贈り物、プレゼントの気持ちの負担と見返りの心理学

贈り物、プレゼントの気持ちの負担と見返りの心理学
今回は贈り物、プレゼントの
気持ちの負担と見返りの心理学
について紹介します。

新たな美容院を開いたばかりの
篠原さん、

少しでもお客さんに
来てもらおうと色々と
作戦を練りました。

近くにはいくつも
美容院、理容院があり激戦区なのです。

そこで、

ちょうどお歳暮の季節でもあり、

近所で少しでも接点のあるお宅に
奮発してお歳暮を贈りました。

かなりの費用がかかったのですが、

広告宣伝費だと思って
惜しまなかったのです。

ところが、

その効果はあまりなかったようです。

それどころか、
仲のいい近所の奥さんから
こんなことを言われてしまいました。

「あんまり親しくもないのに、
高価なものを贈られると、

困っちゃう人がいるわよ、きっと。
お返しだってバカにならないし、」

確かに、心理学的にいっても
その通りなのです。

篠原さんは

お返しを期待していた訳ではなく、
お店に一度でも来てもらえれば
それでよかったのですが、

裏目に出てしまったようです。

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贈り物、プレゼントは気持ちの負担になる?

お世話になっている人たちへの
お中元、お歳暮は常識とされています。

また贈り物をもらうのは、

基本的に嬉しいものであり、
それをくれた人に対しては
好意が生まれるものです。

しかし、、

ときには、プレゼントを
貰った事が気持ちの負担に
通じる事があるのです。

好きでもない人、
それほど親しくない人から

高価なものを貰ってしまった場合、

好意と気には
プレゼントを返したくなる気持ち
になる事さえあります。

一般に何かを受け取ると、

それに対して「お返し」を
してお互いの関係のバランスを
とろうとする心理が働きます。

物質的にも心理的にも
貸し借りのない状態が、

お互いに心の負担のかからない、
最も快適な人間関係だからです。

あまりにも心の負担、
負荷になるものを贈り物として
貰ってしまった場合、

その相手に対して好意どころか、
嫌悪感さえ感じてしまうのです。

とくに「何の見返りもいらない」

という風に、バランスを
取る事を拒否されてしまうと、

いつまでも重荷を背負う事になり、
物質的には利益を得たはずなのに
不快な状態に陥ります。

贈り物、プレゼントと見返りの心理学

プレゼントと言う行為が
人間関係に及ぼす効果について

以下のような実験が行われました。

被験者は、日本、アメリカ、
そしてスウェーデンの大学生、

一度に6人の被験者を集めて、
チップを賭けてゲームをさせます。

ただし6人は別々のブースに
入れられており、

実験者を通じて
メモをやり取りできる以外

直接話したりはできません。

ゲームの勝ち負けは
実験者によって操作されています。

何回かゲームをした所で、
全員に「あなたは目下最下位だ」
と告げます。

もう一度負けたらすべての
チップがなくなってしまうという状態に
全員を追い込んだ所で、

各被験者に10枚のチップと
手紙が渡されます。

各被験者には
これは他のいずれかの被験者からの
プレゼントであると告げられます。

その手紙には次の3パターンがあります。

1.チップは返さなくても良い
2.もしゲームに買ったらチップを返してほしい
3.利子を付けてチップを返してほしい

実験の結果、
アメリカ人と日本人は、

2.「ゲームに勝ったら返してほしい」

という送り主を好意的に思い

スウェーデン人は
3.の送り主を好意的に
思う傾向がある事が分かりました。

つまり、

1.の「返さなくて良い」
という無償のプレゼントは、

どの国でも好意的には
見られないという事なのです。

せっかくのプレゼントが
あだにならないように

相手の深層心理にも気を配りたいものです。

気持ちの負担と見返りの
心理学を考慮し、

お互いの人間関係を
バランスよく考え、

それを崩さないように
贈り物を決めるようにしましょう。

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