お金持ち、富裕層が関心を持つ新しい未来、ニューニューシング


今回のテーマは、

お金持ち、富裕層が関心を持つ
新しい未来、ニューニューシング

について紹介します。

これまで紹介しているような
1%の富裕層へ富が集中すれば、

格差が広がり続けると言う
暗い一面があるでしょう。

シャンパンや高級車、クルーザー
を買うお金持ちが増える一方、

家を失い、職を失い、
経済活動から取り残され、

激動に世界経済に翻弄される
人々も増えるでしょう。

しかしそこにはネガティブな
面だけがあるわけではありません。

ポジティブな未来への
希望も見出す事ができます。

前回紹介したような、

会議やカンファレンスに
なぜ多くの富裕層が集まるかと言えば、

彼らの最大の関心ごとは
「未来」にあるから

とも言えるでしょう。

アメリカのジャーナリストで、

『グローバル・スーパー
リッチ:超格差の時代』

の著者クリスティア・フリーランドさんは、

『アトランティック』誌の記事

「グローバルエリートの台頭」
(The Rise of the New Global Elite 2012)

のなかで、

このようなカンファレンス
一つの例として、

グーグルの

「ツァイトガイストカンファレンス」
(Google Zeitgeist)

を取り上げています。

グーグルが主催するこの会議は、

開催時期と場所は毎年変わりますが、

うわべの華やかさとうって変わって、

その中身は真剣で熱心な
会議が中心と言います。

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お金持ちが関心を持つ新しい未来

歴史上格差社会が広がり過ぎれば

様々な代償をもたらす
事が明らかになっています。

富裕層による消費は、
国の消費基準を一変させ、

ミドルクラスはそれについて行く為に
借金を増やす事になります。

ますます働かなければ
ついて行けなくなります。

その結果、一般国民の
幸福度が下がって行けば、

社会的にも不安定になり、

犯罪、貧困層の拡大、インフラの不整備

など負の側面が増えるわけです。

持つ者と持たざる者の差が
増えれば増えるほど、

非富裕層の嫉妬心や無力感を募り、
やがて国力も低下します。

そこで歴史を見ると政治の世界では、

そう言った富裕層を批判し、
有権者の支持を取り付け、

富の再分配を果敢に行う政治家が
台頭するようになります。

「独占企業解体」
「富裕税」

ときに国民の暴動が行われ、
富裕層から富を奪うと言う行為まで
行われてきたわけです。

つまり

「富裕層VS非富裕層」

という対立構造が存在してきたのです。

しかし、対立を繰り返し奪い合う事
が果たして正しいのでしょうか?

これからの未来はなにか
別の道はないのでしょうか?

