ケンカをエスカレートさせる一言、メタコミュニケーションの対処


今回のテーマは、

ケンカをエスカレートさせる一言、
メタコミュニケーションの対処

について紹介します。

加速というのは興味深い現象です。

何事でも些細な事が積み重なると
大きな物となってしまいますが、

例えば、

電車に乗っていると、

足を踏んだ、いや踏んでいない
と言った些細な事でケンカ・・・

という場面に出くわす事があります。

電車を降りるときに肩が触れたと言って、
階段を上ろうとしている人を殴り倒し、

意識不明の重傷を負わせた
事件もありました。

彼らの多くは決して生粋のケンカ好き
というわけではないと思います。

ちょっとした心理のズレ
大きな事件に発展しているのです。

そうしたケンカを横目で見ていると

ああ、このケンカはもっと
エスカレートしそうだと感じる時の

ターニングポイントが必ずあります。

それはひとつには、

どちらか一方から、

「あんたは・・・」

という一言の言葉遣いが出てきた時です。

それまでは

「あなたは・・・」

という、やや丁重な言い方で
呼んでいたのに、

「あんた」という乱暴な表現に
転化してしまった、

そんなときには、

怒りが溜まりに溜まって、爆発寸前
になっていると思って良いでしょう。

ケンカをエスカレートさせる一言

売り言葉に買い言葉で

「あんたのほうこそ○○だ」

という風に言葉を返してしまうと、

だいたいは本格的な
ケンカに発展していきます。

最初は一方の側がもう一方の側を
非難しているだけだったのが、

「あんたこそ」

の一言をきっかけに、

互いに非難合戦が始まり、

瞬時に互いの溝がますます深くなって、
武力衝突にまで発展してしまいます。

この

「あんたこそ○○だ」

という言葉には、

相手の正当性をいささかでも認めよう
とする許容性がまったくないのです。

つまり、例えば足を踏んだ踏まれた
という問題があったのであれば、

「足を踏んだ」ことだけが悪いわけで、
相手に悪意があるわけではありません。

ところがこの言葉は相手そのもの
に憎しみを持っています。

かえって相手をさらにおとしめる
事によって、

自分を優位に立たせ、自分の
正当性を主張しようとしています。

だからこそ、

そうして非難された方は、

「何だ、この人は」

と怒りを倍増させてしまう事にもなるのです。

こうなればちょっとやそっとでは
喧嘩を治める事ができなくなります。

メタコミュニケーションとはなにか?

それまで自分が主導で優位に戦って
きたと思い込んでいたが、

「あんたこそ」の一言で

一挙に勢力関係が逆転してしまった
悔しさを味わっている訳です。

ケンカを泥沼状態までに
発展させない為には、

この

「あんたこそ・・・」

と言った発言を極力辞めるに限ります。

ケンカがエスカレートするときには、

メタコミュニケーション

と呼ばれる状態が
生まれている事が多いです。

この状態になると
ケンカがなかなか
終わらなくなります。

このメタコミュニケーション
というのは、

コミュニケーションについての
コミュニケーションということです。

メタコミュニケーションの対処

いわば、会議を始める為の
会議というような事になります。

例えば、

「どうしてそんなことを言うのですか。
その本当の理由は何ですか。」

とか、

「あなたの話している事は
ちっとも分からない」

と言った非難をするとき
の事を言っています。

これはアイデアそのものの
議論から離れてしまっているのです。

こうした発言が出現すると、

それまで話し合ってきた
全ての流れが否定される事になり、

改めて議論をする為の
議論をし直さなければならない
状況に追い込まれます。

一から議論をやり直さなければ
ならなくなるのだから、

収拾がつかなくなる訳です。

一度、メタコミュニケーション
状態に陥ると、

そこからなかなか抜け出せず、
元の状態に戻る事が困難になります。

ケンカをエスカレートさせないための対処

ソフトウェアの動作などが
延々と堂々巡りして

終わらなくなる事を、

コンピューター用語では

「無限ループに入り込む」

という事を、

コンピューターに詳しい
人から聞いた事があります。

コンピューターを操作していて、

この無限ループに入り込んでしまうと

バッテリースイッチを切って
リセットするしか解決法が
なくなるといいます。

これは、人間同士の会話
でも同じ事でしょう。

そもそもの議論が何か
忘れて白熱する事があったり、

夫婦喧嘩でもそもそも
何がきっかけだったか分からず、
感情的になったり、

という経験は誰もがあるのでは
ないでしょうか。

その為の対処法としては、

感情的になりそうになる時に辞める

という事に限ります。

つまり、それ以上抗弁せず、

ひたすらその場を去る事です。

感情的になって反論すると
収拾がつかなくなる事は、

私も様々な職場で経験してきました。

たった一言で人間関係を悪化させる
原因となるのです。

だから、ケンカをエスカレート
させない為には、

メタコミュニケーション状態を
できるだけ回避する事につきます。

足を踏んだのであれば
素直に謝れば良いのです。

踏まれたのであれば踏まれた
部分だけ注意すれば良いのです。

それ以上の言い合いはお互いが
損をするだけになってしまいます。

やはり

「逃げるが勝ち」

という事ではないでしょうか。

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