色と香りの影響をビジネスに活かすニューロマーケティングの特徴

色と香りの影響をビジネスに活かすニューロマーケティングの特徴
今回のテーマは、

色と香りの影響をビジネスに活かす
ニューロマーケティングの特徴

について紹介します。

最近では

「色+香り」

をビジネス戦略に活かしている
企業やお店

商品開発などが多く見られます。

確かに、

人がものを買う際の
意思決定というのは、

およそ85%が無意識
な衝動や感情によって
引き起こされるのですから、

是非活用すべきでしょう。

そもそも95%の意思決定は
無意識で行われているのですが、

脳は24時間外部の環境条件の
変化に応じて、

脳内物質をコントロールして、

快を得ようとして、
不快を避けようとする

本能があるのです。

人は人生をより豊かに気持ちよく
する為に何かを買うわけです。

心地よい五感を与える事は、
購買意欲に大きな影響を与えるでしょう。

さらに近年では、

脳科学の発展に伴い、

人が購買行動を起こす際に、

脳の中でどういう反応が
起きているのかが

解明されつつあります。

こうした最新の脳科学研究を
マーケティングに

取り入れた手法も出てきており、

これをニューロマーケティング
と呼ばれています。

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色と香りの影響をビジネスに活かす

人には五感という感覚器官が
あるわけですが、

例えばおいしいご飯を食べる際、
味覚だけを使っているのではありません。

レストランで食事をする時に、

まったく同じ値段で
同じ料理を食べたとしても、

ゴキブリが出そうな汚い店と、
清潔感のある高級な店で食べるのでは、

味も変わってくるのです。

こうした、

ニューロ(脳)を元にした
マーケティング、

これは、企業のイメージアップや
ブランディング、販売促進活動、
顧客満足向上など

多くのビジネスシーンで
戦略的に活用されています。

いわば、

人の無意識の部分に働きかけていく
ビジネス戦略と言ってよいでしょう。

人の知覚である、

視覚、嗅覚、聴覚、味覚、触覚

の五感に刺激を与えて、

売り上げに繋げて
いくという考え方です。

人間の脳を刺激するというのは
極めて強力な方法と言えます。

例えば、

パチンコ業界大手のマルハンでは、

2009年から

約70の店舗の入り口に
消臭芳香装置を設置しました。

目的は香りによる
ブランディングです。

どのお店に行っても
同じ香りがする事が重要で、

これにはお客さまに
香りを感じるだけで

マルハンを思い出して
もらおうと言う狙いがあるのです。

人間の大脳には、

記憶の心理的情報を
蓄積する海馬という部分があり、

香りとマルハンが連動することで、
記憶しやすくなるという事、

普通パチンコで遊ぶ際、

視覚をメインに考えるでしょう。

しかし嗅覚を使えば他店とも
差別化ができるのです。

ニューロマーケティングを
使った上手い仕掛けと言えるでしょう。

香りの影響で売り上げを上げた例

他にも例えば、

香りの影響をビジネスに
使った例としては、

ある若い女性向けの
ファッションブランドで、

内装を淡いピンクにして

店舗全体にピンクから連想される

「ローズの香り」

を芳香しました。

すると、レジ横に置いてあった

ローズの香りのする
「リネンウォーター」が
飛ぶように売れたのです。

他にも

「色と香り」の商品開発で
成功している事例があります。

日本ペイントでは、

ローズの香りを含ませた塗料

『ハナコレクション』

を販売しています。

これは建物の外観を
塗っているときにも、

ローズの香りが漂うために、

ご近所からのイメージも
非常に良く、

ストレス軽減にもなり、

人気商品になっているそうです。

これもニューロマーケティングで
うまくいっている事例でしょう。

香りの影響と脳の特徴

例えば、

街を歩いていて偶然
すれ違った人が

昔付き合っていた恋人が付けていた
香水と同じものを付けていて

その匂いを嗅いだ瞬間に、
そのときの恋人との思い出を思い出して

「ドキドキしてしまった」

という事は経験がある人も多いでしょう。

香りが刺激となって
記憶を呼び起こす現象を

「プルースト効果」

と言います。

プルースト効果は

「匂いが記憶を呼び覚ます」

という意味です。

由来はフランスの作家
マルセル・プルーストの

『失われた時を求めて』

という小説の中で、

主人公が紅茶に浸した
マドレーヌを失った時、

昔の記憶がよみがえった、

という有名なシーンから来ています。

この記憶と嗅覚の連動行動を、

世界的文豪の名にちなんで
プルースト効果と呼んでいます。

これをビジネスに活かすなら
どうすれば良いのでしょうか。

脳は一つの感覚を遮断する
事はできません。

そこに色があれば見てしまい、
そこに匂いがあれば嗅いでしまうのです。

そして脳は勝手にそれを
快、不快と判断します。

基本的には、

心地よい感覚の刺激を

商品やサービスと
結びつければ良いのです。

ニューロマーケティングの特徴

面白い事に私たちの脳は、

意識をしなければ五感の
変化になかなか気づきません。

マーケティングをする側の立場、
観点から見れば、

お客様の無意識に影響を与えるのが、

この五感を使う
ニューロマーケティングですから、

普通に過ごしているだけでは
気づきにくいわけです。

しかし意識してみると

今話題の流行っているスポットや
お店にはこうした工夫があります。

そんなプルースト効果を
活かしているのが、

六本木のラグジュアリーホテル

『ザ・リッツカールトン東京』

ではないでしょうか。

メインロビーには

チョコレートとオレンジの
香りをただわせており、

ホテルのアメニティーにも
その二つの香りの影響を活用し、

ブランドの価値を上げています。

また、北海道の札幌駅前にある

『ベストウェスタン・
ホテルフィーノ札幌』

でも、香り戦略によって
リピート客を確実に増やしています。

2007年の開業時から

「五感で寛ぐ」

をコンセプトにし、

ロビーにリラックス効果の
高いアロマを発散させたり、

お土産品として館内と
同じ香りがするアロマオイル
の入ったミストスプレーも販売し、

アロマの香りがお客さまの
記憶と心に良い印象として

刻み込まれたのです。

そしてビジネスの業績も
上がっているのです。

色と香りを使ったマーケティング

これらのホテルでは、

色や香りの影響だけでなく、

BGM、お客の座る椅子、
ベッドやリネン類、

パジャマなどに触れたときの
肌感覚の心地よさ、

体によく美味しい食の味わいなど、

五感からのアプローチを総合的に
考えている事が共通の特徴です。

そんなニューロマーケティングが
大きな集客効果に繋がり、

ビジネスとして成功する
要因になったのです。

職種やマーケティング手法によって
使える五感と使えない五感はあるでしょう。

例えばテレビコーマシャルや
インターネットを使っても

匂いを届ける事はできません。

しかし頭を使えば何かしらの
五感を刺激する方法はあるはずです。

そこに少しでも「快」の
感覚を与える事ができれば、

売り上げにも繋がってくるわけです。

人の無意識や記憶に残る
五感をフル活用するためには、

基本となる目的やコンセプト作りを
しっかりと練る事が大切です。

そのお店やホテル、商品やサービス
を利用してくれる人に

どういう効果を与えることが
できるのかを逆算し、

その空間や商品でどんな幸せな
ストーリーが展開できるのかを

じっくりと考えてみましょう。

そうすると、

脳の中に色彩や香り、音などが
自然と浮かび上がってくるでしょう。

そこにニューロマーケティングの
手法を提供すれば良いのです。

ぜひ、五感でお客さまの
心を満たし、心地よさを与える

ニューロマーケティング
をビジネスに活かしましょう。

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