オフィス環境と部屋の色の影響、赤い部屋と青い部屋の心理的効果

オフィス環境と部屋の色の影響、赤い部屋と青い部屋の心理的効果
今回のテーマは、

オフィス環境と部屋の色の影響、
赤い部屋と青い部屋の心理的効果

について紹介します。

働く人の心理状態と組織の業績
には密接な関係があります。

職場の人間関係が悪かったり、

常に営業成績を求められ、
上司がぴりぴりして
怒りっぽかったりすると、

オフィス全体が
心休まらなくなります。

そのような状況の
ままでいると、

良い事業成果は期待できません。

全ての社員が気持ちよく
働ける快適なオフィス環境を
整えていくことが、

社員のモチベーションをあげ、

人から信頼される質の良い
仕事が出来るようになり、

結果的に売り上げアップ
プラスの影響を与えます。

では一体どのような
色で環境を整えたら、

社員がストレスなく仕事に集中でき、

働きやすくなるのかを考えることは、

経営者や役職者の
大切な仕事でもあります。

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部屋の色の影響、心理的効果

私たちは目からだけでなく
皮膚からも色を感じ取る
能力があるようなのです。

有名な例では、

奇跡の人と呼ばれた
ヘレン・ケラーさん

彼女は赤ん坊の頃の病気が
原因で目が見えなくなり、

同時に耳も聞こえなくなりました。

しかし、皮膚から色を識別
できたと言います。

彼女の自伝『私の住む世界』には、

ヘレンさんが微妙な色調の
違いを目が見える人以上に

敏感に感じ取っていたことが
述べられています。

「私はスカーレット(緋色)と
クリムスン(深紅色)の違いが分かります。

オレンジとグレーププルーツの
匂いは同じではないからです。

私はまた、色には濃淡がある事も
濃淡がどんなものかも分かります。

(中略)

