セレブ文化の意味と特徴、セレブリティとお金持ち富裕層の違い

セレブ文化の意味と特徴、セレブリティとお金持ち富裕層の違い
今回のテーマは、

セレブ文化の意味と特徴、
セレブリティとお金持ち富裕層の違い

について紹介します。

さて、ここまで、

お金持ち、富裕層、
スーパークラス、スーパーリッチ

など、いくつかの
言葉を使い分けて来ましたが、

ここで一旦、整理整頓を
してみる事にしましょう。

というのも、

現代社会には「セレブ」
という便利な言葉があるからです。

「セレブ」というのは

「セレブリティ(celebrity)」

という英単語の略ですが、

日本でも浸透してきた言葉ですが、
少し勘違いしている人が多いです。

最近ではこの言葉の中に
「お金持ち」まで含むようになり、

それらセレブに関することを
まとめて呼ぶ「セレブ文化」
という言葉も出来ています。

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お金持ちたちの独特の世界

富裕層のネットワークというのは、

独自のバーチャル国家を
形成しているようなものです。

実際に、普通の国の国家予算より
遥か上回る資産を持っています。

2004年の時点で、
アメリカ資産額トップ1%の層の
年間所得総額は約1兆3500億ドル

これはフランス、イタリア、カナダの
国民所得を上回っています。

そして彼らには、

独自の医療システムがあり、
(コンシェルジュ医師)

独自の旅行ネットワークがあり、
(プライベートジェットで移動、
高級リゾート施設に宿泊)

独自の経済(国の所得増加率
やインフレ率より高い)

そして独自の独特の
仲間内での話題があります。
(お宅の庭師はどこなの?)

彼らはお金持ちになっただけでなく、

経済的には異邦人となり、

国の中に独自の国家を、
社会の中に独自の社会を、
経済の中に独自の経済を

生み出しているように見えます。

そしてそこから生み出される
文化は間違いなく庶民層に
影響を与えるのです。

セレブ文化の意味と特徴

1980年代の半ばくらいまで、

「セレブ」という言葉の意味には
「お金持ち」は含まれていませんでした。

それが、1990年代になったころから、

世界中に大衆文化のネットワークが広がり、
お金持ちも著名人化してしまったのです。

そして独特な特徴を持つ文化が生まれました。

これはヨーロッパでも
アメリカでも同じです。

1990年代以前は、

伝統的なお金持ちは

もともとのセレブである
スターや有名人に比べ、

メディアなどに登場する機会は、
圧倒的に少なかったのです。

経済誌などを除いては、

彼らの動向を伝える記事などは、

1990年代になるまで
ほとんどありませんでした。

アメリカの場合、

オールドリッチや彼らの後継者、

起業して成功した
ニューリッチたちでさえ、

メディアに登場するのは、

人生において

「誕生」「結婚」「死亡」

の3回だけで、

実際『ニューヨーク・タイムズ』紙
の社交欄はそう言う扱いでした。

セレブ文化、セレブリティの誕生

しかし、今では、

スーパーリッチを代表する
ビル・ゲイツさんから

デザイナーの
カルバン・クラインさんまで

お金持ちたちもみな
「セレブリティ」という
カテゴリーに入れられ、

メディアの扱いはハリウッドスターと
ほぼ同じになっています。

そもそもお金持ちに庶民が注目する
ようになったきかっけは、

その派手な消費文化から来るでしょう。

古典的な論文「有閑階級の理論」
では「顕示的消費」と呼ばれましたが、

当時富裕層が高価なものを
買い求めたのは、

有閑階級らしさを打ち出し、
社会階級を誇示する為に必要なもので、

お金を使える事を人に示す為
お金を使いまくってきたのです。

それがいわゆる高級品
マーケティングの始まりです。

高級住宅街、高級車、宝石、
高級ブランドやクルーザーなど、

そして今度は富裕層同士で
いかに自分は良いものを持っているか
と言う競争が始まるにつれ、

商品の単価は上がって行きます。

そして庶民には手の届かない
憧れのお買い物文化が生まれるのです。

富裕層のライフスタイルとセレブ文化

お金持ちは新しくお金持ちになる
人たちと一線を画す為に、

さらに消費をせねばなりません。

裕福な消費者が増えるにつれ、

ワンランク上の商品が作られ
どんどん買うようになります。

そして、ラグジュアリーを扱う
企業側も売り上げを伸ばす為に、

この新たな市場に向けて
高級品の廉価版を発売する
ようになります。

マーケティングの世界では

「マス・ラグジュアリー」
(大衆向け高級品)

という矛盾した言葉が
作られているのですが、

かつて富裕層しか手の届かなかった
ルイ・ヴィトンのバッグも

いまや日本の女子高生が
手にするわけです。

こうして消費の連鎖は起こります。

いずれにしてもステータスを
追い求めるお金持ちの買い物が、

セレブへの憧れと言う一般層を
巻き込み市場を変えて行くのです。

特に突出したキャラクターは
世界中のメディアに受け入れられ、

ドナルド・トランプさんや
富豪令嬢のバリス・ヒルトンさんは、

その代表と言えるでしょう。

これが「セレブ文化」
と称されるものです。

このセレブ文化に関しては、

『セレブの現代史』
(海野弘著、文春新書刊)

という本に詳しいので、

興味のある人はこれを
読んでみて欲しいと思います。

セレブリティとお金持ち富裕層の違い

このセレブ文化は、
今や日本でも定着しています。

ホリエモンのようなヒルズ族が
タレントと同じ扱いになり、

セレブリティは皆
富裕層のお金持ちと言う特徴
イメージになってしまいました。

ただし、本来の意味は、

英語圏では、セレブリティ
という言葉そのものに

「お金持ち」という
イメージはありません。

日本では、富裕層、お金持ちを

そのままセレブと呼ぶ傾向にありますが、

英語の場合、極端な話し、

貧乏でも庶民でも有名人であれば

それは「セレブリティ」なのです。

とはいえ、お金持ちなら
セレブという訳で、

今やセレブ文化は
世界中に広がっています。

つまり、この世は1%の
富裕層と99%のそれ以外の
人々で出来ている訳ですが、

その構造が、この世界が1%の
セレブと99%の無名な人々で出来ている
事とそっくりなのではないでしょうか。

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