犬の聴覚の仕組みとメカニズム、犬の聴力は人間の何倍か?

犬の聴覚の仕組みとメカニズム、犬の聴力は人間の何倍か?
今回のテーマは、

犬の聴覚の仕組みとメカニズム、
犬の聴力は人間の何倍か?

について紹介します。

さて今回紹介したいのは、

犬の聞く力、聴覚についてですが、

犬の聴力は人間の4倍ある

…こんな説が犬の本などで
紹介されている事もありますが、

これはハッキリとしておらず、

オオカミの音を感じる範囲は
人間の4倍かもしれない

という、犬の聴力が人間の4倍だと
言われるようになったのは、

実はオオカミの行動観察が
きっかけになっているのです。

スポンサーリンク

犬の聴力は人間の何倍か?

オオカミ研究者の
ポール・ジョスリンは

カナダの囲い地で飼育されて
いる森林オオカミに、

次のような実験を行いました。

まず6.4km離れた地点から
遠吠えを真似た声を出すと、

オオカミたちはそれに答えましたが、

次に1.6km離れた地点から
同じような遠吠えを出しましたが、

人間には聞こえませんでした。

つまり、この説は、
人間より4倍遠い地点からの音に

「オオカミが反応した」という
1つの事例をそのまま犬にあてはめて
解釈したものにすぎないのです。

そもそも

「犬の聴力が人の○○倍」

という比較の仕方に無理があります。

なぜなら犬はすべての音について
人についてよりも感度が
いいわけではないからです。

周波数5000ヘルツ以下であれば、
似通った音の識別は人の耳の方が
優れています。

人間の発する言葉には
微妙な音の変化があるので、

高度な識別能力が要求されるのです。

犬の聴覚の仕組みとメカニズム

犬の聴力が鋭いのは、
高音の領域です。

従来犬の聴覚を調べるためには、

よく訓練された犬にスピーカーから
音を聞かせます。

聞こえたらスピーカーの下の
パネルを押す、

といった手法が取られてきました。

粘り強く何度も繰り返す作業が必要となり、
難しい研究分野の一つとされていました。

近年になって、コンピューターを用いた
「調整脳幹反応(BAER)」
と言う聴覚テストが導入され、

音が脳にどう反応するかについて
解析されるようになりました。

この結果、以前から言われていた

「犬は人間に比べて高い音を聞きとれる」

と言った説が間違ってはいないと
証明されたのです。

犬の超音波を聞く聴覚の仕組み

犬は野性時代に、

足音で手に入れやすい
獲物を探し出す事から、

聴覚が発達したと言われています。

さらに、犬には超音波も聞こえる
と言います。

「ゴールトン・ホイッスル」

いわゆる「犬笛」という
笛がありますが、

これは人間の耳には聞こえず、
犬には聞こえる音を出します。

つまり超音波を出す笛です。

犬の聞こえる音の上限は
3万8000ヘルツ

人間は二万ヘルツなので

3万ヘルツ前後の音は犬にだけ
聞こえて人間には聞こえない
という訳です。

犬に命令を下す時、

人間には聞こえないので
具合がいいとされています。

最近はこの仕組みを使い
マリンランドでイルカの芸などに
使われているそうです。

野性のオオカミは仲間の遠吠えを
6キロも離れた所からでも
聞きつけると言われていますが、

これももっともと言えるでしょう。

犬は道を歩いて帰ってくる
ご主人様の足音を、

同じ部屋にいる人間の誰よりも
早く気づく事ができます。

これも犬の聴覚のなせる
わざと言えるでしょう。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

こちらの記事もおススメ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>