日本の富裕層、お金持ちの寄付活動、チャリティー意識と文化

日本の富裕層、お金持ちの寄付活動、チャリティー意識と文化
今回のテーマは、

日本の富裕層、お金持ちの
寄付活動、チャリティー意識と文化

について紹介します。

富というのは、
社会に循環しているものであり、

だからこそ一部を社会に
還元するのは当然と言うのが、

欧米社会の常識のようです。

日本で言う

「金は天下の回りもの」

という考えに近いでしょうか。

前回、現代の欧米の富裕層、
富豪たちの慈善活動の特徴に
ついて紹介しましたが、

では日本のお金持ち富裕層は、
どうなのでしょうか?

日本にも大規模な寄付をする
お金持ちはたくさんいます。

例えば、

高須クリニックの高須克弥さんは、

これまで数多くの寄付活動をしています。

阪神大震災のときは

被災者の治療を一年間完全無料で実施、

東日本大震災のときは自ら
被災地に出向き、

宮城県東松島市に仮説風呂を
三台設置したりしています。

ワタミの渡辺美樹さんも

カンボジアで学校建設を行っています。

もちろん、日本の富裕層も
寄付活動やチャリティー活動に
精を出す人は多くいます。

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日本のお金持ちのチャリティー意識

デビアス社の創始者セシル・ローズ
が始めた「ローズ奨学金」や、

アンドリューカーネギーが
識字率向上のため、

世界各地に2811もの図書館を
作ったなど、

アメリカでも特に多いのが、

奨学金という形で高等学校へ
寄付に費やすことですが、

奨学金や教育のためにお金を
費やす日本人も多いです。

一時、批判を浴びた
消費者金融の富豪、

プロミスの神内良一さんは、

若いときに児童福祉施設の
職員だった事もあり、

慈善活動には特に
熱心でした。

そして引退した今は、

北海道樺戸郡浦臼町に移住して、

自ら設立した
「神内ファーム21」で
農業をやっています。

これは日本の農業再生のために、

北海道で付加価値のある
マンゴーやバナナを作る
という事業です。

2013年の『週刊現代』
によれば神内さんは、

「ファームに230億円、
二つの公益財団法人に300億円、

北海道農業企業化研究所に120億、
全日本あか毛和牛協会に10億円くらい
全部、私財ですよ」

と語っています。

日本の富裕層の寄付活動と文化

しかし、こうした日本の
富裕層の活動はバラバラで、

個々人の生き方に
基づいているだけで、

欧米のような大きな
ムーブメントにはなっていません。

これは日本に、

欧米のような誰もが
何らかの寄付を行うべきだ

という社会的な規範、
伝統がないからかもしれません。

チャリティー活動の意識が、
文化的に根付いて這いません。

また、日本の税制が
寄付を促す税制

(寄付すると大きく
税金が減じられる)

とはほど遠いからという
理由もあるかもしれません。

社会貢献を通じて世界を知る方法

社会貢献には実は
別のメリットもあります。

それは自分の知らない世界が
見えてくるという事です。

例えば、ある国の災害など
に支援の寄付をすれば、

少なくともその国の事や
災害の内容をまったく知らずに
寄付する事はありません。

さらに、有効に寄付が
使われるようにして欲しいと望めば、

大きな団体に丸投げするのでなく、

もっと必要としている人の手に
確実に届くよう、

自分で情報を収集するようになります。

さらに実際にボランティア
などで現場に足を運び活動すれば、

不遇な境遇に身を置いている人、
貧困に喘いでいる人の存在など、

自分とはかけ離れた社会、環境を
知る良い機会になるのです。

長谷部グループ創始者
長谷部平吉さんは、

アジアの学生に奨学金を
出しつづけていました。

金額は1人あたり20ドル前後
でも現地で結構な学になり、

多くの学生に奨学金を渡していました。

「誰に頼まれるわけでもなく、
好きでやっとるんで、道楽みたいなもん」

と本人は言っていたそうです。

これも一種の社会貢献でしょうが、

人を助ける喜びと共に、
もう一つ楽しみがあるそうで、

それが彼が援助した奨学生
から現地の色々な情報を聞く事だ
と言います。

社会貢献を通じて、

世界の多様性を少しずつ
理解できるようになるのです。

日本の欧米のチャリティー意識の違い

いずれにせよ、様々な理由で

欧米の富裕層はチャリティーに
参加します。

社会貢献というのは、

社会の糧になり、寄付した当人の
心の実りになります。

またお金を寄付すると不思議と
自分の資産も殖えて行くと言う、

運気の循環を信じるお金持ち
も多いです。

アメリカは富裕層大国ですが、

その中で寄付をまったく
行わなかったのは、

スティーブ・ジョブズくらいでしょう。

キリスト教には
「十一献金」(Tithe)
という教えがあります。

この「十一献金」というのは、

「人は得たものの10分の10を
献金しなければならない。

すると、その中から
神が10分の9を与えてくださる」

という教えで、

富を得たら必ず「10分の1」
を神に捧げると言う行為を言います。

つまり、この世の富は
みな神のものであり、

お金持ちというのは
それを一時的に預かっている
に過ぎないという事です。

現在、世界中が拝金主義に
陥っていますが、

キリスト教社会には、

それにブレーキをかける
思想が残っているもの
否定できません。

それにくらべて、根本的な
慈善事業に関する考え方が
日本にはないのではないでしょうか。

それでも、寄付活動やチャリティー活動
をするお金持ちは多く存在し、

彼らの活動が社会の富の循環の
潤滑油になっているという事は
間違いありません。

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