印象形成の実験に見る、好印象を与える順番の関係の心理学

印象形成の実験に見る、好印象を与える順番の関係の心理学
今回のテーマは、

印象形成の実験に見る、好印象
を与える順番の関係の心理学

について紹介します。

私たちの脳のはセンサーの
ようなものがあり、

例えば出会う人に対して、

「この人はこういう人だろう」

という直感を働かせます。

私たちは、日々、

多くの人々に囲まれて
生活している中で

「Aさんは爽やかな人」
「Bさんは難しい人」
「Cさんは穏やかな人」
「Dさんは外国の人」

といったように、

人に対して何らかの印象
(イメージ)を抱いています。

もちろんこれがいつもあって
いるという訳ではありません。

また、ある人のすべてを
知っているという事は、

なかなかありません。

従って私たちは、

人に対する印象を、

その人に関する全ての
情報から作る訳ではなく

その人に関して自分が
知っているいくつかの情報、

例えば

「Aさんはスポーツが好き」
「Aさんはいつも
大きな声で挨拶をする」
「 Aさんのつけている時計は
○○のブランドだ」

…と言った情報を
組み合わせて作ります。

このように、

ある人に対する印象を

その人に関する限れた
情報から作る事を心理学では

「印象形成」と言います。

そして相手に好印象を与えるには
順番がものすごく大切

だと言う事が分かっています。

スポンサーリンク

印象形成の実験の心理学

順番が違えば全て違う…

これは面白いものです。

野球でも打順が変われば
チームの働きが変わったり、

料理でも食材や調味料の入れる
順番が変われば味が変わったりします。

印象も同じなのです。

ある人に関する情報として

7つの形容詞を読み上げて

実験参加者がその人に
対して形成した印象を

検証するという実験があります。

「知的な」
「器用な」
「勤勉な」
「温かい」
「決断力のある」
「実際的な」
「用心深い」

という7つの形容詞を
読み上げられる実験参加者と、

「知的な」
「器用な」
「勤勉な」
「冷たい」
「決断力のある」
「実際的な」
「用心深い」

という7つの形容詞を
読み上げられる実験参加者がいました。

つまり

「温かい」「冷たい」

意外の6つは
全く同じ形容詞です。

そして、実験参加者は

「寛大な-狭量な」
「賢い-賢くない」

など対になった18の印象後のうち、

その人に対して抱いた印象に、

当てはまる方を選択するというものです。

好印象を与える順番の関係の心理学

この印象形成の実験の結果は、

「温かい」を含む形容詞を
読み上げられた実験参加者の方が、

「冷たい」

を含む形容詞を
読み上げられた実験参加者より

その人に対して

「寛大な」
「賢い」
「幸福な」

といった肯定的な
印象を持っていました。

これは

「温かい」「冷たい」

という形容詞が、

その他の形容詞の意味の
解釈に影響を与えていたため
である事が分かりました。

それでは

「温かい」「冷たい」

という形容詞を
加えるのではなく

6つの形容詞の順番を
単に変えるだけでは
どうなるでしょうか。

この問いに答えるために

6つの形容詞を

肯定的なものから
否定的なものの順に

「知的な」
「勤勉な」
「衝動的な」
「批判的な」
頑固な
「嫉妬深い」

と読み上げられる
実験参加者と、

逆に否定的なものから
肯定的なものの順に

読み上げられる
実験参加者を比較しました。

すると、

肯定的な形容詞から
読み上げられる方が、

否定的な形容詞から
読み上げられるより、

その人に対して肯定的な
印象を形成する事が分かりました。

つまり好印象を与えたのです。

こうした印象の感じ方は
思い当たる節もあるのでないでしょうか。

良い印象を与えるには順番が大切

つまり、

全く同じ情報でも
得られる順序によって、、

相手に対して異なる印象を抱くのです。

これは、

先に得られた情報の方が、
後から得られた情報より、

印象形成に大きな影響を
与えるためです。

このように、

私たちはある人に関する
いくつかの情報の中でも、

特に先に得られた情報をもとに、

その人に対する印象を
おおざっぱに作り上げてしまいます。

よって、

相手に好印象を抱かせるには

初対面で自分の優しさ(温かさ)
を示すと効果的です。

逆に、普段どんなに優しい人でも

初対面で冷たい人だと
思われてしまうと、

その後も良い印象が
得られにくいので

注意する必要があるでしょう。

一般的に

「第一印象が大切」

とよく言われるのは、

こう言った効果のため
だと考えられます。

やはり人間関係の鍵は
初対面が握っている訳で、

その時にできた印象は後々
変えることが難しくなります。

それが印象形成の実験に見ることが出来ます。

さてあなたはこの実験から
何を意識するでしょうか?

人間の脳は案外いい加減なものですが、

こうした知識を知っておくだけで
色々な場面に応用できそうです。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

こちらの記事もおススメ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>