飴と鞭は逆効果、ご褒美と罰の心理学、叱るより褒める事の効果 

飴と鞭は逆効果、ご褒美と罰の心理学、叱るより褒める事の効果
今回のテーマは、

飴と鞭は逆効果、ご褒美と罰の
心理学、叱るより褒める事の効果 

について紹介します。

「あなたって、
いつもそうなんだから」

と、あからさまに友人や
知人を叱りつける人がいます。

子供に対しても

「そんな事してたら
立派な大人になれないわよ!」

などと叱りつける人がいます。

叱られた相手は、

黙ってそれを受け止めているようですが、

それは心から従っている
という訳ではないでしょう。

心の中には不満が
たまっているはずです。

人間の脳の根源的な反応は、

「快を得るため」と「不快を避けるため」

と言われています。

人は報酬を与えられると
快を感じますが、

それが続くように行動を起こします。

いわゆるアメが欲しくて
アメをもらいに行く行動です。

一方、罰を与えるのは、

不快衝動を起こして、
それを避ける為に行動を起こすものです。

人は鞭が怖いと言う不快から
罰を避ける行動をとるのです。

いずれの方法も人を動かす作戦
としてありなわけですが、

人間関係が破綻する原因に

相手を叱責する時のやり方の
まずさというものがあるようです。

叱責する方はもちろん、

自分の思う通りに
相手に動いて欲しいとか、

ここで言っておく事が、
相手のためになる

と思っているのでしょうが、

この辺りの心理メカニズムを
知っておかなければ、

人付き合いはうまくいきません。

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ご褒美と罰の心理学

確かに大人や上司であれば、

経験を積んできている分、
視野が広く高いものです。

まだ未熟な子供や部下が
失敗しないようについつい

叱ってしまうのもそれは
愛情の裏返しと感じている人もいます。

叱った方は相手のため
と思っているかもしれません。

しかし、

叱責された方としては、

しばしば

「そこまで言う事はないじゃないか」

という不満が募り、
ふてくされています。

そうした心のすれ違いが
別れの原因を作る事も
多いものです。

相手に悪い点を見つけた時は、

叱る事で、相手がやる気を起こして

こちらの考えに従ってくれる
と思っている人は結構いるようです。

ここでガツンとやっておかなければ

二人の今後の為にならないと言う
思いがあるのでしょう。

しかし、叩けば言う通りに
動くというスパルタ式のやり方は、

使い方を待ち合えれば結局は
うまくいきません。

「叱られたくないから従う…」

というのは消極的な態度です。

嫌々ながら従ってやった事は
あまりいい結果を生まないのです。

それよりも、相手が
自分で気づいて欠点を直すように
仕向ける方が良いのです。

ご褒美と罰の心理学は
それほど単純な事ではありません。

そもそも飴と鞭という言葉の由来は、

統一ドイツ帝国の初代宰相の
ビスマルクだと言われています。

彼は社会主義社を鎮圧する
政策をとる一方で、

貧困層の人々の生活を
改善する事により、

社会の安定基盤を作り上げたのですが、

こうしたアメ政策とムチ政策の
二つの精力を同時に進め、

巧みに社会構造を変えて行きました。

この一連の政策が「アメとムチ政策」
と呼ばれるようになりました。

飴と鞭のやり方は逆効果

制度に従わなければ
会社では評価されません。

評価がされないと給料が上がりません。

だから報酬と賞罰と言う仕組みを
作り人類は社会を安定させてきました。

よく、人にこうなって欲しいと
叱咤激励する時の方法として、

アメをちらつかせながら
ムチを打つという方法を
とる事があります。

いわゆる飴と鞭の使い分けです。

例えば、

親が子供に対する場合、

「今度、通知表が上がったら

ディズニーランドに
連れて行ってあげるわね。

でも、下がったらお小遣いなしよ」

とご褒美と罰をちらつかせて
頑張らせようとします。

成功すれば美味しいものが
待っているが、

失敗すれば厳しい罰が
待っている事を予測させると言う

飴と鞭を同時に使う方法です。

しかし、この方法は意外に
思惑通りには行きません。

ことに、それがネガティブな
事柄の場合は逆効果になりやすいのです。

ここで重要なのは順番を変える
というやり方です。

叱るより褒める事の効果 

例えば、一方的に

人間関係であれ、仕事であれ

「あなたがこんな事ばかり
やっているようじゃ、
私たちの仲も解消だね」

「君こんなやり方じゃダメだよ。
いつまでも昇給は無理だね」

などと言った言い方は、
かえって相手のやる気を失わせます。

いわゆる罰をちらつかせるやり方です。

というのは、

本人が反省して改めようと
努力しようとするより先に、

ミスを見つけられて
叱られる事がないように
する為にはどうすればいいか、

という後ろ向きの方向に
考えてしまうことが多いからです。

もちろん、叱ったり
罰したりする事で、

一時的には過ちの数が
軽減する事もあるでしょう。

でも、それは多くの場合

「ミスをすれば罰を受ける」

という教訓が頭に植え付けられた為に

用心深く行動するようになった
結果にすぎません。

失敗すると罰だけが予想される
ような状況におかれた時は、

前向きの気持ちになる
事が少ないのです。

アメ作戦もムチ作戦も
どちらも人を動かす方法ですが、

大切なのはどちらの心理も
理解して活用することです。

前から引っぱり、後ろから押す

仕組みをしっかりと作る事です。

人を動かす褒めるコミュニケーション

多くの場合、どちらか一方だけ
のやり方で物事を進めてしまいがちです。

両方の仕組みで動かすことが重要なのです。

ではこの仕組みを具体的に、
どうすれば良いかと言えば、

まずは痛みを避ける為のムチ作戦で
始めの動きを作ります。

人はその場から動くのに
いわゆる初動を作るのに

最も大きな力がいるのですが、

特に日本人は不安傾向に強く、
罰を避ける為に動き始めます。

保険大国と呼ばれるほど世界でも
有数の保険に勧誘する国のようです。

先ほどの子供の例で言えば、

まずは

「勉強しないとお小遣いをなくす」

とだけ伝えます。

そうして渋々でも勉強を
始めさせるわけです。

その後は、鞭作戦より飴作戦です。

「このまま頑張って成績が上がったら
ディズニーランドに一緒に行こうね」

などと伝えれば勉強を続ける
モチベーションが湧くのです。

だから勉強を続ける事ができます。

人はいったん動けば達成した時の
喜びを与え続ける方が効果があります。

まず、実現できるような
小さな目標を与え、

それを達成したときに
即座に褒めるのです。

そうした喜びを積み重ねていきます。

つまり、叱ったり罰したり
褒美を与えたりするのではなく、

単にこまめに褒めれば良いのです。

そして最後に

「おめでとう」

の一言を忘れないよう、

この一言で、

また次の目標に向かって
頑張ろうという意欲が生まれるのです。

子育てでも職場の人間関係でも

飴と鞭もやり方を間違えれば
逆効果にもなります。

ご褒美と罰の心理学をふまえ、

叱るより褒める事の人付き合い
応用してみましょう。

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