ニューリッチたちのニューシング

未来がどうなるかは分かりませんが、

私は現代のニューリッチたちの
ライフスタイルに期待を寄せています。

素晴らしい才能で富を築けば
引退して優雅に暮らすだけ…

がステータスだった過去から時代は経て、

ニューリッチたちは巨万の富を
得てもなお働き続けます。

ただ寄付をして慈善事業を行い
お金持ちを集めたチャリティーパーティー
の豪華さを競い合うだけの時代は終わり、

ニューリッチたちは
いかに集めた寄付のお金を
どう使うかに頭を悩ませているのです。

そして現代のお金持ち、富裕層が
関心を持つのは「未来」なのです。

どうすればこれからの世界、
より良い地球となるかを
真剣に考える人たちが増えています。

先ほど紹介したグーグルが
主催する会議もその一つです。

集まるのは、

グーグルCEOのラリーペイジさんと
会長のエリック・シュミットさん

などに連なる
ITリーダーたちや投資家、

さらにビジネス界の大物や
政治家もスピーチに呼ばれます。

2010年5月19日に

イギリスのハートフォードシャー
で行われたこの会議を

前記の記事で
クリスティア・フリーランドさんは、

次のように書いています。

『2010年のツァイストガイスト
会議に名を連ねた講演者は、

デズモンド・ツツ元大主教、

ロンドン市長のポリス・ジョンソン、

スターバックスの
ハワードシュルツCEOなのだ。

だが、こうした会議で
最も影響力があるのは、

名声でも富でもなく、

作家のマイケル・ルイスが
「ニュー・ニュー・シング」
と名付けたもの。

つまり、ほんの少しでもいいから
世界を変える可能性を持った
発見やアルゴリズム、技術などだ。

だからこそ、同年の会議には
行動経済学のパイオニアである
ダニエル・カーネマンをはじめ、

3人のノーベル賞受賞者が出席した。

さらに、靴のオンライン販売を展開する
ザッポスをアマゾンに10億ドル以上

で売却した若き起業家の
トニー・シェイも出席していた。』

富裕層の関心とニューニューシング

この文で分かるように、

スーパーリッチたちは、

未来を変える

「ニュー・ニュー・シング」

を求めているのです。

現代の成功した起業家は
その才能と資金力を使い、

政治改革にも取り組み
世界を少しでも良くしようと
働きかけています。

全ニューヨーク市長の
マイケルブルームバーグや

同性愛者の権利の為働く
LGBT成功者ジャレド・ドボリス

ピーターティールなども
そう言った人の代表でしょう。

そしてそれは、
イノベーションやアイデアであり、

次世代の富を作り出す源泉とも言えます。

その意味で、次のような会議にも、
多くの富裕層がやってきます。

IT業界の知識人とビジネス関係者
にとって見逃せないのが、

これまでロサンゼルス郊外の
ロングビーチで開催されてきた

テッド・カンファレンス
(TED Conference)

ではないでしょうか。

開催時期は毎年変わりますが、

TEDはこの会議で行われる
「TEDトーク」と呼ばれる
プレゼンテーションの

動画を世界に無料配信しています。

新しい未来の発信地

その動画を見ると、

スピーカーのリストには、

例えば、Wikipediaの創設者
ジミー・ウェールズさん、

アマゾンのジェフ・ベゾスCEO、

U2のボノなどの著名人が
ずらりと並んでいます。

政治、公共政策、環境問題
などにな関心がある富裕層が向かうのは、

「アスペン・アイデア・フェスティバル」
(Aspen Idea Festival)

このカンファレンスは毎年夏に、

コロラド州のアスペンで開かれ、

世界中から発明家
起業家、学者、芸術家、政治家、
経済学者、冒険家、科学者

が一堂に集い、

最新のアイデアを始め、

自身のプロジェクト
についてプレゼンする場です。

アスペンは、冬のリゾートとして
全米でナンバーワンの地ですが、

このカンファレンスは
アスペンの夏のハイライトです。

こうした場所から、
新しい未来が作られるのでしょう。

今のお金持ちたちは、
お金は消費に使うべき預かりもの…

ではなく、持つ者の責任と
考えているのではないでしょうか。

お金持ち、富裕層の関心とは?

また、メディアに関しては、

毎年7月、アイダホ州の
サンバレーリゾートで開催される、

「サンバレー・カンファレンス」
(Allen&Company conference in Sun Valley)

があります。

主催者は投資銀行の
アレン&カンパニーで、

例えば、

ニューズ・コーポレーションの
ルパード・マードックCEO、

フェイスブックの
マーク・ザッカーバーグCEO

アップルの
ティム・クックCEOなど、

新旧のメディアの
大物が顔を揃えます。

あらゆるスーパーリッチにとって

最近、欠かせないのが
毎年9月にニューヨークで行われる、

「クリントン・グローバル・
イニシアティブ(CGI)」

クリントン元大統領の主催する
カンファレンスですが、

ニューヨークの9月と言えば、

国連総会の開催時期で、CGIは
わざと国連総会と同じ時期に行い、

世界のスーパーリッチを
呼び込んでいる訳です。

国連総会に参加する多くの国家元首も

CGIに参加するため、
どっと富裕層が集まります。

お金持ち、富裕層の
ニューニューシングへの関心が、

世界を作る面も間違いなくありそうです。

彼らの働きにより、

アンドリューカーネギーが
100年前に夢見た

「富と貧困との若い、調和の支配」

がこれから実現するかもしれません。

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