犬の目は色盲か?犬は赤色、黄色、青色をどう識別するのか?


今回のテーマは、

犬の目は色盲か?犬は赤色、
黄色、青色をどう識別するのか?

について紹介します。

犬という動物は

タペタムという
暗い所で目が見える
機能があります。

しかし網膜には色を認識する
錐状体が少ないです。

その結果、

「犬の目は色盲で、すべてが灰色にみえる」

…と昔は考えられていました。

古い動物図鑑などには

「犬は世界を白黒で見ている」

などと書かれていました。

しかし近年の研究によって
これは間違いであることが分かっています。

A・ローゼングレンさんという
研究者によれば、

犬の色覚に関する過去の研究は
16論文あって、

そのうち9つの研究が
犬に色覚があると結論している
と報告しています。

そしてローゼングレンさん自身も
実験を行い、

犬は色盲ではなく色覚がある
と断言しています。

犬の目は色盲か?色覚があるか?

哺乳類の目には光を捉える
「錐状体(すいじょうたい)」
という細胞があり、

その数は色の識別能力に
かかわっています。

人間の場合は3種類の
錐状体を持っていて、

それぞれが

赤色、緑色、青色に

反応します。

色覚が正常な人であれば、
目に光が入ってくると、

その光の刺激の組み合わせに応じて、

紫、青、青緑、緑、黄色、オレンジ、赤

と虹の色の全てを見ることができます。

一方で、犬の場合は霊長類以外
のほとんどの動物と同じように、

2種類の錐状体しかありません。

一つは青、もう一つは
黄色に反応するのです。

錐状体がひとつかけると
識別できる色の数かはるかに少なくなります。

犬は赤色、黄色、青色をどう識別するのか?

犬の目には

「青、紫」の範囲の色が青っぽく、

「赤、オレンジ、黄、緑」の範囲の色が
黄色っぽく見えます。

つまり犬は世界をフルカラーでなく、
青と黄色で識別するのです。

では犬は虹の色をどう識別するのでしょうか。

人の目

紫、青

犬の目

⇒青

人の目

青緑

犬の目

⇒灰色

人の目

犬の目

⇒青

人の目

黄、オレンジ

犬の目

⇒暗い黄色

人の目

犬の目

⇒茶色っぽ灰色

人と犬の色の見方は
大きく異なり、

哺乳類のほとんどは
犬と同じような見方をしている
と考えられています。

犬も景色を楽しめる?

最近の研究によって、
犬の二つの色を見分ける錐状体細胞は、

黄緑色と紫色の波長の光に
敏感に反応するが、

青緑色の光については
灰色と区別がつかない

と考えられています。

日中の陽光の下では、

犬の目には赤い色より青、紫の方が
ハッキリ識別できるのです。

だからこそ「もってこい遊び」のとき、
赤いボールをときどき犬が見失ってしまう
理由も分かります。

草地で遊ぶ場合は赤いボールは
避けた方がいいかもしれません。

犬の目には
投げられたボールの色が、

落ちた草地の色と
同じような色に識別されるからです。

いずれにせよ、

犬の色覚は人間や猿ほどではないにしろ、
かなり色が分かっているのです。

だから美しい自然の景色の中を
犬と散歩する事は、

人間にとってだけでなく
犬にとっても楽しみなのだと
言って良いでしょう。

犬の目の特徴は、

動きに敏感で、広い範囲を見渡せ、
暗さに強く、

そして色が少し見えると言う、

夕方や明け方に狩りをして
暮らす動物の特徴から発達したのです。

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