進化心理学と恋愛、排卵期と遺伝子に見る女性の好みの変化


今回のテーマは、

進化心理学と恋愛、排卵期と
遺伝子に見る女性の好みの変化

について紹介します。

あなたが女性であれば、

「どういうタイプの男性に惹かれますか?」

或いは、あなたが男性であれば、

「どういうタイプの男性が
女性に好かれれると思いますか?」

…この質問には色々な答えがあるでしょう。

当然の事としてカッコいい男性が
もてはやされるのは

今も昔も変わりません。

ですが、昔の表現である

「ハンサム」「二枚目」

という言葉には、

見た目だけではなく、
立ち振る舞いや性格のような

内面の要素が含まれていました。

現代で頻繁に使われる

「イケメン」という言葉には、

「イケてる」「面(或はメンズ?)」

すなわち顔の良さだけが
特に重視される、

と言う違いがありそうです。

現代では、

男性のルックスだけに
女性の関心が向くようになっている

という印象を受けた事が
ある人も多いかもしれません。

もちろん環境や文化によって
変化はあるわけですが、

ここでは、なぜ人は
そもそも外見の良い異性に
惹かれるのか、

という疑問を出発点に、

なぜ女性の好みの変化するのか?

あくまで心理学という見地
ではありますが、

人間の恋愛行動の背景にある

遺伝子に刻み込まれた生物としての
宿命について考えてみましょう。

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遺伝子に見る恋愛の目的

オスとメスはお互いに
アピールをしあうというのは、

人間であれた動物や生物であれ
本質的には変わりはありません。

生物学的には、

恋愛というのは最終的に
生殖行動を通じて

自分の遺伝子を引き継いだ
子孫を残すために、

人間に備わったシステムがある、

と考える事が出来ます。

恋愛にはつきものの幸福感は、

遺伝子が人間に

「産めよ増やせよ」

とメッセージを送っているのです。

この本能に抗うことは
生物として不可能なようです。

このような視点で恋愛の
心理と行動を考える方法は、

進化心理学的アプローチ

と呼ばれます。

このアプローチから

私たちの恋愛相手の選び方が、

無意識にに子孫を増やすと言う
目的と関係している事が

また排卵期によって
好みが変化したりすることも

明らかになっているのです。

例えば、

世界のどの文化に行っても

左右対称に近い顔立ちをしており、

顔、身体のパーツに
イレギュラーな部分の少ない人が

「美男」「美女」

と判断されたりしますが、

これも見た目から、

病気に強く賢い、

という良好な遺伝子の
持ち主を探すため

だと考える事が出来ます。

バランスのより骨格ほど
免疫力が強く、病気に強い
ということが明らかにされています。

進化心理学における男女の恋愛心理の違い

サル山など動物の社会を見ると、

群れのリーダーとなり、
多くのメスを獲得できるオスは、

最も強い者というシンプルな
ルールが成り立っているわけです。

人間はもちろん、他の動物とは
違う習性があるわけですが、

進化心理学の視点では、

男女の恋愛心理の違いは、
生物学的に説明できるとします。

男性は子供のを作るために
提供するのは精子だけであり、

物理的には何人でも
子供を作る事が出来ます。

男性にとっては、

異性関係での関係とは
作った子供の数が多い事であり、

相手には無事子供を
出産してくれる事を求めます。

男性に好まれるグラマーな女性が、

骨盤が大きく安産型で
あるのはこのためです。

一方で、

女性は一人の子供を生むために

10月10日かかるため、

どうしても少数精鋭と
ならざるを得ません。

そのため、女性にとっての
成功というのは、

単に産むだけではなく、

産んだ子供が同じように

生殖行動が出来るようになるまで
無事成長してくれる、

という事になります。

女性の好みの変化もこうした
生物学的観点からも説明されるのです。

原始時代では、

子供一人を成人するまでに
育てる事は容易くなかったです。

このため、女性にとって
理想の男性を考えるには、

身体、頭脳の両面で優れた
遺伝子を提供してくれる
というだけではなく、

産まれた後の子供の保護を
してくれる優しい性格の持ち主
と言う点も重要になります。

生理周期、排卵期に見る女性の好みの変化

提供する遺伝子の質が高い事と、

産まれた子供の世話をする
優しい性格は、

女性が男性に求める
二つの性質なのですが、

両方を得る事が難しい
場合もあるでしょう。

良い遺伝子というのは、

物理的に強く大きく、
また外見も良い(=より「男性的」)

人物が持っているものですが、

そのような男性は
異性に人気があるが故に

浮気性で産まれた子供の
世話をしてくれそうになかったり、

庇護的ではなかったりします。

女性が妊娠可能な時期は、

生理の周期に影響を
受ける事から、

妊娠しやすい時期(排卵期)と、

そうでない時期で、
男性の魅力の感じ方が変わってくる

と考えられます。

ある女性の好みの顔に
関わる実験では、

コンピューターによる
画像処理を行って、

同じ人物をより男性的な顔と
女性的な顔に変化させました。

すると、排卵期にある女性は、
そうではない女性に比べ、

より男性的な顔を好む、

すなわちより強い肉体
提供してくれる遺伝子を好む

という事が分かりました。

逆に結婚後に自分と子供の
世話を見てくれそうな

女性的な顔の男性は、

排卵期以外の女性により
好まれた言います。

同じ女性であっても、
タイミングが変われば

好きなタイプが変わるというのは
非常に興味深い事実です。

進化心理学と女性の好みの変化

性行為が妊娠につながりやすい
時期である排卵日には、

無意識のうちにより良い
遺伝子を求めて相手を選ぶ
という自分の性質には、

実験に参加した女性も
気がつかなかった事でしょう。

いくら文明が発達しても、

こうした本質的な生物としての
本能がなくなるわけではありません。

排卵期や遺伝子の影響で
女性の好みも変化するのです。

さらに、現代では男性の外見に
女性の関心が集中するのは、

女性の経済的自立が進み、

男性の保護を以前ほど
必要としなくなった、

という社会的変化の影響も
受けているのです。

もちろん、

恋愛の全ての側面が進化心理学で
説明できる訳ではありません。

進化心理学をマスターすれば
異性にモテモテになる!

ということではありません。

もしそうであれば、

少子化などは起こらなかった
事でしょう。

ですが、私たちの
気がつかないところで、

相手の選び方などが
影響を受けているという事には
気をつける必要があるでしょう。

そしてこうした理論を知れば、

人生を幸福にするための
ヒントもつかめるかも知れません。

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