犬が音に反応するメカニズム、犬は飼い主の声を認識するか?


今回のテーマは、

犬が音に反応するメカニズム、
犬は飼い主の声を認識するか?

について紹介します。

飼い主の足音をいち早く
感じ取って玄関に走る…

など犬が音に反応することに
あなたも心当たりがあるかもしれません。

犬は車のエンジン音にも敏感で、
中には飼い主の車のエンジン音だけに
反応する犬もいます。

犬たちのこうした傾向は
感知できる音域の広さに加え、

「リズム感」がすぐれていると言う
犬の聴覚の特徴と深い関係があります。

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犬は飼い主の小さな声も聞き取れる

犬は非常に弱い音、
小さい音も聞く事ができます。

W・エンゲルマンさんが
1928年に

犬の聴力を計っています。

直径ミリの小さな玉を
3センチの高さから鉄板の上に
落とした音を、

どれくらい離れて聞くことが
できるかを距離で計ったのです。

その結果、

人間は6メートル以上
離れると聞く事ができないが、

犬は24メートルの距離
から聞く事ができたと言います。

単純に言えば、

犬は人間の4倍、
エネルギー的には16倍も
耳が良いという事になります。

その後さらに精密な
測定がなされ、

犬は音源と2度30分
しかズレないのに、

人間ではどんなに耳が
良い人でも4度20分
ズレてしまうそうです。

ちなみに茂みでひっそりと
狩りをするのに適した猫は

わずか50分ズレるだけです。

犬が音に反応するメカニズム

また「条件反射」で有名な

ロシアの生理学者
イワン・パブロフは、

犬に特定の音を聞かせて食べ物を与え、

最後には音を聞いただけで
唾液が出るように習慣づけました。

またその音から少しでも外れた
音には反応しないよう訓練しました。

その結果、犬が音程の違いに
非常に敏感だと言う事が分かりました。

この実験によれば、

犬は「ド」の音と
「ドから8分の1音ずれた音」

との違いを聞き分け、

メトロノームの打つ速さが
毎分100回から96回に減ったことにも
気付いたと言います。

また犬は耳を動かすことで
周囲の音を自由にチェックできます。

パブロフ生理学研究所
の行った実験では

犬は音源を600分の1秒で
探し出せることが分かっています。

この実験結果を踏まえれば、
飼い主の車のエンジン音を聞き分け、

その音にだけ反応する犬がいても
不思議ではありません。

犬は飼い主の声を認識するか?

また、もう一つ、犬には
自分が聞く必要性を感じた
音だけを取り出し、

これに集中できる
ように内耳を動かし、

聞きたくない音を遮断
できるという説もあります。

また、犬種によって聴力の違いは
ほとんどないと言われていますが、

やはり垂れ耳の犬の場合は、

音源を突き止めるのは不利になる
のではないかと思われます。

垂れた耳は音の進入路の
一部がふさがれるうえに、

あまり回転させることができず
音を拾いにくいはずです。

こうした犬の音に反応する
メカニズムですが、

同じ道を歩いている
大勢の人の足音から、

飼い主の足音だけを
聞き分ける事ができるのです。

これは野生時代に
鹿の群れなどを攻撃するときに、

走り始めたたくさんの足音から
群れの大きさを知り、

足音から獲物を見つけた
頃から培われたと言われています。

嗅覚と同じく特殊な聴覚で

犬は飼い主の声や足音などを
認識しているのです。

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