私の考えのなかに色が無い
という事は考えられません。

私は対象の色と音とを区別します。

私が教育を受けるようになってこのかた、

私はいつもものの色や音を
言うように仕向けられ、

その意味を知るように教育されました。

ですから、私は
もののを色のついたもの、
音のするものと考える習慣があります。

それは、一部は習慣によりますが、
他は霊感によります。」

目に見える私たちは
目を閉じて色を感じる習慣がありません。

しかし色も波長を発しているのです。

視力を失った彼女だからこそ、

彼女が霊感と読んだ感覚、

普通の人以上に色の波長を
感知できる能力が
育まれていったのかもしれません。

いずれにせよ、私たち人間は
誰しもが色から視覚以外にも
影響を受けるものなのです。

風水という考え方があるように
環境が私たちの心身に与える
影響はおおきいのではないでしょうか。

だからこそオフィス環境や部屋の
色も意識してみる必要があります。

オフィス環境と部屋の色の影響

私の知り合いのある女性社員

若干被害妄想的な
面もあるでしょうが、

「常に仕事ぶりを
監視されている気がする」

心が苦しく仕事に集中
できないと悩んでいました。

よく調べてみると同僚に
同じように感じる社員も多いとのこと、

カラーコーディネーターの
アドバイスで、

「何か癒される淡い色などの
バーテーションで、隣の人や後ろの
席の人と区切ることが出来れば、

仕事に集中して没頭する事ができる」

また、

「赤やオレンジ、黄色、黄緑色
などのビタミンカラー系の椅子があれば、

オフィス環境が活気づき
楽しく仕事が出来る。。」

というアドバイスを受け
それを導入し、

社内が活気づいたと言う
事例がありました。

オフィス環境の改善案は
まだまだあります。

例えば、

仕事用机のデスクマット、

どの机も同じ色で埋まるのではなく、
その人の好きな色に出来れば、

心をポジティブに影響し、
仕事力も強化されるでしょう。

またオフィスの仮眠室
リラックスルームは、

精神安定剤カラーや不眠に利く、

淡い紫や青、緑などで
コーディネートする事を
おすすめします。

活動とリラックスのバランスを
とれた色使いが重要なのです。

一般のオフィス環境のグレーの効果

一般的にオフィスの内観や外観の壁、

事務機器や机、椅子など
オフィス環境は、

グレー系で統一されているのが
よくみかけます。

しかしグレーは光が跳ね返ってくる
反射率が24%しかなく、

光に乏しい色です。

反射率の低いグレーは

人のやる気を生み出す心理的
モチベーションを与える光を

実に76%も奪うと言う
効果があります。

逆に、和室に多い
ベージュという色は、

反射率が50%と、
人間の肌色と同じ反射率でもあり、

程よく光を与えてくれるので、

筋肉も緩和されて
穏やかな心地にさせてくれる
心理効果があるのです。

内壁の壁には、

ベージュやアイボリー系、
淡いパステルカラーを

使用することが心身の
緊張の軽減には欠かせないのです。

赤い部屋と青い部屋の心理的効果

1970年代のイギリスの
ある工場では、

女性の欠勤率が高いことが
悩みの種でした。

そこである時、工場の壁の
色をグレーから明るい
ベージュに変えて見ると、

休む人が減り、

さらに事故も減ったと言う
報告があります。

このようにオフィス環境の
中の色の影響というのは、

あなどることは出来ません。

日本でも色彩心理を活用した
オフィス環境を整えた事例を
お伝えしましょう。

日本オラクルという会社では

「赤い部屋」と「青い部屋」

という二つの部屋が
設けられています。

赤い部屋は、

誰もが自由に企画や
アイデアを出し合い、

活発に意見交換をする
会議用として使われます。

ここでは、

誰が何を話そうとも
自由が尊重されていて、

決して上司や社長から
怒られません。

青い部屋で集中力が高まる

一方で、青い部屋では、

慎重さや冷静さが
求められる予算の決定や、

営業の反省会など、

気持ちをクールダウン
させなければならない
会議が開かれます。

数字を挟んで理詰めの
話し合いが行われ、

ときには社長が叱責
する事もあるとのこと、

赤い部屋は人の交感神経
に影響するので、

心を解放したり、
楽しく興奮する気持ちに
させてくれます。

反対に青い部屋は、

人の副交感神経に
影響して集中力を高めるため、

リラックスさせてくれるのです。

実際にある科学者の実験で、

目を隠した被験者に
色を教えないで赤い部屋と
青い部屋に入ってもらうと、

血圧や体温、筋肉緊張などに
目に見えて変化が起きました。

赤の空間にいれば血圧や体温が上がり、
筋肉は緊張し汗の分泌も多くなり、

青の空間にいると、
まったく逆の反応を示したのです。

赤い色と青い色の心理的効果

プロ野球ヤクルトスワローズの
名捕手と呼ばれた古田敦也選手、

彼は現役時代にバッテリーを組んだ
石井一久投手のコントロールを
良くする為に

色の効果を使ったと言われています。

それまで使っていた
茶色のキャッチャーミットを
青色に変えたのです。

つまり赤系統から青系統へ
色を変化させたのです。

さらにストライクゾーンへ
球を誘導する為に、

肩とひじパットにはアイキャッチの
色、黄色を使用しました。

すると石井投手の制球は
見違えるほどコントロールが良くなり、

それが97年度のヤクルト日本一
黄金時代と呼ばれる活躍に繋がった
というエピソードもあります。

実際に実験でも多くの投手に
赤と青の的にボールを投げさせ
制球を調べた所、

青色に命中する確率は
赤色の的よりも3倍も高い
というデータもあります。

暖色系の赤色が心身に刺激を与え
興奮するのに対し、

青色は寒色系のなかでも
鎮静効果が高い色です。

心理的に言えば、

冷静な判断を下したいとき、

焦っている時や怒りの感情に
とらわれている時に取り入れると
良い色なのです。

赤色と青色の影響、心理的効果

こうした効果が知られてか
スポーツの世界では、

最近、集中力効果の
高い青色がよく使われています。

例えば、陸上競技です。

今まではトラックの色は
赤色が主流でしたが、

近頃も青いトラックの
陸上競技場が多く作られています。

プロ野球でも、

ピッチャーの集中力を
高めてコントロール率が
上がるよう、

キャッチャーミットにも
青を使うことが増えてきました。

このように、

赤い部屋、青い部屋以外にも

赤と青の効果は様々な場面での
色の効果が活用されています。

色や香り、照明、観葉植物や
花などをオフィス環境に

効果的に活用することで、
社員のイライラは劇的に
軽減されるはずです。

人の気持ちを変えるオフィス環境と部屋

またオフィスには社員だけでなく、

アルバイトや派遣社員、
お客さまや業者の人など、

たくさんの人が
出入りしています。

それぞれの人に対して、

一人一人が思いやりのある
対応を心がけていけば、

もっと快適なオフィスへと
生まれ変わるのではないでしょうか。

先ほどベージュは
反射率が50%なので、

程よく光を与えて、

心身を和らげるという
お話をしましたが、

より反射が高く、
やる気を高めてくれる色は、

ベージュよりも白い
アイボリーです。

アイボリーは、
反射率が78%ありますから、

オフィスの机の色を変えるときは、

一般的なグレーではなく、
この色にしてみてはいかがでしょうか。

暗い色より明るい色のオフィス環境を

シンプルでモダンな印象を
残す黒は、

反射率がゼロに近いですから、

どんなにモチベーション
のある優秀な社員でも、

仕事は低下してしまいます。

グレーや黒の色の乏しい
空間で過ごすことは、

精神的にも不安定になったり、
仕事への活力も失われたりと、

一つも良いことがないのです。

明るく活き活きとした
オフィスに行くと、

必ず美しく澄んだ色の
コーディネートがされています。

オフィス環境と部屋の色の影響は、

赤い部屋と青い部屋の
心理的効果のように

絶大なものなのです。

もし今度、オフィス空間を
リニューアルするときには、

人のやる気に影響を与える、

反射率や色についても
考慮してみてください。

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コメント

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