日本と欧米の富裕層の金融資産ポートフォリオ、投資対象の特徴

日本と欧米の富裕層の金融資産ポートフォリオ、投資対象の特徴
今回のテーマは、

日本と欧米の富裕層の金融資産
ポートフォリオ、投資対象の特徴

について紹介します。

普通の人々が定年まで
頑張って働いても届かない

数億円もの資産を富裕層は
日常的に動かしています。

インターネットで株の売買
などができるようになり、

かなり身近なものになりましたが、

金融投資と言えば、

やはり一般人にとっては
遠い世界のものですが、

富裕層にとっては日常生活の一部です。

ただし、一見華やかに見える
富裕層の投資ですが、

実は一般の人間で投資を
積極的にしている人間とは、

投資スタイルにおいて
ほとんど変わりがありません。

1%と99%で、

投資方法においてあまり差が
ないのが現代の特徴なのです。

ただし、

投資額が違う事、

富裕層の投資には
国境の壁がないこと、

投資先が多様な事、

さらに富裕層向けの金融商品
(ヘッジファンド等)
にアクセスできる事においては、

差がついていると言えるでしょう。

また日本と海外の投資家には
大きな特徴の違いもあります。

では、外資系プライベートバンク
(PB)の協力で、

そうした富裕層の金融資産
ポートフォリオを、

ここでは公開していく事にしましょう。

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日本と欧米の金融資産ポートフォリオ

一体、日本や欧米の
富裕層はどんな投資対象に
投資をしているのでしょうか?

ある外資系のPBマネージャーは
こう言います。

「一口に投資と言っても、
人によって考え方が違い、

リスクをとりたくない人と
リスクを厭わない人で

大きく投資の特徴が変わってきます。

ただし、リスク認識の差は
動かせる資金の額で変わります。

資金が1億円から10億円
くらいまでの人は、

ポートフォリオにリスクマネーの
比率が高くなるのですが、

10億円を超えて数十億円、
さらに100億円を超えるとなると

もうあまりリスクを取りには行きません。

ただし、富裕層の方で預貯金で
持つという人はあまりいませんね」

つまりお金持ちになればなる
ほど金融市場では「稼ぐ」よりも、

資産を「守る」事に価値を
置くようになります。

ただし、現金というのは
インフレなどを考えると、

もっとも非効率的な投資先です。

だから現金を持つ事を嫌がるのです。

つまり、庶民ほど
現預金を持ちたがる、

一方で富裕層は現預金は
なるべく持たないと言う点で、

大きく特徴が違っていると言います。

そしてさらに、
10億円までの富裕層は、

株式、ヘッジファンド等
リスクマネーで運用するのに対し、

超富裕層となると
安定株式や債券等で運用すると言う
安全志向が強まるという事です。

世界の富裕層の金融資産ポートフォリオ

またメリルリンチ発行の

「ワールドウェルスレポート」

などを見てみると、

日本の富裕層と世界の富裕層の
金融資産の構成を比較した
ものが見れます。

これをみると、

日本の富裕層は、
世界の富裕層に比べると、

まだまだ保守的なことがわかります。

ただしこれは世界経済の
動きによっても変わります。

最近は世界的な
金融緩和の影響もあり、

投資行動が変わってきている
と言います。

先ほどの外資系PBの
マネージャーによれば

「日本でもアベノミクスによる
異次元緩和が始まったので、

現預金は危ないと言う認識が広まり、

日本の富裕層の投資対象も

欧米型の積極投資に変わってきている」

とのことです。

が、やはり根底では
欧米と日本人のリスクに対する
考え方は違うようです。

私の知人の欧米の富裕層家庭では、

子供が6歳になると
2万5千ドルを渡して

15歳になるまでに
投資を実地で学ばせていました。

富裕層家庭では小学生から
株式投資や投資信託に投資する

経験を積ませるファミリーが
多いようです。

早い時期から実地で子供に
金融教育を施すのです。

しかし日本ではこうした教育を
する家庭はほとんどありません。

こうした下時がある人とない人では
投資の積極性も変わるでしょう。

富裕層の金融資産ポートフォリオの特徴

では具体的な富裕層の金融資産
ポートフォリオを見てみましょう。

一般的にそのリスク認識から
4パターンに分けて、

富裕層の金融ポートフォリオは
分ける事が出来ます。

・ハイリスク型

株式:65%
債券:10%
ヘッジファンド:10%
商品:5%
現預金:10%

・ミドルリスク型

株式:45%
債券:25%
ヘッジファンド:15%
商品:5%
現預金:10%

・慎重型

債券:50%
株式:20%
ヘッジファンド:15%
商品:5%
現預金:10%

・ローリスク型

債券:70%
株式:10%
ヘッジファンド:7%
商品:3%
現預金:10%

このようにリスク認識によって

資産構成が大きく
違うのは分かるでしょう。

ただし、まったく
違わないものがあります。

それが現預金です。

どの場合でも10%となっていますが、

これは欧米型とは言え、

この辺りの理由を外資PB
マネージャーはこう説明します

「欧米ではリーマンショックまで
ずっと経済成長が続き、

経済はインフレでしたから
現預金で持つ方がリスク
だったのです。

ところが、日本は
デフレが続いてきたため、

現預金で持つ方が得でした。

しかし、アベノミクス以降は、

日本でも預現金はリスクになりました。

それで比率を大きく
減らしている人が多いのです。」

富裕層がポートフォリオに入れるもの

もちろんこうした
金融投資以外にも

富裕層には多様な投資対象があります。

不動産投資にしても、

森林、農地、牧場へ投資したり、
水の権利に投資する人もいます。

金や銀などは言うに及ばず、

ジュエリーや最近人気がある
希少金属のパラジウムなど、

特殊な投資が得意な人もいたり、

競走馬の精液や希少本を
ポートフォリオに入れる人もいます。

ワインも富裕層のお好みの投資先です。

ロスチャイルド家は、

金融業以外にワイン製造でも有名です。

もちろん素人が簡単には
出を出せない分野でしょうが、

欧米の富裕層は、
積極的に投資するだけでなく、

非常に多様な投資先があるのが
特徴と言えるでしょう。

日本と欧米の投資対象の違い

それにしてもなぜ、
日本の富裕層は、

欧米に比べて安全志向が強く、

リスクをとりに行かないのでしょうか。

野村総研による

「金融資産を1億~5億円持って
いる人の金融資産ポートフォリオ」

によれば、

現預金はなんと39%にも達しています。

また、米証券大手の
メリルリンチのレポートでも、

日本の富裕層の現預金比率は
29%となっています。

その理由は簡単です。

日本では、金融資産の
ほとんどを高齢者が持っており、

若い世代の富裕層が
あまりいないからでしょう。

私の知っているある日本の富裕層は、
このような現実を憂いてこう言いました。

「これでは、日本はどんどん
落ちて行くだけだろう。。。

お金を持っている人間が
保守的になったら、

社会は停滞するだけです。

お金持ちはお金持ちの使命として、

お金を積極的に
使わなければ行けないのです。

それをしないで、ただ、

安全ばかりを願うのは、
お金持ちのやる事ではない」

富裕層は、その人なりの
投資哲学を持っていますが、

なかなかこう言い切る人間はいません。

確かにお金は循環するからこそ
社会は活気づいて行くわけです。

富裕層の金融資産ポートフォリオ
から学ぶことがあるとしたら、

投資対象の特徴として

それは積極性であって、
保守性ではないのではないでしょうか。。

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