ドキドキする事の心理的意味と情動と心、身体の変化の特徴

ドキドキする事の心理的意味と情動と心、身体の変化の特徴
今回のテーマは、

ドキドキする事の心理的意味と
情動と心、身体の変化の特徴

について紹介します。

「彼女と街を歩いていたら、
いきなり知り合いに声をかけられた。

驚いちゃって心臓が
バクバクしたよ・・・」

とか、

「恋愛映画のラストシーンで、
主人公がずっとすれ違いだった
最愛の人と結ばれた。

ドキドキしながらクライマックス
では感激で涙がぽろり」

あるいは、

「急に宴会でスピーチを
頼まれて、用意してないもの
だからドキドキしたよ」

などという経験は、

あなたも多かれ少なかれ
お持ちでしょう。

このように、

何かのきっかけによって
急激に生じ、

(心理学では「刺激」と呼ぶ)

ドキドキするような比較的
短時間で収まる気持ちの事を
情動と言います。

それ以上の期間になると、
性格や嗜好となる訳ですが、

ずっと心臓がドキドキしている
人はいない訳です。

(病気ではない限り)

大抵の場合、

先ほどの例のように、

心の動きだけでなく、

心拍数の増加や涙などの
身体の変化も伴います。

そうです。

心と体は繋がっているのです。

このことの意味をもう少し
詳しく見ていくことにしましょう。

スポンサーリンク

ドキドキする事の心理的意味

心理学者たちは、

こうしたドキドキする事の
情動における

「気持ち」と「身体の変化」
の関係に注目し、

どちらが先かを議論しました。

まるで卵が先か鶏が先か
というような議論のようですが、

「泣くから悲しい」

つまり、何かしらの刺激を受けて
身体の変化(涙)が生じる事で

「今、私は悲しんだな」

と気づいて悲しくなる、

と考えたのが、

ジェームズ=ランゲ説

その逆に、

「悲しいから泣く」

つまり脳が感じた悲しい
という気持ちが目から

「涙を出させる」

ための信号となる、

と考えたのが
キャノン=バード説です。

ともすれば、

しかし、話しはそう
単純ではないのです。

私たちは、

頭に来て怒っている時も
好きな相手に告白しようとして
緊張している時も、

心拍数が増大したり、
汗をかいたりします。

つまり、ある

「身体の変化」は
必ずある特定の「気持ち」と
対応している訳ではないのですが、

先ほどの二つの説では
いずれもこうした現象を上手く
説明する事が出来ません。

情動と心、身体の変化の特徴

こうした課題をクリアしたのが

シャクターの情動の
二要因理論です。

この理論では、

ある気持ちには、

身体の変化だけではなく、

それがどういう原因で
生じたものかという判断が
関係すると考えます。

例えば、

心拍数が増大すると、

私たちは

「なぜ胸がドキドキするんだ?」

とその原因を探ろうとします。

そして、

「知り合いが自分の陰口
言っているのを立ち聞きしたからだ」

と判断すれば、「怒り」を、

「今から彼女に思いを
打ち明けようとしているからだ」

と判断すれば、「緊張を」

それぞれ感じるという訳です。

またもし100メートル競走を
疾走した後のように、

心拍数が増大していて
当たり前だと分かっている時であれば、

身体の変化に情動を
結びつけて考えたりしないでしょう。

つまり「身体の変化」
だけではなく

その「原因」をどう捉えるかも
情動に関わる要因だと
考える心理理論です。

吊り橋効果と言われる、

吊橋で恐怖の感情が芽生える
時に異性に出会うと、

そのドキドキと恋心を混同
してしまうという話もありますが、

人間の心は不思議なものです。

ドキドキする事とアドレナリンの関係

このシャクターによる
実験参加者は、

「視覚に及ぼすビタミンの効果」

を調べると言われて実際には
アドレナリンを注射されました。

アドレナリンというのは、

動悸や瞳孔の拡大と言った
生理的変化を引き起こす化学物質
(神経伝達物質)の一つです。

つまりドキドキさせる薬のようなものです。

これを普通の人に投与すれば、
心にどのような変化が起きるのでしょう。

薬の効果は、
参加者には伝えません。

このような身体の症状は

興奮、ドキドキしている
時に発生しますが、

その興奮は心の怒りや
恐怖で引き起こされる事もあれば、

心の喜びによって引き起こ
される事もあります。

参加者が待っている間に、

待合室に同じ実験に
参加する人が入ってきます。

実はこの人はサクラで、

研究者の意図を受けて
演技をする実験協力者でした。

彼らはとても陽気に
はしゃいでいるか、

とても怒っているかの
どちらかの振る舞いをします。

そんなサクラの様子を
目撃した参加者に、

「今の気分」を答えてもらいました。

情動と心、身体の変化の心理学

アドレナリンを投与されて、

生理的興奮状態にあるのに、

なぜその興奮を生じているのかを
知らない参加者は、

横にいるサクラの気分に
大きく影響を受けていました。

なぜ自分がドキドキしているかが
分からないため、

横にいる人が怒っていれば、

「自分もきっと怒っているのだろう」

と解釈してしまったのです。

身体の状態に影響を与えない
生理的食塩水を注射されたり、

薬の効果について正しい説明を
受けたりした参加者には、

このような影響は
ありませんでした。

こう考えれば「感情って何?」
と非常に不思議な感じがします。

我々の感情や情動は
複雑な働きをするため、

今、自分が感じていると
思っている

「怒り」や「喜び」

さらには「恋心」すらも、

本当の理由は自分では
分かってない事があります。

何か別の理由で生じた生理的変化を
勘違いしてしまう事があるのです。

興奮状態にあると、

周りの人の感情に流されて、

理性的な判断が出来なくなる
事もあるでしょう。

最も分かりやすいのは
お酒の席かもしれません。

アルコールで脳に影響を受けると、

訳のわからない感情が芽生えたり
思考をしたりするでしょう。

感情というのも似たようなものです。

何れにしても感情をうまく
コントロールすることは、

人生をうまく行かせるために
非常に大切なことです。

ドキドキする事の心理的意味と
情動と心、身体の変化の特徴を
まずは理解し、

そのような時は

一歩下がって、落ち着いて
自分の身体の生じている変化に
ついて考えてみると良いでしょう。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

こちらの記事もおススメ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>