人の比較してしまう心理、上方比較と下方比較と社会的比較とは?

人の比較してしまう心理、上方比較と下方比較と社会的比較とは?
今回のテーマは、

人の比較してしまう心理、
上方比較と下方比較と社会的比較とは?

について紹介します。

人間というのは常に誰か他人との
関わりを持って生きています。

その中で幸せを感じたり、
成功を感じたりするわけですが、

ずっと無人島で一人で孤独に
暮らしていたとして、

こうした幸不幸の感覚を味わうことは
もしかしたらないかもしれません。

人は自分の状態を誰かとの比較
によって判断しているのです。

私たちは

いつも自分と周りの人を
つい比べようとしてしまいます。

「うわ、、私の年収低すぎ」

というキャッチフレーズ
オンライン広告が話題に
なった事がありますが、

働いていれば

周りの同僚や
同じような資格、職種の
人々の給料が気になるところです。

自分を他者と比べる過程は、

成人だけではなく
子供も行うと言われています。

比較する内容や相手や理由などは

性別や年代によって
異なると予測されますが、

他者と比べるという事は
恐らく全人類共通で
行われている事でしょう。

このような比較してしまう心理は、

社会心理学において
社会的比較と呼ばれています。

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人の比較してしまう心理、社会的比較とは?

社会心理学では

「人間には共通して、

自分の態度や能力を正しく
評価したいという動機が存在し、

そのための客観的、絶対的な
基準が得られない場合には、

他者の態度や能力と比較する」

と言われています。

例えば、

あるテストを受けた場合、

自分の能力がクラスの中でどこに
位置するのかを知りたいと思うでしょう。

自分の点数がどうであれ、

平均点と比べて不安になったり
安心したりするものです。

また、

「比較には、自分と態度や
能力があまりかけ離れていない
他者を相手にする」

と言われています。

例えば、

テストの得点を
他者と比べるときには、

常にトップをとるような
クラスメートと比べても、

あまり有効ではないでしょう。

(自分が上位数パーセントを
目指しているのであれば話しは別ですが)

逆に、いつも成績がビリの
クラスメートと比べても、

少しは安心考えられるかも
しれませんが、

自分の位置は把握しにくいでしょう。

このような社会的比較を
行う理由として、

自分の事を良く知りたいという
自己評価動機が挙げられます。

つまり、私たちは、

自分が相対的に見てどこに
位置しているのか、

また、自分は多数派と少数派の
どちらなのかということを
確かめたがっているのです。

恐らく原始時代に自分は
どの群れに属しているのかを
判断する生存本能から来ているのでしょう。

実に根深い心理なのです。

人の比較してしまう心理も
色々と複雑なメカニズムがあります。

上方比較と下方比較の心理学

社会的比較を行う理由によって

比較する相手の
パターンも変わってきます。

自分を持って成長させたい、

目標としてその他者に
近づきたいなどと言う

自己向上動機で他社と
比較する事は「上方比較」と呼ばれ、

自分よりも優れた他者と
比較します。

「上を見ればきりがない」

とはよく言われる言葉ですが、

自分より能力が高い人を
目標にして、

さらに努力するのです。

逆に、自分に対する自信が
なくなったので取り戻したい、

安心感を得たいなどという
自己高揚動機で

他社と比較するのは
「下方比較」と呼ばれ、

自分よりも劣った他者と比較します。

「自分はそこまで
底辺の人間ではない」

という事を確認して、
安心感を得るのです。

このどちらかを選択するか
と言うメカニズムには

自尊心が大きく関わってきます。

例えば、

自尊心が傷つけられたときに
下方比較する事で、

自尊心を回復させます。

動物は群れを作りその中で
序列を作りリーダーを決めます。

こうした序列を察する本能は
恐らく人間にも備わっているのでしょう。

社会的比較の活用法

また、比較の心理学を見ると、

平均以上効果と言う
現象も知られています。

これは自分はプラスの側面では
平均より上であり、

マイナスの側面では
平均よりも下であると言う
偏った見方を指します。

ある調査によると、

アメリカの高校生のほぼ全員が、

自分のコミュニケーション能力を
平均よりも高いと判断していました。

普通に考えればおかしな
結果でしょう。

なぜなら、

平均より高いと判断すべき人々は
全体の半分であるはずです。

しかし、高校生のほぼ全員が、

自分の事を平均よりも
高く見積もっていました。

また、日本においても
同様の調査を行ったところ、

経済力容貌などと言った
側面では平均より低いと
判断していたものの、

優しさ、真面目さなどと言った
側面では平均より高いと
判断していました。

このように、私たちは

上方比較、下方比較や
平均以上効果によって

自分たちに都合のよいように
生きていると言えます。

この人の比較してしまう心理が、

人生を幸福にしたり不幸にしたり
どちらにも働くわけです。

人は一人では生きて行けない
と言われますが、

これは人々が支え合って
生きているという意味以外にも、

人々が比較し合って
生きていると言う可能性
もあるのでしょう。

上方比較と下方比較など
社会的比較の特徴を知っておくと、

自分に都合のよい比較が
少しずつできるようになります。

他人に振り回され過ぎないためにも、

人の比較してしまう心理を
上手く活用したいものですね。

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