部下と上司の期待と潜在意識の関係、ピグマリオン効果の心理学

部下と上司の期待と潜在意識の関係、ピグマリオン効果の心理学
今回のテーマは、

部下と上司の期待と潜在意識の
関係、ピグマリオン効果の心理学

について紹介します。

自分で自分に期待し
暗示をかける事を「自己暗示」
と言いますが、

これはかなり効果的です。

競泳選手で金メダリストの
北島康介選手のモットーは

有言実行」だそうです。

インタビューなどで

「金メダルを狙える所にある」

と強気発言が話題になりましたが、

意識的にか無意識にかは分かりませんが、

こうした発言の背景には
強力な心理学的要素があります。

大会前から

「目標は金メダル」

強気に発言し、公言する事で、

自分に自己暗示をかけた事、

そして、公言する事で、
周りから期待され応援してもらう事で
生まれる「ピグマリオン効果」

が発揮されたとも言えます。

彼のやり方は私たちの日常の
働くシーンでも活用できます。

どうにもならない人間で、

無能でダメな部下と
思っていても、

実は上司が知らないだけで、

色々な潜在能力
秘めている事があります。

また、今はダメのように見えても

上司の口の利き方ひとつで

部下の潜在能力を
引き出せる事もあります。

つまり、上司が部下を
ダメだと思い込んでいる限り、

部下はダメな社員で終わってしまいますが、

上司が期待しながら部下と
接していけば、

部下は期待通りの活躍を
するということです。

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期待されると潜在意識が開花する

それを証明する実験が、

アメリカのある小学校で
行われた事があります。

心理学者が教師に対して

「子供の知能が上がる事が予想される
新しいテストがありますので、
やってみてはいかがでしょうか?」

と説明し、

教師にテストを実施させます。

むろん、そんなテストなど
あるわけはないのです。

日本でも一般的に
行われている普通の知能テストです。

まず、1年生から6年生までの
全員に普通の知能テストを
実施します。

そしてテスト結果とは
まったく関係なく、

無作為に二割の子供たちを選び、

「この子たちはテストの結果、
今後、知能の発達が著しく、

学業においても急上昇するでしょう。」

と教師に説明します。

この子供たちを実験群と言います。

ピグマリオン効果の心理学

その8ヶ月後、

前と同じ知能テストを

今度は全員に実施した所、

実験群と呼ばれた二割の
子供の知能指数が、

他の子供たちに比べて
著しく上昇している事が
分かりました。

もともと意欲も成績もさほど
変わらなかった生徒たちの
学力も学習意欲も、

たった一言の期待だけで
他の生徒と比べ大きく延びたのです。

これを「ピグマリオン効果」
と呼んでいます。

ピグマリオンは

ギリシャ神話に登場する
キプロス島の王で、

彫刻芸術に秀でていたが、

自分で作り出した彫刻の
象牙の女性像に憧れ、

恋いこがれるようになりました。

そして現実の人間に慣れるよう
ビーナスに頼んで命を
吹き込んでもらいました。

すると、神ビーナスはその
彫刻に命を吹き込み、

ピグマリオンはそしてこの
女性と結婚します。

象牙の像が本当の人間に
変身するという事から命名されました。

心理学的に自己暗示や
ピグマリオン効果の事を

自己成就予言」と呼ばれますが、

こうした効果はさまざまな
実験によって明らかになっています。

さて、二割の実験群の
子供たちに、

どうして、こうした
ピグマリオン効果が生まれたのか、

その確証は定まっていませんが、

教師の期待が影響したのではないか
と見るのが通説なのです。

部下と上司の期待と潜在意識の関係

つまり、

実験群の子供たちに対して、

心理学者の説明を信じた教師は

きっと彼らは知能が向上するだろう
という期待を持って

指導に当たるようになった事、

一方、子供たちの方も、

教師が自分に期待している事を

意識的、或は無意識的に感じ取り

教師の期待に応えようと
努力したからではないかと
考えられています。

自己成就予言というのは、

周りに期待されたり
自分で自分に期待する事で、

それに合わせた行動をとるようになり、
期待された通りになっていく事です。

これを会社の上司と部下との
関係に置き換えれば、

上司が部下に期待し、

そして部下の能力がいずれは
向上するだろうという
確信を持って部下と接していけば、

部下の能力も向上していくという事です。

「私は、君をもともと
仕事が出来る人間だと思っている」

という一言が部下を励まし、

潜在意識を開花させ、

部下の思わぬ能力を
引き出す事になります。

常々、叱るよりも褒め、

期待感を示しておくのが良いです。

そうすれば、

ピグマリオン効果の
心理学により

ウマが合わない部下でも
ウマの合う部下に、

いずれは変身するという事です。

北島選手のようなメダリスト級の
活躍をする為には、

もちろん努力や才能が必要です。

しかし環境が上手く働き
才能を開花させる事ができます。

もともと持っていた才能が
大きくはない楽為には、

良い環境が必要です。

これは仕事のみならず、
子育てや自分の才能を伸ばす為にも
上手く活用できる心理学的要素です。

自分で自分に自己暗示をかけるだけでなく、

周りから期待される環境を作れば、

成功する確率は自ずと高まります。

自分を、そして他人を成長させるため
このピグマリオンの心理学的効果を
ぜひ理解しておいて欲しいと思います。

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