相手にラベルを貼り思い通りに動かす、ラベリングの心理学の効果


今回のテーマは、

相手にラベルを貼り思い通りに
動かす、ラベリングの心理学の効果

について紹介します。

レンタルビデオ屋さんに行くと、

タイトルやジャンル別にラベルがあり、

アクション系やコメディ系など

自分が見たいジャンルの
映画を探す事ができます。

こうした「ラベルを貼る」というのは
頭ん中で整理整頓がしやすい
と言う面ががありますが、

その一度付けたラベルのイメージは
なかなか外れないと言う心理があります。

デパートとかスーバーなどの
トイレに行くと、

時々こんな文句が
掲げられている事があります。

「いつもキレイにご使用ください
ましてありがとうございます。」

こんなフレーズを目にすると、

別にキレイに使うつもりはなくても、

なんとなく、

「汚さないようにしなくちゃ」

そんな気持ちになります。

これを

「必ずトイレはキレイに
使うようにしてください!!」

など命令口調で書かれていれば
反発心が生まれてしまうものです。

先に感謝をしてしまうというのは、

これは相手の行動を
コントロールしようとする

一種の暗示ですが、

心理学ではこれを

「ラベリング」

と呼んでいます。

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相手にラベルを貼り思い通りに動かす

「第一印象は大切」

とコミュニケーションの本などには
必ず書いてあるものですが、

最初の印象はその後の
人間関係を決めてしまうほど、

人が一度付けたレッテルイメージは
なかなか変わりにくいです。

この心理傾向を使った
テクニックがラベリングです。

要するに、こちらの
思惑通りに相手が動くように、

先に相手にラベルを
貼ってしまうのです。

もちろん完全に思い通り
相手が動く訳ではないのですが、

この心理テクニックは、
かなり効果があります。

例えば、

あなたの部下や子供が
やる気をなくしたとき、

或は失敗してめげている
場合などは、

この心理テクニックを
使うといいでしょう。

父子の場合で
ケーススタディをしてみましょう。

父親:
「なんでそんなにしょげているのだ」

子供:
「だって数学の点数が
とっても悪かったんだもん」

父親:
「なんだ、そんなことか。
そんな事なら心配しなくても大丈夫だ。」

子供:
「え?…、…!」

父親:
「だってお前は、小学校時代は
算数が得意だったじゃないか。」

子供:
「んん…!、…?」

子供にラベルを貼り想い通りに動かす効果

ここからがラベリングです。

父親:
「お前の事はお父さんが
一番良く知っている。

お前は生まれつき頭のいい子だ。
それに努力家だ。

お前にやれない事は何もないさ。

それが証拠に他の科目は
みな点数がいいじゃないか。

とにかくお前は他の子よりも
頭がいいんだから頑張るんだ。

頑張ればお前は1番になれる。」

子供:
「そ、そうだよね。。
じゃあ僕、頑張ってみるよ」

こうして子供にラベリング
をしてしまうことで、

子供は期待通りに
動く事になります。

成績をあげたいとき、
勉強をさせたい時など、

効果的でしょう。

同じ点数でも評価が変わるのはなぜ?

このラベリング効果を実証する
ある心理実験でこう言うものがあります。

被験者を集め二人の人物を
観察してもらいました。

AさんBさんという二人の
人物に二回試験問題を
解いてもらいます。

1回目の試験はAさんが
好成績を上げます。

2回目の試験はBさんが
好成績を上げるようにします。

そして総合得点は
二人とも同じ点数になるように
あらかじめ仕組んでおくのですが、

ここで試験に立ち会った
被験者に二人の印象を聞きます。

すると、

一回目に成績が良かった
Aさんに対する評価が圧倒的に高く、

2回目の試験は

「たまたま調子が悪かったのでは…」

というような感想が
聞かれるようになります。

始めに「優秀だ」という
ラベリングをすると、

次の試験の成績が悪くても
「優秀」というラベル効果が
持続するというわけです。

ラベリングの心理学の効果

だからこそ、この心理傾向を
上手く活用すれば、

できるだけ最初に、

自分が「こうありたい」
と願うラベルをつけるよう、

ちょっとした努力や工夫を
するだけで人生が変わるのです。

この良い例がソフトバンクCEO
孫正義さんの例です。

彼は幼少期より父親から、

「お前は天才だ。お前に
出来ない事は何一つない」

と耳にたこができるほど
聞かされて育ったそうです。

その甲斐あってでしょう。

彼は世界有数の大事業家として、

今なおビジネス界に君臨しています。

人生の始めにポジティブな
ラベリングをされた結果、

孫さんのセルフイメージは高まり、
ちょっとやそっとじゃへこたれない
強い精神力や頭のよさが培われたのでしょう。

もちろんこのテクニックは
ビジネスにも応用できます。

やる気のない部下や
手強い交渉相手には、

以下のように言ってやると
いいでしょう。

「君はどんな困難にも
打ち勝つ強い力を持っている。

それが私には分かる。」

「あなたは誠意ある人だから
安心してビジネスが進められる」

この言葉を最初につぶやくだけで、

相手は30~50%の確率で

それに沿った行動を
とるようになります。

ちなみに、ラベリングは

別名、

「予言自己実現」とも言います。

また「ピグマリオン効果
でも似た心理メカニズムが説明できます。

詳しくは別のテーマで解説したので
そちらも参照して欲しいのですが、

この心理テクニックをうまく
活用する事で道が拓ける事もあります。

ぜひ参考にしてください。

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