自己犠牲の精神、優しい人柄、優等生タイプの心理的デメリット

自己犠牲の精神、優しい人柄、優等生タイプの心理的デメリット
今回のテーマは、

自己犠牲の精神、優しい人柄、
優等生タイプの心理的デメリット

について紹介します。

前回紹介したいわゆる
「断れない人」には、

優等生タイプが多いです。

恐らく幼い頃から、

物わかりのいい子、
何でも言う事を聞く子、

素直に、

「はい、わかりました」

と従う子、、

そう言う子供になるように
育てられてきたし、

また本人も、

そういう「大人に褒められる子」
になりたいという一面も
あったのでしょう。

家庭でも学校でも、です。

そう言う子供将来、
大人になると

「断れない人」になりがちです。

優しい人柄、優等生タイプで
何か悪い事があるのか?

と言えばまったくありません。

ただ、人間関係において
心理的なデメリットはあるでしょう。

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自分の欲求を抑え過ぎる事の弊害

心理学用語で

「抑制過剰効果」

というメカニズムがあるのですが、

素直で従順な人というのは
世間的に言えば「いい人」の代表として

好かれるタイプに思われるかもしれません。

しかし実際には、人の言う事を
素直に聞き行動する人は、

その責任を取りたくないと言う
思いの現れになる事があります。

「抑制過剰」というのは、

自分の持っている欲求を必要以上に
押さえつけようとするので、

一見すると謙虚で控えめな態度をとり、
考え深くて慎重なタイプに見られます。

しかし自発的に欲求を満足
させようとする事ができない為に、

他人の言いなりになりやすく、
自分で決断する事ができなく
なるのです。

高評価に思われがちな
こうした自己犠牲の精神は、

自分のメンタルヘルスだけでなく
他人との人付き合いにおいても、

弊害を生んでしまう事があるのです。

自己犠牲の精神の心理的デメリット

こうしたタイプの人は、

学校の成績を取る事や
先生の言うことを聞くといった

明確な基準がある場合は力を発揮します。

しかし仕事では、

「自分が無い」という事は
有利になるとは言えません。

こうしたタイプの人は例えば
会議の席などでも

自分のよく分からない事については、
重要な議題であっても、

積極的に自分から意見を述べたりせず、

有力者や多数派の意見に従う事で
その場を一応取り繕ってしまいます。

その後問題が起きた時に、
責任がとれず悩みを抱える事もあるのです。

ちょっと話しはズレますが、

心理学的に言えば、
「うつ」になってしまうのも、

こうした優等生タイプが多いです。

生真面目で、責任感が強く、

人から何かを期待されれば、

懸命になってその期待に
答えようとしてしまいます。

人からの頼み事にも
「ノー」とは言わないで、

自己犠牲の精神を発揮して
無理してでもやってしまいます。

人からの頼みは断りません。

いや、むしろ言えないのです。

「私の事を頼りに思って、

私に期待して、こうして欲しいと
言ってきてくれているのだから、

それを断ったら悪い、申し訳ない。

私に出来る事があるんだったら、
やってあげなくては…」

と、思わず頑張ってしまいます。

優しい人柄、優等生タイプの人の特徴

でも何でもできるほど
メンタル的にも能力的にも
タフな人はあまりいません。

本当の責任感というのは

「できる事はできる」

と言い、

「できない事はできない」

と言うべきなのです。

しかし「できない」とは言えない
という事にデメリットがあります。

こう言う人は実に自己犠牲的な
精神に富んだ優しい人柄の人なのです。

しかし、その

「優しい人柄」が

デメリットになる、あだになる事は、
世の中にはいくらでもあります。

本当に

「私に出来る事」

だけをやれていれば良いのですが、

往々にして、

「出来ない事」

まで引き受けてしまって、
どうにもならなくなり、

精神的にパンクするのです。

そうなれば頼んだ相手にも
もちろん迷惑をかけますし、

それは会社規模、チーム規模にまで
悪影響を与えるわけです。

であれば最初から

「私にはできません」

と断っておいた方が良かったのです。

しかしなぜ、そうなるまで

「言われた事を素直に引き受けてしまう」

のかと言えば、

恐らく幼い頃から身に付いた

生真面目で、責任感が強く、

ノートは言わず、一生懸命に
人の期待に応えようとする、

この人の優等生的な
性格によるものです。

自己犠牲の精神、優しい人柄の特徴

そういった、

自己犠牲の精神、優しい人柄、
優等生タイプの

「断れない人」は、

特に人前にいるときは、

一見、元気です。

職場で働いている時、

友人と合っている時、

親戚との会合がある時、

カルチャーセンターで
習い事をしている時、、

人が集まる所、

他人の視線がある所では
元気そうに見えますが、

一人になると、

その途端ぐったりとなる
事もあります。

人が見ている所では、

「いい子」でいようと
精一杯頑張るのですが、

その反動で、ひとりに
なるとガクンと落ち込みます。

顔は元気でも、
心は相当疲れています。

メンタルタフネスを少しずつ鍛える

「うつ」もそうなのです。

病気のようには見えないのに、
心に溜まる疲れがだんだん
大きくなっていくうちに、

顔の表情から元気が失せ、
人前にも出られない状態
となっていきます。

もちろん人は誰しも

自分なりの理想を持ち、その理想に
近づいて行こう努力するものです。

しかし理想はあくまで理想です。

現実はどこかで妥協しなければ
ならなくても、

他人の期待に答えねばならないと、

自己犠牲の精神を発揮して、
優しい人柄を崩そうとしないと、

理想のギャップの摩擦で悩みの
ループに陥る事があります。

そうならないためにも
早めの対策が必要なのです。

まずは自分のできる事
コントロールする事に努力をして、

できない事は「出来ない」と
言う事からマスターしなければ行けません。

自分を抑えて自分を犠牲にして
理想の実現の為に骨身を惜しまない!

というのは一見すれば意志が強く
素晴らしい人に見えますが、

それが本当にできるのは
ごく一部の人だけなのです。

でも自己犠牲タイプは心理学的に見れば、

表面とは裏腹に
意思の弱さの現れでもあるのは、

皮肉な事かもしれません。

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