犬社会は本当に階級社会か?犬のリーダー、年功序列とランク付け


犬を飼うにあたり人間が
誤解している部分はたくさんあります。

何事も人間のルールをそのまま
当てはめればいい訳ではありません。

もちろん直接コミュニケーションが
できるわけではないので、

真相は誰にも分かりませんが、
ミスコミュニケーションは増えるはずです。

こうした誤解がしつけの
弊害を生むこともあります。

例えば、

「犬の群れは、
厳格な支配関係に貫かれていて、

それぞれの犬にハッキリとした
順にランキングが存在する」

つまり犬社会はハッキリした
階級社会があるという説が一般的ですが、

果たしてこれは本当でしょうか。

犬のルーツとされる
オオカミの群れ社会の生活習慣では、

群れを率いるリーダーがいて、
リーダーの存在は絶対です。

群れのメンバー同士の順位も
ハッキリしています。

群れはリーダーの指示に従い、
協力しあって狩りを行います。

有能で尊敬できる
リーダーがいて、

お互いのランク付けが
ハッキリしているからこそ、

それぞれの役割を似ないながら
秩序を保って生きてきたのです。

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犬社会は本当に階級社会か?

だから犬も同じ…という
説がありますが、

この説は長い間、
オオカミの研究報告をそのまま
犬に当てはめて、

犬の順列を論じることが
おお流行りして出された説なのですが

そもそも犬はオオカミではありません。

つまり、犬社会には
支配関係に基づいた群れ(=階級社会)が
形成されていると言う

実証的なデータは存在しないのです。

このリーダー論を元にした
犬のしつけのマニュアルなどは、

飼い主が絶対的なリーダーとなるべく、

暴力を振るってでも
押さえつけてでもしつけるべき、

と言う極端な発想を産むことがあります。

でも、これは良いことではありません。

犬たちの社会組織では

常に全ての犬の順位がハッキリと
決定づけられている訳ではなく、

その「順列」は流動的です。

特に、年齢の近い雄同士では
実力が拮抗するため、

力関係が逆転する事も珍しくありません。

犬社会の年功序列とランク付け

では犬社会では
順序はどのようにして決まるのでしょうか。

ポイントは以下の三つです。

1.雄と雌では別々に階層が築かれる

2.順位には「経験」とそこから得た「知恵」が反映する

3.気性の強さも影響する。体力のある方が有利と言える。

基本的に犬社会は年功序列型の
階級社会です。

「先輩犬の真似をしながら学ぶ」

という習性を持つ犬たちは
年長者の経験を大切にするのです。

だからこそ幼少期に犬の群れ
でほとんど生活をせず、

そのままペットショップで
売られてしまっている犬の方が、
人間社会に馴染めなかったりもします。

例えば一回の出産で
5、6頭の子犬が生まれると、

その兄妹の中でランク付け
の意識が芽生えるのが、

離乳する生後4、5週間です。

ケンカごっこなどの
遊びを通じて、

リーダーのような行動や
服従の仕草を学びます。

その中で徐々に優位なタイプと
服従するタイプというように、

兄妹の間の階級、ランクづけが
行われていきます。

犬にとってのリーダーは飼い主さん

またオスがメスより優位とは限らず、

犬社会においてメスの影響力は
絶大とも言えます。

子育ては完全に母犬の仕事です。

恋愛の主導権もメスが握っており、
交尾するかどうかはいつもメスが決めます。

メスのほうがオスより優位に立つ事もあるのです。

特に現代の飼い犬たちは環境
次第で色々と態度を変えます。

つまり、犬社会の階級社会は
緩やかな年功序列型であり、

ピラミッド方でも梯子型でもありません。

犬社会の上下関係
人間社会のランク付けの考え方を
当てはめるのはナンセンスという事ですね。

とはいえ、

人間と暮らすようになった犬にとって、
群れは人間の家族になりました。

そこでやはり犬は頼れる
リーダーに従う事で安心し、

群れを統率するリーダーの
元で一生暮らしたいと願うものです。

飼い主さんの前で仰向けになり
お腹を見せる
のも、

リーダーとして認めランク付けし
認めているからこそ、

安心して身を任せているのです。

餌を与えてくれる人を
好きになるのも本能でしょう。

愛情溢れる飼い主さんは犬に
とっての最高のリーダーとなるでしょう。

そしてそうなるべく、

人間も信頼を寄せられる
家族の一員として犬を迎え入れるのです。

とは言え、支配的なリーダーであれば、
犬も人間もストレスになるはずです。

うまくバランスをとった付き合いが
できるのがベストなのです。

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