若手の出世のためジョブローテーションのメリット、デメリット


今回のテーマは、

若手の出世のため
ジョブローテーション
のメリット、デメリット

について紹介します。

「自転車の乗り方」という本を
何冊読んだとしても自転車には
乗れるようにならないように、

技能というのは知識だけを
詰め込めばいいのではなく、

経験を積まねばなりません。

プロフェッショナルとして

早く一人前になるためには、

入社してから

一貫して一つの仕事を
やり続ける方がよい

と思い込んでいる人がいます。

しかしこれは大きな誤解
と言えるでしょう。

確かに一つに打ち込む
というのは大切な事ですが、

特に若手のビジネスマンにとって
色々な仕事の経験を積む事は
非常に重要なことでしょう。

実際には一つの仕事
しか知らない人は、

その仕事の本質を見極めるのに
時間がかかりますし、

またその仕事こそが
自分の天職であると決断する
ことがなかなか出来ないため、

非効率的と言えます。

むしろいくつかの仕事を
経た後にプロとしての
仕事にたどり着く方が

結果として早く一人前
になるのです。

仕事を始めた当初

「自分は企画を頑張る」
「私の役割は経理」

など決めて仕事をする人もいるでしょう。

しかし、
当初は全く念頭になくて、

人事異動で初めて担当した
仕事が結局自分の道になった
という人もたくさんいます。

いくつかの仕事を通じて適性を
見極めることの価値は大きいのです。

出世につながるジョブローテーション

ある会社の人事部の人と
話しをしたところ、

その会社では最初の
10年間で3つ以上の職務を
担当させる、

ジョブローテーションを
ルールにしているということでした。

特に、若手の有望株には
できるだけ早めに経験を
積んで欲しいという事、

以前はプロを育てるために
一つの仕事を長く担当
させるようにしていたそうですが、

それではダメだ
ということに気がつき、

ジョブローテーションを
やることにしたそうです。

これはとてもメリット
のあることだと思います。

リクルートワークス研究所

ワーキングパーソン調査
2008年で

実際に調査をしてみると、

職種間異動の経験は、

管理職昇進前で
23.8%の人が
持っているようです。

最初に担当した仕事で
独り立ちするまでが
3年から4年だそうです。

ここまでは一つの仕事を
やり切って、

成功体験を積んだ方が
良いと思いますが、

その後は、むしろ積極的に
他の仕事を経験して
みるべきでしょう。

せっかく覚えた仕事なんだから
そのままやらせた方がいい、

という思いも生まれるかもしれませんが、

逆に長くやりすぎると
マンネリになって、

成長が鈍化してしまう
危険があります。

ただ、もちろんジョブローテーション
にもデメリットもあります。

一流になる人ならない人の差

人事担当の人や、
人を育てる成功者に話しを伺うと、

よく、その分野で
5年から7年経験すると、

その職種で一流に
なれる人かそうでないかが
分かると言います。

その仕事で会社の顔になるような
プロになれるかどうかは、

5年もやれば、
分かってしまうというのです。

せっかく時間をかけて育ち
その道に才能がない…

では残念です。

それならば、将来その
仕事を背負って立つであろう
人物以外は、

どんどん人事異動によって

その人がより活躍できる
仕事と出会えるように、

会社は支援していった
ほうがいいのです。

若手に積極的に
ジョブローテーションさせれば、

彼らは実力持ちながら
出世するでしょう。

複数の職務を経験する
事のメリットは、

元の仕事を客観的に
見ることが出来ることです。

もちろん元の仕事の視点から、

今の仕事を客観的に
見ることも出来るでしょう。

日本でだけ暮らしていると
なかなか日本の良い面、悪い面
が見えませんが、

海外留学など海外でしばらく
生活してみると、

日本の良い面、悪い面が
見えるようになるものです。

だから良い面を伸ばし、
悪い面を改善しようと言う

具体的なアイデアも浮かびます。

これはとても大切なことで、

一つの仕事にどっぷり
使っていると見えない大事な
事が見えてくるのです。

例えば、

営業ラインにいると
スタッフの仕事に対して、

「もっとこうしたら良いのに」

と思うことがあるはずです。

岡目八目で、人の仕事は
欠点がよく見えます。

人事異動はこの客観的視点を
持つために重要なことなのです。

出世して立場が上がったとき
幅広い視点を持てる事は
大きな武器になるのです。

マンネリ、ローパフォーマーの道

職種が変わらず、
部門だけが変わる異動にも
価値があります。

多様な組織やメンバーを
経験することで、

人間関係に幅がでます。

状況に応じたリーダーシップの
発揮の仕方や、

成果の出し方のバラエティを
学ぶことが出来ます。

また異動によって社内人脈を
作るというメリットもあります。

反対にジョブローテーションを
経験しないとどうなるのでしょう。

例えば、

業績がいいために、

上司が手放してくれない
というケースがあります。

こう言う人はある程度
までは順調に成長するのですが、

いずれ頭打ちになってしまいます。

人間にはどうしてもマンネリ
と言う停滞期が来る物です。

そこで成長の芽を摘む事
にもなりかねません。

あるいは、業績が悪いために
移動先が見つからず、

同じ部署に閉じこもっている
というケースもあるでしょう。

これはいわゆる
「ローパフォーマー」
への道です。

ジョブローテーションのメリット、デメリット

その部署で業績が悪かったのは、

たまたまその職種に対する
適性がなかっただけ
かもしれませんし、

上司や同僚との
関係がうまく作れなかった
だけかもしれません。

環境さえ変えれば
実力発揮する例はたくさんあります。

人事異動によって
気分を一新して取り組む機会を
奪ってしまっては行けないのです。

このような
メリットデメリットをふまえて

一般に、若い時の
人事異動は歓迎すべき
事だと言えるでしょう。

もし自分が管理職の
立場にないのであれば、

異動の話しがなかったら、

今の仕事が楽しくても、
自分から異動を希望した
方が良いでしょう。

私は、課長職くらいまでは
職種変更も含めて

ジョブローテーション
した方が良いと考えています。

出世前、管理職昇進前の
平均異動回数は、

2.6回と言われています。

課長時代の平均異動回数は
1.5回だそうです。

このくらいの
ジョブローテーションは

合理的ではないでしょうか。

また大きな企業でなくて
人事異動が一般的でない場合も、

仕事や環境を変える方法は
いくらでもあります。

それらは積極的に試す
価値があるでしょう。

ジョブローテーションは自ら行う

もちろん会社には適材適所
というものがあります。

経営のプロや、企画セールス
マーケティングのプロである場合、

あるいはそれを目指している人が、

さまざまな部門の経営を
経験することはとても
よいことですが、

財務のプロが、

人事や営業などを人事異動
によって経験することは、

あまりプラスにはならないと
思います。

多くの場合、それは役員昇進の
出世の為のレース過程
なのでしょうが、

実際に役員と言う立場の
経営職になるのはごく一部です。

このレースのために多くの専門職
プロを犠牲にしてしまっている
感は否めません。

ジョブローテーションは
会社が社員を育成するための
欠かせない方法ですし、

多くの場合はその目的に
叶うように実行されていますが、

ときにはローテーションが
デメリットになる場合や
メリットになる場合があります。

TPOや状況によって
それはまるで変わってしまいます。

が、働く個人としては、

ジョブローテーションも
会社任せにするのではなく、

自分の成長を考えて、

自ら異動をコントロール
するくらいのつもりでいた
ほうがいいでしょう。

特に若手のビジネスマンは
積極的に動きましょう。

それが将来の出世に繋がります。

FA制度など、そのための
制度はかなり整備されて
きているのですから。

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