上流、中流、下流、お金持ちと一般庶民と貧乏人、社会階層の特徴


今回のテーマは、

上流、中流、下流、お金持ちと
一般庶民と貧乏人、社会階層の特徴

について紹介します。

私たち日本人は、

この数十年間、あまり社会階層

(ソーシャルハイラルキー
Social hierarchy)

というものを意識しないで
暮らしてきました。

「天は人の上に人を作らず
人の下に人を作らず」

と言った福沢諭吉さんのように、
伝統的な部分もあるでしょう。

またそれは

「人間は皆平等

という戦後民主主義が作り出した
一種の幻想だったのかもしれません。

もはや「1億総中流」

などという言葉は死語となり、

格差社会が進んでいます。

これまで見えにくかった階級社会が

よりくっきりはっきりと
人々に意識されて行くでしょう。

そこで、ここで改めて
社会階層を整理しておきましょう。

最近では、

「今の日本は階級社会だ」

という事も言われていますが、

一般的に階級と言うと、

私たちは、3つの言葉を
すぐに思い浮かべます。

つまり「上」「中」「下」

それぞれを

「上流」「中流」「下流」

として、私たちは単純に
次のように頭の中で捉えている
のではないでしょうか?

上流=お金持ち
中流=一般庶民
下流=貧乏人

ちなみに英語では

上流はアッパーUpper
中流はミドルMiddle
下流はロウアーLower

です。

こうした社会階層の特徴の
実情について考えてみましょう。

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上流=お金持ち、中流=一般庶民、下流=貧乏人

新しいモノ、文化、サービスを
生み出す為には、

磨かれた感性や教養だけでなく、

やはり財力が欠かせないのです。

つまり富裕層がいるからこそ
より良い社会は作られるのです。

だから社会階層も意義があるわけですが、

それでは、学者たちはこれをどう
定義しているのでしょうか?

ペンシルベニア大学の
ポール・ファッセルさんが書いた

『階級(CLASS: A Guide through
American Status System)』

というアメリカの階級社会
を描いた本によると、

階級は次のように
9つに分類されています。

ポールファッセルさんは

「上流」を三つ
「中流」を四つ
「下流」を二つ

にさらに細分化しているのです。

この階級分類では

人々の労働形態が
大きく階級を左右しています。

働かないで生きて行けるクラスを
レジャークラスと呼び(上流)

「最上流階級」
「上流階級」
「上層中流階級」

働いて暮らす人々は
ワーキングクラス(中流)

「中流階級」
「上層労働階級」
「中層労働階級」
「下層労働階級」

日々の暮らしに困る人々
ロウアークラス(下流)

貧困階級」
「最下層階級」

に分けているのですが、

つまり、日本で言うサラリーマン
を中心とした一般労働者は、

そのすべてが
ファッセルさんの言う

「中流階級」
「上層労働階級」
「中層労働階級」
「下層労働階級」

のいずれかに入る訳です。

とにかく、
少しでも働いていれば、

それは「上流」ではないと
ファッセルさんは考えた訳です。

だからこそ、上流の事を
「有閑階級(レジャークラス)」

いつも遊んでるだけの人々
という訳です。

日本の上流、中流、下流の特徴

もちろん最近のニューリッチ
と呼ばれる人たちは、

資産は十分あるものの
ビジネスが楽しくてしょうがない

働くのが好きだという
層が増えているわけですが、

では、日本の労働形態を
ファッセルさんの社会階層の
分類に当てはめて行くと

どうなるのでしょうか?

まず「中流階級」は、

医師、弁護士、会計士などの
専門職と企業トップ、

「上層労働者階級」は
管理職サラリーマンとその
予備軍とも言える正社員群

さらに「中層労働者」は
契約社員、派遣社員となり、

「下層労働階級」は
フリーター、バイト

という事になるのではないでしょうか。

日本でもグローバル資本主義、
ネット資本主義の進展で、

ニューリッチ、ITリッチ

と呼ばれる新富裕層が
誕生していますが、

彼らは、たとえお金がいくら
あろうとまだ働いている以上、

「上流」とは言えない訳です。

となると人数で言えば
やはり上流のお金持ちの数は少なく

中流、下流の一般庶民と貧乏人
が多数を占めるという事です。

社会階層の垣根を越える

アメリカで良く言われる
ジョークの一つに、

貧乏人同士のこんな会話があります。

貧乏人A:
「俺は金持が嫌いだ」
貧乏人B:
「なんで嫌いなの?」
貧乏人A:
「俺より金を持ってるからだよ」
貧乏人B:
「では誰がお前を雇って給料をくれるんだ?」
貧乏人A:
「そりゃ金持さ」
貧乏人B:
「じゃあ金持ちを好きにならなきゃ」

このジョークはお金持ちも貧乏人も
両方とも社会が必要としている

そしてお金持ちの存在を意義を
分かりやすく示しているでしょう。

社会階層、格差社会というのは
ある意味合理的なシステムなのです。

では、次に、お金の面、

つまり所得や保有資産の面から
社会階層を見てみましょう。

有名な米経済誌『フォーブス』
長者番付や各種の調査でも

今や所有資産の多寡で、
社会階層を分類しています。

というのは、かつてのように、

労働形態と所得、保有資産額が

ある程度一致しているという事は
無くなってしまったからです。

世界がネットワークで結ばれ、

ヒト・モノ・カネが
国境を越えて動くこの時代では、

例えばある国の一般労働者
(ワーキングクラスの人間)が、

実はデイトレードによって
億万長者になっていたり、

昨日までの学生が
ネット起業に成功して

一瞬にして富を築いて
しまったりという事が、

日常的に起こるようになったからです。

お金持ちと一般庶民と貧乏人

有名なクレディ・スイスの

「世界の富裕層ピラミッド」

というものがあります。

この分類では、

資産がワンミリオン
(100万米ドル≒約1億円)

を超える人々を「富裕層」と言います。

そうして、それ以下をさらに細分化して、

10万~100万ドル未満、
1万~10万ドル未満、
1万ドル以下

に分けています。

このピラミッド全体が
全世界の人口です。

つまり、100万ドル以上の
富裕層は世界人口の

たった0.7%しかいない訳です。

そうして、この富裕層は、
全世界の富の41%を占め、

2018年には富裕層人口は
50%増加し約4700万人
になると予測しています。

しかし、資産100万ドル
以上と言っても、

先進国においてはこの額を
遥かに超える超富裕層が
数多く存在するのです。

そこで、日本の
野村総合研究所では、

独自の分類で、2011年の
純金融資産保有額の
世帯数と資産規模を推計し、

純金融資産1億円以上5億円未満を

「富裕層」

とし、

5億円以上を

「超富裕層」

として、

その世帯数を発表しています。

なお、1億円以下は
5000万円以上を

「準富裕層」

それ以下を

「アッパーマス層」
「マス層」

としています。

この調査によれば、

1億円以上の富裕層は約81万世帯、

その保有する純金融資産額は
188兆円となっています。

もちろんただお金がある
だけの富裕層であっては、

今後の日本社会は拝金主義が
横行する殺伐とした社会に
なってしまうでしょう。

これでは全ての階層の人が損をする
混乱した社会になるわけです。

社会的責任が大きい
お金持ちが増える事こそ、

社会をより豊かにするのですが、

いずれにせよ、彼らは
少数ながらその資産で

やはりこの世界で大きな影響を
持っているということです。

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