは把握反射を利用
した赤ちゃん体操です。

体操は、運動をしたい
という赤ちゃんの欲求を
満たすと同時に、

運動能力をアップさせます。

把握反射は、人類が
原始的な生活をしていた頃、

赤ちゃんが生き延びるための、
大切な本能でした。

赤ちゃんの握る力は
興味深い背景があります。

猿と同じように、

お母さんの毛に捕まって
移動する為に必要だったのです。

人類は昔、樹上生活を
していたと言われています。

猛獣などに襲われて
急いで高い枝に
よじのぼったり、

隣の枝に飛び移ったり
するとき、

赤ちゃんを抱っこしていては、
敏捷な行動は不可能です。

赤ちゃんも、自分の
体重を支えられるくらいの
強い力で、

お母さんの毛をつかみ、

振り落とされないようにする
反射運動が欠かせなかったのです。

新生児反射、把握反射の特徴

赤ちゃんの首を支えて
ベッドから

2~3センチ頭を持ち上げ、

急に離しますと、

赤ちゃんは両腕を伸ばして
抱きつくような行動をします。

モロー反射とも言いますが、

これも木の上でお母さんの
体から振り落とされない為に
必要だった本能でしょう。

手の把握反射とよく似た
反射運動は、

足の指にも現れます。

足首の上を軽くつかみ、

土踏まずの部分を指で
軽く撫でてやります。

次に、足の裏の指の
付け根の下を押すと、

赤ちゃんは足指全体を
内側に深く曲げます。

今度は足の甲を軽く叩くと、
足指を反りかえらせます。

赤ちゃんを抱き上げて、

足の裏がベッドにつくようにすると、

両脚を突っ張り、

次に左右の足を互い違いに
持ち上げて足踏みをし、

ちょうど歩き出すような
運動をします。

自動歩行と言われる
新生児反射の一つです。

赤ちゃんの脳と運動能力

この体操は、

足の運動を活発にし、

筋肉を付けて、将来、
ハイハイや歩き初めを
するための、

良い準備運動になります。

実際に、一日に2、3回、

この体操をさせた赤ちゃんは、

歩き初めが早かった
という報告があります。

赤ちゃん体操は、

運動能力は高まっても、

それと脳の発育と関係あるの
かしらと思われるかもしれません。

しかし、赤ちゃんにとって、

運動能力のアップと
脳の発育は、

切っても切れない関係が
あるのです。

赤ちゃんの大脳は、

まず運動を司る部分が
最初に発育し、

成熟してきます。

生まれたての赤ちゃんに
備わっている反射運動は、

自動的に起こるものです。

しかし、その反射を利用して
体操をさせていると、

例えば、

乳首を探すのが上手く
なっていくように、

刺激を受けたときに、

自分の生存にとって、

いちばん適当な行動が
とれるように、

自分の行動を修正できるように、

則ち、大脳の中で
考える部分(前頭連合野)

が発達してきて
学習できるようになります。

赤ちゃん体操の効果

決まりきった反射運動から、
選択的な反応へ、

これが知能の始まりなのです。

大脳が育ち始めたのです。

その発育を順調にし、

促進させる為には、

赤ちゃんの脳の発育の
ステップに応じた、

適当な刺激を与えて
やらねばなりません。

新生児反射を利用した
赤ちゃん体操もその一つです。

赤ちゃんの握る力を
しっかり鍛えてあげましょう。

満一才過ぎまでの
赤ちゃん体操を

おしめを替えるときなどに
5分くらいずつやって
あげるとよいでしょう。

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