ドラッカー流..成果をあげる意思決定のテクニックと決断方法


今回のテーマは、

ドラッカー流..成果をあげる
意思決定のテクニックと決断方法

について紹介します。

前回紹介したように、

原則に沿ったぶれない
意思決定がビジネスを成長させるために
非常に重要なのですが、

意思決定と言うのは
ともかく、簡単に焦って行わず、

じっくりと正しい決断ができるように
臨む方が良いでしょう。

たったひとつの意思決定で
その後のビジネスが左右する事もあります。

間違った判断は命とりになりかねません。

今回もドラッカー流、
成果をあげる意思決定のテクニックを
いくつか紹介します。

例えば「やるのか、やらないのか」
と言う根本的な決断にとらわれるあまり、

実践するための必要条件や
ノウハウを固めないうちに実行に移す、、

そして成果もあげられず、
結果的に間違った決断だったと言うような
過ちを犯してしまいがちです。

人間の行動において「決定」「決断」
というのは大切な事ですが、

「意図」や「選択」など
似ているようで全く違う概念があり、

間違いやすい事に気をつけましょう。

無駄な行動を100やるよりも
有益な行動を1やるほうが、

成果や結果が出る事が
ビジネスの世界でも良くある事です。

だからこそ慎重に確信を持った
意思決定の方法、テクニックを理解しておく事は
非常に有益な事なのです。

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中身の詰まった意思決定こそ成果を生む

「決定されたプランを具体化する行動方法や
取り組み手順、実行責任者や担当者が
明確になっていない意思決定は

実は決定ではなく単なる『意図』にすぎない」

…こうドラッカーは卓言を吐いています。

ビジネスにおける大きな決定ほど、

実はこの中身を詰めていない
判断を下しがちです。

経営方針を決定しただけで、

その方針を具体化する方法や
期間などは何一つ決まっていない、、

しかし大きな決定だけに
「何かを決めた」と言う満足感はある。。

と言う状態で、

これは意思決定の罠となります。

結果的にその決定は成果の出ない、
絵に描いた餅、ただのお題目と化するのです。

意思決定には、最善の決断が
最善の結果をもたらさない場合もありますが、

意思決定の失敗の多くは、
こうした形だけの決定があり、

実行内容をおろそかにしたケースなのです。

満場一致なら決定しない

さらに意思決定におけるテクニックで

『満場一致なら決定するな』

とドラッカーは述べています。

「正しい決定は相反する意見や
異なる視点の衝突から生まれる。

従って必要なのは、
意見の一致ではなく不一致であり、

全員の意見が一致した場合は
決定すべきではない」

とさえ言っています。

これはユダヤ教の考えで
全く同じものがあるのですが、

ユダヤ教には全員一致、
全員賛成の案件は実行すべきでない
と言う叡智があります。

ドラッカー自身がユダヤ人ですし、

欧米の優れた経営者の多くは
ユダヤ人と言う事実からも

この格言は生まれたのかもしれませんが、

それだけ満場一致ならやらないという
意思決定のテクニックは重要なのでしょう。

「和をもって尊しとなす」

日本人にとって理解しづらい
考えかもしれませんが、

次のように考えてみてください。

意見の不一致があると言う事は、

選択肢が存在すると言う事です。

選択肢があれば、
十分に検討する時間が持てる事になり、

誤った決定をしてしまう
リスクも少なくなります。

反対意見が出ると多角的に
検討する事によって参加者の理解も深まり、

その上で多数決をとれば
リスクは最小に抑えられます。

たとえ結果的に決定が誤っていたとしても
議論を尽くしたと言う納得感は残ります。

成果を上げる意思決定のテクニック

逆にもし「異論なし…」と
全員一致で通過した議案と言うのは、

問題に関する吟味が不足しがちなので、

その場のムードに流されて
失敗につながる危険性が高くなる上に

責任の所在も曖昧になりがちです。

いわゆる「いい人」と呼ばれる
男性が優しいのにあまり女性にモテない…

と言う話がありますが、

これも相手の意見にすべて賛成し
反対意見を一切言わないことが、

本人からすれば美徳なのかもしれませんが、

それは責任をとる事を恐れ
批判を受け止める強さもないと言う事

女性から見ると「頼りない」と映ってしまう。

友人としては良いが、恋人としてはちょっと、
一緒にたら楽だが、ときめきを覚えない、、

と言うメカニズムと同じような事でしょう。

従って、ビジネスでも
成果を上げる人間と言うのは、

意思決定のプロセスで
意図的に意見の不一致を作り出す事もある

と言うのがドラッカーの指摘です。

不完全な意見や
もっともらしいが間違った意見をあぶり出し、

議論を深める事で、

決定に際してそれらを排除する
と言う効果を狙うのです。

こうした意思決定の手法は
極めて参考になるテクニックです。

これは組織内だけでなく、

自分一人の意思決定
タイムスケジュールや人生のプランに
おいても応用できます。

例えば

「今月は○○をやろう」

と自分で思ったとすれば、

それに反論する意見も自分で出すのです。

「いや○○と言う選択肢もあるぞ」
「今はそれをやる時期なのか?」
「それは俺にとって本当に必要か?」

自分で自分に反論するのです。

或は家族や身近な友人に
客観的な意見を言ってもらうと良いでしょう。

とにかく、
多角的に検討できる事が
正しい意思決定をするコツです。

ぜひ頭に刻み込んでおき、

意思決定の場面で使ってみるように
してみる事をお勧めします。

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