犬のしつけの鍵は子犬期の母犬からの教育、刷り込み期にある

犬のしつけの鍵は子犬期の母犬からの教育、刷り込み期にある
今回のテーマは、

犬のしつけの鍵は子犬期の母犬
からの教育、刷り込み期にある

について紹介します。

犬のすりこみ期の経験は
その後一生を決めるといいます。

「刷り込み」
(インプリンティング=imprinting)

というのは、

生物の発育過程における
「初期の学習」を指して
用いられる言葉です。

今や人間に飼われる為に
犬の流通は行われています。

だから、幼少期に母犬や兄妹
とあまり接する事なく、

人間の元に来る犬もいますが、

犬のしつけの鍵は実は
子犬の時代の母犬からの教育
は重要になってくるのです。

この「刷り込み」という言葉は

動物行動学の父と言われる
コンラート・ローレンツが最初に
使ったとされています。

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ローレンツが発見した刷り込み期

ローレンツには、次のような
興味深いエピソードがあります。

「ローレンツがハイイロガン
という鳥を人工孵化し育てた所、

生まれたガンのヒナは、

ローレンツを自分の母親だと
『刷り込まれ』いつも後を
付いて回るようになった」

といいます。

その後、ローレンツは
ガンやカモなどのひな鳥が

負荷直儀に出会った対象を
親として認識する事を証明し、

ここから生物における
「刷り込み」は発見されましたが、

ちなみにこれは人間にも
見られる傾向です。

ある産婦人科で、

未熟児をケアする
新生児集中治療室に

母親が面会にきたそうです。

いつも看護婦さんと
一緒にいる未熟児は、

面会にきた母親を見た途端、
泣き出してしまったのです。

母親はショックを受けたそうですが、

看護婦さんと同じように
母親にもマスクを付けてもらうと、

ぴたりと泣き止んだそうです。

生まれてからずっと見てきた
看護師さんがマスクをしていたから、

赤ちゃんはそうではない親
を「いつもと違う人」
と感じてしまったというのです。

犬のしつけの鍵は子犬期の母犬からの教育

子犬は「刷り込み期」
から「社会化期」に至る

適切な期間(少なくとも10週齢まで)
に親兄弟と過ごすことで

イヌ語(=ボディーランゲージ)や
噛みつきの抑制、

挨拶行動などコミュニケーションの
基本を学ぶことができます。

見逃してはいけないのは、
犬同士のコミュニケーションについて

人間は絶対に教えることが
できないという点です。

特に母犬からのしつけは絶対条件で、

母犬は我が子に「噛みつき」
のポーズをし、

乳離れを促したり、

放し飼い状態の犬の群れでは、
教育係の犬が存在し、

行きすぎた遊びをする
年長の子犬を戒めたりします。

犬のしつけの鍵は刷り込み期にある

また興味深いのは、
小型犬の大人の犬が

自分よりずっと体の大きい
大型犬の子犬をしつける事もあるのです。

犬だけでなく、哺乳類一般に
当てはまる事ですが、

「刷り込み期」に必要な刺激や
母親からの愛情を受けないと

知能そのものが遅滞してしまい、
精神的、肉体的な疾患の原因になります。

もちろん犬と人間の関係における
しつけや教育もあります。

それも大事なのですが、

犬の場合、7週齢以前に
親兄弟から引き離され、
学ぶべき事を学ばないで成長すると、

必ず何かしらの問題行動が現れます。

学習能力そのものが獲得できず、

「しつけ」を試みても効果がない
という事さえあります。

もりろん、その後の生活の
影響で変化はしていくものですが、

その意味では

刷り込み期の教育の経験が
犬の一生を決定づける

と言っても過言ではないのです。

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