赤ちゃんの知能の発達、言葉のトレーニングはゆっくり着実に


お母さんやお父さんの多くは、

子供が初めて話した時のことを
鮮明に覚えているものです。

人間にとって言葉は不思議です。

言葉を通じたコミュニケーション
が基本なわけですが、

どうやって獲得していくのか?

色々と謎があるようです。

スイスの発達心理学者、
ピアジェさんは、

子供の知能の成長を
細かく観察し、

様々な実験をやってみて、

産まれてから二歳頃までを

感覚運動的知能の時期

と名づけました。

五感を通じて入ってきた
外界からの刺激に対して、

初めは決まりきった、原始的な
反射運動しかできませんが、

繰り返し刺激を受けているうちに、

大脳の中にシナプスが
どんどんできてきて、

回路が精密になり、

五感が互いに結びつくと同時に、

運動機能との連絡も
うまくできるようになり、

刺激に対して大脳が判断して、

いちばん適切な、また、
自分がしたいと思う行動を
とれるようになっていく、

そんなステップで一歩一歩、

知能を築き上げて行く
時期だと言う訳です。

敏感期という概念がありますが、

子供を天才に育てるのは、
時期とタイミングは重要です。

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刺激を通じて発達する知能の特徴

例えば、

お母さんが、赤ちゃんの
顔の近くでガラガラを振ると、

初めは興味深そうにじっとみます。

振りながら水平に動かすと
眼で追うことから始まって、

やがてガラガラに手を伸ばし、

つかめるようになると
自分で振ってみる、

ハイハイができるようになると、
這ってオモチャをとりにいき、

口でしゃぶったり、
手でいじり回して、

物の形や性質を確かめる
というステップです。

産まれたときは、

自分で寝返りもできなかった
赤ちゃんが、

7ヶ月頃にはもう、

こんな複雑な行動ができるだけの
知能を持つようになるのです。

そのうえ、人間の
赤ちゃんには、

人間にしかできない
刺激を受け取って

知能を発達していく事ができるのです。

それが、「言葉」です。

簡単な言葉からスタート…

満一才前後になると、

赤ちゃんは「ママ」「パパ」
「マンマ」などという、

意味のある言葉を
使い始めるようになります。

それは、ママを始め、

周りの大人たちの優しい語りかけの
刺激を受け取って、

まず自分にいちばん身近な物や
食欲などの基本的欲求
についての言葉を理解し、

自分でも使えるようになるのです。

例えば、

犬に「オテ」というと、

前足を差し出します。

しかしこれは「オテ」
という言葉を理解しているよりむしろ、

人間の身振りや、声の抑揚など
を感じ取り、

一つの条件反射としての
行動をしているに過ぎないです。

犬とコミュニケーションはとれても
言葉を使った会話はできません。

言葉こそ人間が人間
である証なのです。

赤ちゃんの知能の発達において、
言葉というのは重要です。

言葉を自由に使ってこそ、

人間同士の複雑な
コミュニケーション
できるのです。

また、文字による記録
というかたちで、

膨大な知識の集積が可能になります。

そのうえ、言葉は、

人間が大脳で複雑な思考を
するときに絶対に欠かせないもの、

例えてみれば、

思考という建築物を造る
レンガのような物です。

子供の言葉の発育が遅いと
焦ってはいけません。

私たちが英語など語学を覚える
のには時間がかかるように、

赤ちゃんの脳にとっても、

ゆっくりでも確実に覚えていくほど、
言葉の脳の回路は密になります。

焦りは禁物です、ゆっくりとでOK

だから、赤ちゃんの言葉の
トレーニングはとても大切な事です。

しかしこれも、

一足とびに成長させる事はできません。

子供が今、どんな言葉の使い方を
しているかを良く見極めて、

少しずつ、より高度な使い方を
正しく覚えさせる方法しかありません。

まず、身近な物の
名前を正しく覚えさせる、

そしてゆっくりとその輪を
外の世界に広げて行く、

「パパ」「ママ」から

「ワンワン」「ニャーニャー」
「ブーブー」

へと言った具合です。

抽象概念から具体概念へ、
そしてまた抽象概念へと、

ズームインとズームアウトも
しっかりと見ていきましょう。

具体的な物の名前を覚えたら、

少しずつ、抽象的な
言葉を覚えさせます。

「おいしい」「あつい」
「さむい」

などです。

また、位置関係、

上とか下とか、左、右など
を正しく理解させ、
使えるようにします。

時間の概念を表す、

「きょう」「あす」「きのう」

などを正しく理解して
使えるのは、

ずっとあと、3~4歳を
過ぎてからです。

複雑な言葉を使えるまでのプロセス

正しい言葉の使い方の
基本になる、

文の構成力も、初めは
名詞一つだけの一語文、

次に名詞と形容詞、

名詞と動詞だけの二語文
へと進化して行き、

やがて簡単な助詞が加わって、

言葉と言葉のつながりが
しっかりしてきます。

3歳頃になると、

単純な仮定文や条件文も
使えるようになります。

ちょっとずつ悪い言葉も
覚えるでしょう。

でも、それも頭の中のトレーニングです。

あまり怒ってはいけません。

言葉のトレーニングは

満一才過ぎてから
小学校低学年まで、

長い期間をかけてゆっくりと

一歩一歩着実に進歩
させていかなければなりません。

焦って詰め込み教育をすると、

子供はたちまち拒否反応を起こし、

言葉の発育をかえって
遅らせてしまいます。

幼児教育や早期教育、

その理念は素晴らしいのですが、

就学後、いい大学やいい会社に
入るための知識を覚える…

というのであれば私は反対です。

ロジカルなお勉強ではなく、

体を使った遊びを通じた
五感を通じた勉強を徹底します。

就学前の子供は、

自分の興味のある物にしか、
関心を示しません。

だから言葉のトレーニングも、

絵本やおとぎ話など遊びを通じて、

お母さんとの対話という形でやるのが、

いちばん効果があります。

子供は遊び、興味が脳の栄養

これは言葉のトレーニング
だけではなく、

「五感育児法」も同様です。

これから紹介する、

様々な知能トレーニングも、

子供が興味を示しているか
どうかを良く観察して、

もし興味を示さなくなったら、
すぐ辞めて、

翌日またやると言う注意が必要です。

学校のような詰め込み式、
成績で5段階評価…

というわけではないのです。

とにかく赤ちゃんの
発育はゆっくり着実に

がポイントなのです。

同じトレーニングを5分以上やると、

子供はくたびれたり、
興味を失ったりします。

トレーニングは原則として
五分以内にとどめてください。

乳幼児は、好奇心の
塊のような存在ですから、

やり方さえ適切なら、

喜んでトレーニングを楽しむ物です。

遊びながら覚えるのです。

大切な事は、

失敗しても叱ったりせず、
上手くできれば褒めてやりましょう。

子供は、自分にとって、
この上なく大切な存在である
お母さんに褒められる事で、

学習への意欲をかき立てられるのです。

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